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パターン別にみる「赤ら顔」の原因や対策方法とは?スキンケア・メイク・皮膚科での治療について

顔がリンゴのように赤くて恥ずかしいそんな経験ありませんか。それは「赤ら顔」かもしれません。赤ら顔は様々な原因があり人それぞれ。今回は赤ら顔の原因や対策、スキンケアやメイクのポイント、皮膚科での治療についてご紹介します。

パターン別にみる「赤ら顔」の原因や対策方法とは?スキンケア・メイク・皮膚科での治療について

2018年04月03日更新

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記事の目次

[1]赤ら顔の原因とは

赤ら顔とは?

赤ら顔とは、お酒を飲んでいるわけでもないのに顔が赤くなる状態のことを指します。気温が低い冬など乾燥してくると頬が赤くなる経験は皆さんもあると思いますが、「赤ら顔」になる原因はその他にもたくさんあり季節や暖寒差に限らず1年中悩んでいる方も多くいます。

赤ら顔の原因は大きくわけると2つ

赤ら顔の原因は大きくわけると、血管や血管中の血液が原因で起こる場合と皮膚自体の炎症によって起こる場合の2つに分かれ、さらにその中で細かくタイプに分かれています。

血管や血管中の血液

私たちの体の中にある毛細血管は、血管を拡張したり伸縮させることで、体温を調節しています。しかし血管の収縮力が低下してしまい拡張したままだったり、毛細血管が切れてしまっていたり、血液の量が過剰に増えて、普段は見えないはずの血液が肌から透けて見えてしまうことで顔が赤く見えるのがこのタイプです。このタイプは生まれつきや体質が原因であることが多いようです。

  • 毛細血管拡張症
  • 毛細血管拡張症は、まだ原因がはっきりとは分かっていないのが現状ですが、何らかの原因によって血管が拡張し、血流が増え、そして血流がそこで止まってうっ帯している状態で、毛細血管が皮膚から透けて見えている状態です。自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、私たちの体が活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時に働くのを交感神経と呼びます。

    反対にリラックスしていたり眠っている時に働くのが副交感神経です。自律神経がバランスよく働くことで、血流やホルモン、神経系をコントロールして、健康を維持していますが、この交感神経が必要以上に高ぶってしまう状態、つまりはストレスなどにより緊張状態のままになっていることが原因ではないかとも考えられています。また毛細血管拡張症は気温差が大きいところでも起こりやすいとも言われています。

  • ホットフラッシュ
  • 一般的に45歳~55歳くらいの女性が起こりやすいホットフラッシュ。ホットフラッシュは閉経前後5年間、合わせて10年間くらいの更年期時に起こる障害の症状の一つです。これは女性の身体が妊娠可能な時期から不可能な状態へと移行している時期のことでホルモンバランスや自律神経の乱れを生じさせます。

    更年期障害に関しては個人差がありますが、脳からのホルモン分泌を指令するホルモンの分泌と実際の卵巣から分泌される女性ホルモンと言われる卵胞ホルモンと黄体ホルモンのバランスが崩れる(閉経に向かって卵巣からの分泌が不安定になる)ことによっておきる症状です。それによってホルモンバランスや自律神経が乱れ、温度変化や物理変化に影響されて皮膚に近い部分の血管が拡張することで特に何もしていないのに急に身体がのぼせる、冬でも汗をかく、顔のほてりを感じるなどのホットフラッシュの症状が出ます。

    女性に多いと思われがちですが男性でも更年期障害がありますし、前立腺がんにおけるホルモン療法の副作用にもホットフラッシュがあります。元々汗をかきにくい方や新陳代謝が悪い方などはホットフラッシュになりやすいともいわれています。ホットフラッシュは自律神経の乱れが整えば改善されます。女性なら婦人科、男性なら更年期専門外来やメンズヘルスクリニック、内科を受診しましょう。

    余談ですが、病気ではありませんが、病気のように重症化してしまう場合もあるので、あまり深刻になるのはよくありませんが、今ある状況を受け入れてストレスケアに努めること、メンテナンスをすることはとても大切です。ストイックな方が症状が重くなってしまう場合が多いようです。

  • 赤面症
  • 赤面症は、人前で緊張や不安などを感じると顔や耳のあたりが赤くなる症状のことです。なぜ赤面するのか原因はまだ分かっていませんが血の巡りも自律神経によってコントロールされていて、交感神経が優位になることで皮膚の血流が増えるために身体症状として顔が赤くなると考えられます。また緊張しやすい性格や元々交感神経が活性化しやすい体質の方は赤面症になりやすいことも考えられます。赤面が明らかに異常で生活への支障が出ている場合には精神科を受診するのが良いでしょう。

  • 菲薄化
  • 菲薄化とは加齢による女性ホルモンの減少によって起こることをいいます。肌の弾力の元と言われているコラーゲンやエラスチンの量が減少し、真皮層の厚みが失われる状態です。真皮層の衰えは表皮層への血流が減り、肌細胞を作り出す力が衰えて、表皮も薄くなるために皮膚自体も薄くなってしまいます。よって通常皮膚からは見えない毛細血管も皮膚が薄いことで透けてみえ顔が赤く見えます。

    特に鼻や頬は皮膚が薄いため赤くなりやすく目立ちます。菲薄化は加齢によるものがほとんどなのですが乾燥や皮膚への摩擦、間違ったスキンケアの影響で年齢に関係なく悩んでいる方も多くなってきました。菲薄化は女性ホルモンの低下によって引き起こるものなのでホルモンバランスを整える効果のある大豆イソフラボンの摂取や栄養バランスの整った食事、肌に負担をかけないスキンケアが重要です。

  • 肩こり、首こりによる血流の悪さ
  • 意外と見落としてしまいがちな点ですが、顔のクスミ、赤みが取れない理由に首や肩、もしくは背中にある筋肉の強ばり、つまりは『コリ』が挙げられます。血流は全身を廻るもの。首のコリによって血流が悪くなることは顔への血流の悪さにも繋がります。透明感のあるお顔に導くためには首コリ、肩コリは改善させておかなくてはいけませんね。

皮膚自体の炎症

様々な肌トラブルが原因で肌が炎症を起こしている、また間違ったケアにより肌が薄くなり血管が透けて見えているケースもあるのがこのタイプです。

  • 脂漏性皮膚炎
  • 顔以外にも、髪の生え際、耳周り、頭皮、鼻の脇など皮脂の分泌が盛んだったりこすれやすい部分に赤みが出ます。原因はいくつかあるようですがその一つにマラセチアというカビの一種が挙げられます。マラセチアは普段から人の皮膚に存在していますが皮脂が多い所で異常繁殖しその代謝物が肌に炎症を引き起こすと言われています。

    赤みのある麟屑(りんせつ、薄皮が剥がれそうな状態)を伴う場合があります。新生児から生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃんや思春期以降の特に30代40代に多くみられ、赤ちゃんは自然治癒しますが成人の場合は慢性化することも多いとされています。

    ケアの仕方としては、保湿をして、剥がれかけている皮膚を優しく取り除くこと、保湿すること、保水することで、赤みを引かせることができます。ワセリンなど手に入りやすく使いやすいですね。ですが、もし、このような症状があった場合は皮膚科を受診して適切なケアの仕方やお薬を処方してもらうようにしましょう。

  • ニキビ
  • ニキビはアクネ菌によって起こる肌の炎症です。炎症を伴う赤ニキビや紫ニキビができると、毛穴だけでなくそのまわりにも広がり、赤くなります。炎症が続いている間はもちろんのこと、炎症の範囲が大きかったり炎症が続く期間が長いと、ニキビが治っても赤みが残ってしまいます。

    また、ニキビが同じ場所に繰り返しできたり、完全に治る前に別の場所にできたりすることで持続して顔が赤く見えます。このようにニキビが常習化することで肌の炎症の赤色が色素沈着により定着することで赤ら顔の原因となります。

    ニキビを防ぐためには、栄養バランスの整った食事を心がけること、ホルモンバランスも関係しますので、ストレスケアも大事です。それと共に一番大事なのは洗顔やスキンケアによって肌を清潔に保ち、きちんとした保水、保湿、ビタミンCなどの皮脂コントロールも必要です。しかし、重症の場合にはセルフケアではなく皮膚科を受診するようにしましょう。

  • 酒さ
  • 酒さとは鼻や頬、額や口周りなどに赤みやほてりなどが出て長期間赤みが引かない状態のことを指します。慢性的な皮膚疾患の一つで20~60代の幅広い世代にみられますが、はっきりとした原因はわかっていません。酒さは3段階に分けられ鼻や頬だけの軽い赤みのものから顔全体が赤くなり、鼻周りの膿疱が悪化してミカンの皮のようになる重度のものまで個人差がみられます。酒さについては投薬治療がメインとなりますが酒さの治療は医師でも難しいため皮膚科選びも慎重に行いましょう。

  • 酒さ様皮膚炎
  • 酒さと似たような症状がみられます。ステロイド外用剤を長期間使用することによって起こります。しかしながらステロイド外用剤の具体的な使用量や、使用期間は正確には定まっておらず、同じ量や同じ期間使用しても、症状があらわれる人とあらわれない人など個人差があります。

    また皮膚の状態が良くなるといった理由で化粧下地として使用し酒さ様皮膚炎になってしまう方もいるようです。ステロイド外用は本来長期間使用するものではありません。使用料や期間を守って正しく使用しましょう。ステロイド外用が悪いというわけではないですが、ステロイドを外用することで、皮膚が薄くなる、敏感になるという症状が生まれますので、皮膚科の受診と共に気を付けた方が良いでしょう。

  • 光線過敏性皮膚症
  • 真夏など強い紫外線に長時間当たると日焼けすることがありますが、本来人に影響がない程度の紫外線であっても、皮膚が過剰に反応をしてしまい、炎症を起こす場合があります。これを光線過敏性皮膚症と言います。この病気は、原因がいくつかありますが薬などの外部からの影響と、体質が原因の場合があります。その他にも日光アレルギーや日光性皮膚炎などがあります。肌への異変を感じたら皮膚科やアレルギー科を受診しましょう。

[2]赤ら顔の改善方法や対策とは

スキンケアのポイント

クレンジングは洗浄力が高いだけではなく肌に優しいものを

赤ら顔が気になるとき、しっかりカバーをしたいという気持ちから、ベースメイクは濃くなりがちです。メイクは毎日しっかり落とさなければ肌の負担になりますが、必要以上に洗浄力の強いクレンジングでメイクを落とすこと、擦るなどの物理的な刺激は肌への負担になってしまいます。赤ら顔の人は肌が敏感であったり薄くなっている場合が多いので、メイクが落ちることはもちろん、刺激の少ないクレンジングを選ぶことが必要です。

クレンジングは油分、水分、界面活性剤でできていますが、クレンジングミルクは油分と水分とのバランスが良く、界面活性剤はあまり使用されていません。メイクだけを乳化させ汚れのみ浮かせて落とすので肌への負担が少なく、敏感肌などの方に向いているクレンジングです。

また、クレンジングジェルもオススメです。クレンジングジェルは水分量の多いクレンジング量です。赤みが出やすい、肌表面の水分量が低下している状態の赤ら顔にとても最適と言えるでしょう。しかし、オイルが含まれていないため、メイクを落とすために界面活性剤が必要になります。できるならば、石油系合成界面活性剤の含まれていない、自然の界面活性剤を主成分とするような、肌負担の少ないタイプのものを選ぶようにしましょう。

クレンジングミルクもクレンジングジェルも使用する際に気を付けたいのは、まずは使用量です。少な過ぎる場合、どんなに優しいものを使っていても肌に摩擦を与えてしまうことになります。また、オイルやクリームに比べるとメイクが落ちにくいので、アイメイクなどには専用リムーバーを、使うようにしましょう。

洗顔はぬるま湯で手短に

基本的に洗顔は朝夕の1日2回で十分です。ネットなどでしっかり泡立てて泡を転がすように優しく洗顔し、32℃~35℃のぬるま湯でやさしく丁寧に洗いましょう。ゴシゴシと力を入れて洗ったり洗顔のしすぎは肌に刺激や負担がかかり、赤ら顔を悪化させる可能性があります。赤ら顔の時の洗顔には肌にやさしい無添加で弱酸性の洗顔がおすすめです。

化粧水、乳液はしっかり浸透させる

乾燥が赤ら顔の原因となっている場合もあります。保湿が重要になります。化粧水を塗布する場合、コットンを水道水で濡らし、絞ったものに化粧水をたっぷり含ませ、優しく肌に浸透させていきます。その後は乳液などでしっかり蓋をして蒸発させないようにしましょう。肌の状態を良くしようと化粧水や美容液、乳液、クリームとたくさんの種類の基礎化粧品を使うと、その分肌を擦る回数が増えてかえって刺激になってしまうこともあります。

また、肌が敏感になっているときに過度なスキンケアをすることは、滲みたり更に赤くなってしまうこともありますので、何を使ったら良いのか迷ってしまった場合、化粧品のプロである、エステティシャンや、ビューティーアドバイザーに相談しましょう。

化粧品・メイクの気を付けたい点やポイント

グリーンやイエローの下地を使用する

化粧下地はグリーンやイエローを選びましょう。顔の赤みを消してくれるのはグリーン、自然な肌色に近づけてくれるのはイエローがおすすめです。下地が白いと顔の赤みをカバーしきれませんし、ピンク系はさらに赤みを増長させてしまいます。顔色はブルーベースかイエローベースに分けることができます。腕の血管を見て血管が青く見えるようならブルーベース、血管が緑に見えるようならイエローベースになります。

さらに白目が水色っぽいようならブルーベース、白目が薄いベージュっぽいようならイエローベースとなります。ブルーベースの肌の方はグリーンの下地が馴染みやすく、イエローベースの肌にはイエローの下地がおすすめです。中には中間肌の方もいると思いますがそんな方はイエローとグリーンを混ぜたりして色の濃さを調整すると良いですよ。

頑固な赤みにはグリーンのコントロールカラー

頑固な赤みにはグリーンのコントロールカラーがおすすめです。日焼け止めや下地の後に塗りましょう。後で調整しやすいように、指に薄くとり赤みが気になる部分に薄めに塗っていきます。コンシーラーブラシなどを使ってのせると綺麗にのせることができますよ。コントロールカラーをのせたら指で外側に伸ばしていきましょう。

この時、やさしく丁寧に伸ばします。外側に伸ばしていくことで中心部より外側が薄くなりグラデーションができ自然な立体感を作ることができます。最後に指である程度伸ばしたら綺麗なスポンジでコントロールカラーをトントンと小刻みに肌に叩き込んでいきましょう。コントロールカラーが肌に密着されメイクの持ちも良くなります。

顔全体が赤みを帯びている場合には、ベージュやイエローのコントロールカラーがおすすめ。両頬、おでこ、鼻、あごにコントロールカラーを置き同様に馴染ませていってください。

ファンデーションはベージュかイエロー

ファンデーションはベージュやイエローを選ぶと良いでしょう。ピンクは赤みを増長させますので選ばない方が良いですよ。さらに色白の方は明るめを、色黒の方は暗めのものをチョイスすることでうまく赤みを隠してくれます。肌の色は個人差がありますので肌に乗せてみてチェックすることが大切です。注意点としてはファンデーションだけで赤みをカバーしようとしないことです。下地の段階で赤みを調節することで自然と赤みをカバーすることができますよ。

赤ら顔でもチークは入れて

チークをいれると赤ら顔が目立つと心配する方も多いでしょうが、チークは入れるようにして下さい。赤ら顔の赤みはムラがあります。そこでチークを入れることで左右均等な血色を作ることができます。またチークをいれることでチークに視線が集まり全体のバランスがよくなり活き活きとした表情を作ることができます。チークの色はオレンジ系がおすすめですよ。

最終兵器はコンシーラー

カバー力が高いのがコンシーラー。隠しきれなかった赤みを消す最終兵器として使用しましょう。カバーしたい範囲が部分的である場合は、固めの質感のもの、カバーしたい範囲が広い場合は、リキッドやクリームタイプなど伸びの良いコンシーラーを使用しましょう。

コンシーラーは油分も多いので最初に使わず下地やコントロールカラーの後に使用しましょう。指で塗る方も多いようですがコンシーラーブラシを使用すると薄く均一にカバーすることができるのでおすすめです。コンシーラーは肌に近いイエロー系を選んで、綺麗なスポンジで肌に叩き込みしっかりなじませましょう。

自然な色みで

赤ら顔の時の口紅の色は、オレンジベージュやピンクベージュ、コーラルベージュがおすすめ。赤い口紅は更に顔の赤みを目立たせてしまいます。口紅は自然な色みを使用しましょう。淡い色の口紅を使用する際はリップライナーを使って縁取りを忘れずに。キチンと仕上がり大人の女性を演出できますよ。

アイシャドウで顔の明るさアップ

顔に赤みがあることでくすみが気になるという方も多いはず。特にイエローベースの方は顔が赤茶っぽくなりがちです。そこでアイシャドウを使って顔色を明るくさせましょう。パールホワイトやパールピンクを眉下ぎりぎりまで塗ってください。発色を良くする効果もあるアイシャドウはとても便利なので活用しましょう。

運動や食事などの生活習慣

食事内容を見直し規則正しい生活を

赤ら顔は、外側だけでなく内側のケアも大切です。アルコールや唐辛子、コショウなどの香辛料は、毛細血管を拡張させる作用があります。習慣的に摂取することで血管が開くだけでなく血流も滞り、血管内に血液が溜まりやすくなってしまいます。アルコールや香辛料はほどほどに控えましょう。

そして海藻類や緑黄色野菜、根菜類を意識して野菜中心でバランスのとれた食事を摂りましょう。また便秘も赤ら顔には厳禁。便秘になると皮膚に老廃物がたまり、血流も滞り、ニキビや肌荒れの悪化に繋がります。そのことで赤ら顔がひどくなったり、なかなか改善しないきっかけになっていることも。便秘解消のためにも食物繊維を多く含む根菜などを摂取したり、水分補給も必要、そして適度な運動もを行いましょう。

十分な睡眠をとることも大切です。睡眠不足は、自律神経の乱れにもつながります。自律神経の乱れは血流を悪くし、毛細血管の拡張を起こす原因にもなります。しっかりと睡眠をとりましょう。

マッサージやストレッチで血行改善する

普段から血行を良くしておくのは大事です。血行が良くなるマッサージやストレッチはおすすめです。簡単にできるマッサージとしておすすめなのが足裏マッサージ。握りこぶしを作って足裏全体を押したりこすったりしながら刺激を与えましょう。足の指も1本1本つまんで刺激を与えましょう。足には色々なツボがあります。手軽に気分転換も図れておすすめですよ。

また、スキンケアの中で、首やデコルテのマッサージを優しく行うこともオススメです。赤みが出やすい場合、顔のマッサージは時として摩擦になり逆効果になりかねません。それなので、首やデコルテ、耳周りや頭といった、顔の周りをマッサージして、血行やリンパ液の流れを整えることは顔への血流アップに繋がります。

寒さ対策をしっかりと

冷えも赤ら顔の原因となっていることもあります。寒い時期に外出する際には寒さ対策を行ってください。冷たい空気が顔に当たらないようマスクやストールなどで顔を覆いましょう。また足元も靴下やウォーマーを使って冷やさないようにしてください。室内から外に出る時の温度差が極力少なくなるよう工夫をしましょう。

皮膚科での治療について


症状がひどい場合には自己判断せず皮膚科へ行きましょう。赤ら顔の治療には以下のものがあります。

漢方薬

気温差やアルコールに弱い方は血管が広がりやすい傾向があります。漢方の中でも血流を改善する効果があるといわれる桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、温経湯(うんけいとう)、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)、生姜(しょうが)、甘草(かんぞう)茯苓(ぶくりょう)川キュウ(せんきゅう)は赤ら顔におすすめです。漢方は副作用は少ないとされていますが医師や薬剤師に相談して服用するようにしましょう。

光治療

カメラのフラッシュのような光で血管や沈着した色素を破壊し、拡張した毛細血管を縮小させて赤みを目立たなくさせます。レーザーに比べ痛みが少なくダウンタイムと呼ばれるかさぶたや一時的に肌が茶色っぽくなるなどの症状も短い期間で済むとされています。

レーザー治療

レーザー治療といっても症状によって使用するレーザーも異なります。保険適用になるのはダイレーザーです。毛細血管拡張症の際に多く使用されます。その他にもヤグレーザーなどがよく使用されますが保険適用外となっています。一言で「レーザー治療」と言っても様々なものがあります。きちんと説明を受け、その後のスキンケアの注意点などを教えてもらうようにしましょう。

イオン導入

薬剤に電流を流してイオン化し毛穴から肌に有効成分を浸透させる方法です。ビタミンCやA、トラネキサム酸などの有効成分を普通に塗布するよりも効果的に浸透させることができます。赤ら顔以外にも、ニキビなど様々な肌のトラブルに効果的な方法です。何をイオン導入すればいいのか、それは肌状態によって違うので、セルフトリートメントできる機器もありますが、赤ら顔の場合はエステティックサロンや美容皮膚科など、専門家に診てもらうようにしましょう。

硬化療法

毛細血管拡張症の原因と考えられる血管に硬化剤を注射し包帯で圧迫することによって血管自体を細くする方法です。太い血管はレーザーの効果が少ないためこの方法が用いられます。治療後も日常生活には支障がありません。本来、下肢静脈瘤治療に使われる治療法です。

[3]さまざまな原因がある「赤ら顔」

赤ら顔の原因は様々で、誰でも起こりうる症状です。改善方法や対策について述べましたが、火照りやひりつきを感じることがあれば、赤ら顔であるだけではなく、敏感肌にもなっている場合も考えられます。そういったとき、また、効果が得られない時には、皮膚科などの医療機関を受診しましょう。また改善された後も再発させないよう、日々の生活やスキンケアを見直し再発させない意識を持つことも大切です。


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