今さら聞けない!?スキンケアの基本と美肌の関係
「健康でキレイな肌を手に入れたい!」美肌を目指して、色々な基礎化粧品を試されている方も多いのではないでしょうか?そもそも「スキンケアって何だっけ?」「この化粧品は私に合ってるのかな…?」今更聞けない、肌のお手入れの基本を知って、自分に合った基礎化粧品を選ぶ事で、美しい肌を手に入れましょう!
2017年12月31日更新
記事の目次
[1]スキンケアって何のためにするの?
雑誌やCM等でよく目にする「スキンケア」という言葉。直訳すると「お肌のお手入れ」という意味ですが、普段お肌の状態に満足されている方はどの位いらっしゃるのでしょうか?
お肌のタイプは人それぞれで、季節ごとに変化するお肌の状態や、年齢によるトラブル、体調や精神的なバランスでもお肌の変化は著しいものがあります。基本的なお手入れの順番や、それぞれの役割をしっかりと理解してケアするだけで、お肌の状態は大きく変わります。それでは、スキンケアの基本を確認していきましょう!
スキンケア基礎化粧品の役割は?
スキンケアの役割としては、肌が影響を受けやすい「乾燥・摩擦・紫外線」等から肌を守り、お肌の持つ恒常性(良い状態でいようとする性質、ホメオスターシスとも言う)を保てるよう、肌環境を整えることです。
しかし、例えばですが、メイクをしっかりする日、1日アウトドアをする日、家でゆっくり過ごす日というように同じ人でもその日の行動パターンで肌環境は変わっていきます。さらに、季節や体調、生理周期によるホルモンバランスの変化、年齢、食生活や精神状態などによっても、大きく変わります。まずは、自分の肌を知ることが必要です、そうすることで、おのずと気をつけなければならないこと、ポイントもわかるようになります。まずは一番基本的なスキンケア方法について確認してみましょう。
- クレンジング
メイクや皮脂汚れを落とす役割があります。メイクを行った場合はもちろんですが、肌状態によってはメイクをしていない時や朝のクレンジングもオススメです。
クレンジングをする際のポイントは、クレンジング量を少したっぷりめにとること、肌摩擦にならないよう、指先に力を入れずにクルクルと毛穴を立ち起こすようにやさしく行うこと、しっかりすすぐことです。
- オイルタイプ
- リキッドタイプ
- ジェルタイプ
- クリームタイプ
- ミルク
- 洗顔
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
- クリーム
- パック
- 手を洗う
- 洗顔
- 化粧水
- 乳液またはクリーム
- UVケア
- クレンジング
- 洗顔
- 化粧水
- 美容液
- 乳液・クリーム
- 普通肌…肌の油分と水分量のバランスが適度な肌
- 乾燥肌…肌の水分量が30%以下になっている、皮脂分泌も少ない乾燥しやすい肌
- 油性肌…肌がベタベタする、テカりやすい等、皮脂の分泌が多い肌
- 敏感肌…乾燥しやすく、刺激によって、赤みやかゆみが出やすいデリケートな肌
- 混合肌…目元や頬はカサカサなのに、おでこはテカテカ…等、場所によって肌質が違う肌
- つっぱらない、すぐにテカリ始める…脂性肌
- つっぱりはしない…普通肌
- つっぱる、赤みが出てくる。ひどいときはかゆみも出てくる…乾燥肌/敏感肌
- 顔の場所によって異なる…混合肌
- 値段やブランドに惑わされない
- 肌に合うものを選ぶ
- 肌の悩みに効果があるものを選ぶ
- 肌に負担がかからないものを選ぶ
- 口コミを参考にする
油性のメイクに対して、同じく油性のオイルクレンジングは、とにかくしっかり馴染むのでメイク落ちが良いです。「しっかりメイク」の方におすすめです。
しかし、気をつけなければならないことも。油溶性のクレンジング剤が毛穴に残らないように、すすぐ際に乳化することです。(乳化とは、水となじませて白濁させること)せっかくメイク料となじんで、浮かび上がらせても、そのものはお肌に留まった状態ですと、毛穴の汚れ、乾燥、毛穴の開きにつながります。
水分をベースとしているので、さらっとしているのが特徴です。「水クレンジング」と呼ばれる事もあります。オイルタイプの様なベタ付きは少ないので、さっぱりとした使用感を好まれる方におすすめです。
こちらは、何度も繰り返し厚めに塗ったファンデーションなど、しっかりメイクのは、なじむまでに時間がかかりますので、優しく念入りにクレンジングするようにしましょう。その際に肌摩擦の原因にならないよう、少したっぷりめに使用したほうが良いと思います。
弾力のあるテクスチャーによって、手のひらと肌との摩擦を抑える事ができます。使い心地がみずみずしいのが特徴で、さっぱりとした使用感を好まれる方におすすめです。(油性ジェル、オイルイン水性ジェル、老いるフリー水性ジェル等のタイプがあります。)
クリーム状のテクスチャーが手のひらと肌との摩擦を押さえる事が出来ます。油分が含まれているため、洗い上がりがしっとりとするのが一番の特徴です。
しっとりとべたつきの境界線を間違えてしまうと肌トラブルの原因になります。べたつきはお肌にクリームクレンジングが残ってしまっている状態です。こちらもお湯と乳化しながらすすぐと良いと思います。
とてもなめらかなテクスチャーです。他のものに比べて刺激が少ないものが多く、肌が弱いという方や乾燥が気になるという方にもおすすめです。のびが良いものが多いので、使う分量が少なくなってしまうと肌摩擦の原因になりますので気をつけましょう。
クレンジングと並びスキンケアの基本となるのが洗顔です。汚れを落とすというだけでなく、角質ケアも目的です。私たちのお肌は日々角化作用といって新しい肌細胞が生まれ、古い角質細胞が剥がれ落ちています。しかし年齢や肌状態によってその作用が鈍くなり、老化角質が溜まりやすくなります。
生まれるのも遅くなり、剥がれ落ちもしない、そうすると角質肥厚を起こし、角質細胞も劣化、毛穴も詰まりやすくなり、化粧水や美容液の浸透も悪くなります。石鹸・洗顔料を用いて、泡が立つようにしっかり泡立てして、泡を転がすようにやさしく洗顔します。基本的には、毎日朝晩行うようにしましょう。
保湿成分・美容成分を与えて肌の状態を整えます。また、次に使う美容液やクリームの浸透を良くする働きもあります。
色々なタイプがあり、肌が欲している美容成分を角質層に届ける役割があります。美容成分が濃縮されて配合されているのが最大の魅力ですが、肌の状態、悩みに合わせて成分を選ぶ事が大切です。
使用する順番(化粧水の前なのか後なのか)や朝夜どちらに使用するのかなどはそれぞれ美容液の性質よって違います。確認して使用するようにしましょう。
水分と油分を補い、肌を柔らげる効果があります。化粧水のみで美容液を使わない場合や、乾燥がしやすい方はしっかり使用しましょう。
化粧水や美容液など前に塗布したものがしっかり浸透して乾いた状態で、乳液を塗布することがポイントです。
油分を補い肌を柔らげ、外気からの刺激から肌を守る効果があります。乳液よりも油分量が多く含まれており、乾燥が気になる方や、皮脂分泌量が少なくなってくると言われる30代後半以降の方におすすめです。
集中的に保湿ができ、即効性が期待出来ます。外食が多い時や、寝不足、疲れによって乾燥や吹き出物等の肌トラブル時には、効果を発揮してくれます。特に乾燥が気になる目元、口元のケアにおすすめです。
[2]スキンケアの基本の流れ
朝目覚めてから眠りにつくまで、お肌をベストな状態に導くためにはお手入れだって変化が必要です!しっかりケアしてトラブルを回避しましょう。
朝
忙しくバタバタしがちな朝ですが、外出時は、乾燥や紫外線にさらされるお肌をしっかり守るためのケアがとても大切です。基本のシンプルなスキンケア方法をご紹介します。
色々な所に触れている手は、寝ている間にも雑菌が増殖しています。直接肌に触れる前には必ず手を洗う事を習慣にしましょう。
夜のケアで使ったクリームに加えて、眠っている間に分泌した皮脂や汗、ほこりで案外寝起きの顔は汚れています。たっぷりの泡洗顔でキレイに汚れを洗い流しましょう。
キレイになった肌の角質層まで潤いを届ける役目の化粧水は、肌の状態を整えつつ、次に使うアイテムの浸透を高めます。肌の負担にならないように、たっぷりの量を使い優しく押当てるように馴染ませましょう。
化粧水で得られた水分を肌に閉じ込める働きをしてくれる乳液(またはクリーム)ですが、季節によってベタつきが気になる方や、皮脂量が多い方は量を調節したり、Tゾーンを避けて使用する等、肌の状態によって使用するようにしましょう。
最後はUVケアをしましょう。「日焼け止めは春夏だけ」という方も多いようですが、紫外線は年間を通して乾燥、シミ、シワ等の原因となり、肌老化の大きな原因のひとつです。一年を通じてUVケアをすることをおすすめします。
日中
日中は、外出先やオフィスでのケアもとっても大切です。乾燥やテカリを押さえてメイク崩れ防止にもなります。参考にしてみましょう。
外出先では、紫外線に加えて風や、エアコンによってみるみる水分が奪われてしまいます。肌表面の水分量が減り、乾燥する事によって、油分が増え肌はテカります。
乾燥が気になる場合は、まず皮脂が気になる部分をティッシュで軽くおさえて余分な皮脂を取り除き、ミストタイプの化粧水や日中用クリームを重ねて肌の保湿をします。メイクの上から使えるアイテムが便利です。こまめに保湿をする事が、メイク崩れやテカリを押さえる為に一番効果的な対策です。
夜
化粧をしっかり落とします。一日化粧をしていた肌には、毛穴の中までファンデーションや皮脂等が入り込んでいます。ゴシゴシ擦るのではなく、指先で優しくクルクルと円を描きながら撫でるように汚れを浮かせます。
クレンジングで浮かせた汗や皮脂、取りきれなかった汚れを洗顔料のたっぷりの泡で優しく洗い上げます。この時、洗顔ネットを使ってフワフワで立つような泡を立てる事がポイントです。
洗顔が終わった瞬間から、顔の水分はすぐに蒸発を始めます。お風呂の中でメイクを落とすという方も多いと思いますが、綺麗になった肌の水分はあっという間に蒸発してしまいます。
化粧水をつけるタイミングは洗顔後早ければ早い程いいですが、5分以内に付けるのがより効果的と言えます。コットンを使う場合は、手に比べて摩擦がありますので、化粧水をたっぷりと含ませたものを使用しましょう。
もし洗顔後に、お肌がパキパキしてくるような感覚があり、急いで化粧水をつけなくちゃと思ってしまうような場合、洗顔のしすぎでお肌から必要な油分まで奪ってしまっていることが考えられます。洗顔料の内容を見直したり、洗顔時の手の圧を見直してみたほうがよいでしょう。
美容液は、普段使いはもちろんですが、特別な日の前日や、日焼け後の集中ケア等に向いているものも多くあります。用途を確認して、お肌の悩みやトラブルによって使い分けをするようにしましょう。
これまでに吸収した化粧水や美容液の水分を肌に閉じ込めるために使用します。特に乾燥が気になる目元、口元等には重ね付けする事をおすすめします。
[3]スキンケア基礎化粧品の選び方
自分の肌の状態を知ろう
どんなに高価な化粧品を使っても、どれだけ丁寧にお手入れをしていたとしても自分がどの肌タイプなのか、今どんな肌の状態なのかを知っていなければ、あまり意味がありません。
肌タイプは、大きく分けて5つのタイプがあります。まず、自分がどのタイプに当てはまるのか知っておきましょう。
【肌タイプのチェック方法】
洗顔後、化粧水を付けない状態で、肌のつっぱり感はどうか、皮脂分泌の状態を観察します。
スキンケア基礎化粧品を選ぶ5つのポイント
スキンケア用品は沢山種類や情報がありすぎて、実際の所、何か良いのか、どれを選んだら良いのかよく分からない…という方も多いのではないでしょうか?基礎化粧品を選ぶ時に注意すべき5つのポイントをご紹介します。
雑誌やCMでよく目にする化粧品の広告ですが、「高級ブランドだから」「有名メーカーだから」「CMで見たから」等の理由で選んでいませんか?いくら有名でも、高級ブランドのものでも自分の肌に合うとは限りませんし、高級品だからといって、効果が高いとは限らないのです。
もし効果が高かったとしても、継続して使わなくては意味がありません。高価すぎて続けられないようであれば、スキンケア用品としてはあまり意味が無いと言えるでしょう。人によって合う合わないがあり、効果にも個人差があります。値段やブランド、CM等に惑わされず、自分に合ったものを選ぶ事が大切なのです。
スキンケア用品は自分の肌に合ったものを選ぶ事が何よりも大切です。まずは先にチェックした自分の肌タイプを理解し、自分に合ったスキンケア用品を選ぶように心掛けましょう。
肌の悩みは人それぞれです。自分に合った肌の悩みやトラブルを解決出来るような効果が期待出来るスキンケア用品を選ぶ事が大切なのです。
スキンケア用品として栄養価が高くても、肌に負担がかかってしまうようではせっかくのケアも台無しです。敏感肌やアトピー等で肌がデリケートな方は、成分表記を必ずチェックして添加物等や界面活性剤の種類など、肌に負担がかかるような成分は入っていないかを確認しましょう。
気をつけて確認すべき成分は、「アルコール類」「防腐剤」「オイル」「着色料」「香料」等があげられます。本来、肌に必要な成分ではありませんので、デリケートな肌の方だけでなく、老化肌や普通肌の方も確認して使用した方が良いでしょう。
スキンケア用品を購入する際、雑誌やCM、メーカーのホームページや通販サイト等で商品の情報を確認する事は出来ますが、実際の所使ってみないとその効果は分かりません。ですから、少しでも失敗を避けるための手段として、実際に使った人が書き込んでいる口コミを参考にするのが効果的と言えます。
口コミを参考にするときのポイントとしては、「沢山の口コミを確認する」「商品の良い所、悪い所の両方の情報を知る」「自分の年齢や肌質に近い人の口コミをチェックする」等の意見を参考にするのが良いでしょう。
[4]おすすめ〜スキンケア本の紹介〜
スキンケアの基本情報と、女性がキレイな素肌を手に入れるためにやるべき事のアドバイスが沢山詰まったおすすめな本を6冊をご紹介します!
美肌塾(講談社の実用BOOK)
■著者:佐伯チズ
■楽天価格:1,404円
10年以上前のベストセラー本ですが、お金をかけずに楽しくスキンケアをするテクニックが沢山紹介されていていまだに大人気のロングセラー本です。面白いので飽きずに読めますし、「実際に効果がある!」という声多数なので手に取ってみる価値がある1冊でしょう。
素肌美人をつくるトータルスキンケアBOOK
■著者:千堂純子
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肌の構造から始まり、正しいスキンケア方法、基礎化粧品について、身体の内側から美肌を作るお料理レシピ等、あらゆる方面からのスキンケアの方法と著者の考え方が丁寧に綴られています。図解説までされていて、とにかく分かりやすい内容なので、「これから美容について勉強したい」「美容の基礎を学びたい」という方にももってつけの1冊です。
「肌」の悩みが全て消えるたった1つの方法
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「化粧をやめれば、肌はみるみるキレイになる」という、やけどの皮膚再生治療から生まれた新しいスキンケアの紹介です。肌本来の力を引き出すという「水洗顔法」や純石鹸とワセリンだけで乾燥肌やオイリー肌が改善され、シミもくすみも消えてしまうという画期的な美容新常識本です!
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BEAUTY DICTIONARY〜医師が教える正しいスキンケア大全〜
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「たっぷりの水、上質なオイル、天然の花…この3つのパワーを上手く使えれば、ツルツル、スベスベの美肌が作れます!」という、とても優しくシンプルなお手入れ方法で自分の肌と向き合う事に気付かせてくれます。健康な肌に必要な16のオイルと、心に働きかける4つの花をおいしく、心地良く取り入れて安心でナリュラルな美肌への近道を紹介してくれている1冊です。
[5]正しいスキンケアで美肌を手に入れよう!
お肌は心と身体と環境の三面鏡といわれるほど、繊細な組織です。しかし、自分に合ったスキンケアや食生活、ライフスタイルを確立することで、結果を出してくれるのも事実です。その中で、「美肌は一日にしてならず」というように、毎日のスキンケアはとても大事です。何のためにそれをしているのか、スキンケアの手順にはそれぞれ意味がありますので、それを理解し、自分の肌状態に合ったケアをすることで、自信の持てるきれいなお肌を手に入れましょう!!
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