肌との結びつきの深いメラニンの働きや種類とは?シミ予防で美肌を維持しよう

肌や髪の毛を構成する上で大切なメラニン。メラニンと聞くとシミや嫌なイメージを浮かべる方も多いと思いますが、メラニンと肌との結びつきは深く、肌にとって沢山の大切な働きをしているものなのです。メラニンの働きとはどんなものなのか、肌にとってどのような効果があるのか、メラニンのメカニズムなどを知って綺麗な肌を手に入れませんか?

肌との結びつきの深いメラニンの働きや種類とは?シミ予防で美肌を維持しよう

2017年12月30日更新

スキンケア

Yuiko

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[1]メラニン色素(メラニン)って何?

メラニン色素とは、人間だけではなく動物や植物などで形成される色素の事を指します。メラニン色素には茶~黒色のメラニン色素と、赤~黄色のメラニン色素があり、茶~黒色のメラニン色素が多いほど色が濃く黒くなるのです。黒髪に白髪が多くなっていくのはこのメラニン色素を生み出す細胞が、加齢などによって衰え、メラニンの生成が少なくなってしまう為です。

肌との結びつきの深いメラニンの働きや種類とは?シミ予防で美肌を維持しよう

メラニン色素は皮膚や髪の毛を構成する上でとても大切な役割を果たす、大事なものなのです。過剰に生成されたり、肌のターンオーバーが上手にいかないとシミやそばかすの原因になるのでマイナスなイメージがあるメラニンですが、しっかりとメラニン色素の役割と構造を知ることでメラニン色素が嫌なものだというイメージが変わりますよ。一体メラニン色素は、肌の中でどのような働きをしているのでしょうか?

メラニンの働きってどんなもの?

メラニン色素は、皮膚を紫外線や刺激から守るという大切な役割を果たしています。人間の皮膚はいくつかの層に分かれています。皮膚の中でメラニンは、一番層の基盤になっている部分にあたる表皮の基底層という場所でメラノサイトによって生成されます。そのメラノサイトは、外部から強い刺激や紫外線を受けることでメラニン色素を生み出します。

生み出されたメラニン色素が、表皮細胞でバリアゾーンを形成し、紫外線によるDNAの破壊や皮膚癌等の発生を未然に防ぐ役割を果たしているのです。メラニン色素は皮膚を病気や肌トラブルから守るためにはなくてはらない「肌の防御機能」という、大切な役割を果たしているのですね。

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メラニン色素の生成されるメカニズム

メラニンは、表皮の基底層でメラノサイトによって生み出されます。その多くは、外部からの刺激や紫外線を浴びることによって生成されています。つまり、メラニンは日々の生活の中でも常に作り出されているということです。

ですが「こんなに毎日紫外線を受けているのになぜ肌が黒くならないの?」と疑問に感じませんか?もちろん紫外線による肌の日焼けは蓄積されていますが、新陳代謝機能である肌のターンオーバーによって古い細胞は新しい細胞に生まれ変わります。

なので夏場に沢山日焼けをしてこんがり焼けた肌が、時間が経って秋ごろになると元の肌色に戻っている場合が多いですよね。それは、メラニンが生成された肌もターンオーバーによって新しく生まれ変わったからなのです。肌のターンオーバーは約28日周期と言われているので、毎日メラニン色素が生成されても蓄積されていくわけではないということです。

メラニン色素の種類って?

メラニン色素には2つの種類があります。人種によって、皮膚の色や髪の毛の色の違いがあるのはこのメラニン色素が関わっているからです。日本人の髪の毛やアフリカ人の肌の色を黒くしているのは茶系~黒系の「ユーメラニン」と呼ばれているメラニン色素です。

そして、白色人種に多い赤系~黄色系の「フェオメラニン」と呼ばれているメラニン色素の2種類です。この「ユーメラニン」と「フェオメラニン」の2つの配合比率により、さまざまな髪の色や皮膚の色が生まれます。この2つを合わせた総称がよく耳にする「メラニン」と呼ばれる色素なのです。

[2]メラニンとシミの違いってどんなもの?

「メラニン=シミ」というわけではありません。皮膚の構造で、いちばん外側にあるのが表皮です。皮膚は4層になっている表皮の大部分がケラチノサイトという表皮細胞でできています。4層のいちばん下の基底層には、約36個の基底細胞に対して1個の割合で分布しているといわれているメラノサイトがあります。

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メラニンは、そのメラノサイトで作り出されていてメラニンの量が増えすぎてしまうと、ケラチノサイトの部分で色素沈着となり、それが皮膚の一番外側の部分にシミとなって現れます。

メラニンを蓄積するとシミになる?

メラニン色素は沈着してしまうと、シミやそばかすになってしまいます。加齢や過度の紫外線、ストレスや皮膚への過度の刺激などで生成されたメラニンが滞留して、ターンオーバーの乱れやホルモンバランスの乱れにより皮膚の代謝状態が悪くなり、シミやそばかすとして現れてしまいます。

  • シミを防ぐことが出来るの?
  • シミを防ぐには、メラニン色素の沈着を抑えることが大切です。皮膚の中で作られたメラニンが表に出てくるまでに時間がかかります。その間のケアによってシミやそばかすをケア出来るのです。

    肌への刺激はストレスやターンオーバーの乱れ、過度の紫外線を浴びるなど原因となるものが沢山ありますが、シミを防ぐもとになる栄養素を摂取することや、メラニンを色素沈着させないように新陳代謝を上げ、肌の代謝状態をキープすることが大切です。

  • ターンオーバーを整える
  • 肌のターンオーバーが崩れてしまうと、シミやそばかすだけでなくシワや肌トラブルの原因となってしまいます。ターンオーバーが整っている状態では肌サイクルがきちんとしている為、紫外線を浴びて作られたメラニンも細胞とともにはがれて落ちていくので、綺麗な状態の肌が保たれるのです。

    加齢とともにターンオーバーが遅くなっていきますが、通常の周期は28日周期と言われています。シミやそばかすを増やさない為には、新陳代謝を上げターンオーバーを整えることで肌の状態を綺麗に保つことができます。

[3]メラニンを増やす原因とは

「メラニンが増えなければシミやそばかすの原因にならないのでは?」と思いますよね。日常生活でも、肌への刺激や紫外線を浴びることがなく、メラニンが過剰に生成されなければシミやそばかすの原因となることもありません。どんなことがメラニンを過剰に生成し、シミやそばかすの原因となってしまうのでしょうか。原因がわかることで、改善できセルフケアのヒントにもなりますね。

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日焼けなどで紫外線を浴びすぎる

メラニン色素は、紫外線を浴びることで生成されます。日差しの強いところでUVケアをせず長時間過ごし、肌に紫外線を浴びることでメラノサイトの数が増えればメラニン色素が沢山生成されてしまいます。メラニンが増えると色素沈着を起こす原因にも繋がってくるので、美肌を守りたい方や白い素肌を守りたい方は、肌へのUVケアや保湿などを日常的にすることが大切ですね。

肌への強い刺激

肌への強い刺激で、肌を守ろうと皮膚が防衛反応を起こしメラノサイトが活発化します。そのため肌の刺激を受けないようにすることや、刺激を受けてもフォローすることが大切です。日常の中で全く刺激を受けないで生活することは難しいので、できるだけセルフケアをしたり生活習慣を見直して肌を労わってあげた方が良いでしょう。

ストレスなどによるホルモンバランスの乱れ

ストレスやホルモンバランスの乱れは、新陳代謝の乱れに繋がります。新陳代謝が乱れると体には様々な悪影響がでてしまう為、生活習慣を正しく保つことが大切です。特に成長ホルモンの活動が低下すると、ターンオーバーが乱れてしまうので睡眠はきちんと取ることが大切ですね。

睡眠をしっかりとることでストレス耐久が強くなります。ストレス社会の現代だからこそ、ストレスを避けて生活することは難しいのですが、過度なストレスを体に蓄積することはよくありません。生活習慣を見直して、質の良い睡眠をしっかりと取りましょう。

[4]メラニンを減らすことはできるの?

作られてしまったメラニンは減らすことはできないのですが、生成を抑えることはできます。体内で作られてしまったメラニンを減らすことは難しいため、シミやそばかすなどの色素沈着になってしまう前に予防することが大切です。シミやそばかすは、美肌の天敵です。肌の表面に出てくる前にしっかりと対策しましょう。

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食べ物からメラニンの蓄積を抑える

日々摂取する食べ物は、私たちの体を作るうえでとても大切な材料です。メラニンは体の中で生成されるものなので、摂取する栄養素によってメラニン色素の生成を抑えることが出来るのです。特にビタミンA、C、Eには、肌の老化や肌トラブルを防ぐ効果が高いことから、摂取することでシミそばかすを予防できるのです。そしてターンオーバーの乱れによって引き起こされる肌トラブルを防ぎ、美肌を守ってくれます。

  • ビタミンA
  • ビタミンAは、皮膚・粘膜など体を形成するときに助けてくれる栄養素です。緑黄色野菜・うなぎ・レバー・卵黄・乳製品など食品に多く含まれており、摂取したビタミンAは免疫力を高める役割も果たしてくれます。体を作る上で、とても大切な栄養素なのです。

  • ビタミンC
  • 肌にも良い影響を与えてくれるビタミンCは、よく耳にする栄養素の一つですよね。いちご・みかん・柑橘類・アセロラ・ゴーヤ・ブロッコリーなど多くの野菜やフルーツに含まれています。ビタミンCには、美白成分がありメラニン色素の生成を抑制する美白作用があります。ビタミンCを日ごろから摂取することで、毎日作られるメラニンの生成過程を妨いでくれます。

    ほとんどの美白成分は、シミの元になってしまうメラニンの生成を抑制する予防効果に留まっていますが、ビタミンCはできてしまったシミにも美白作用を発揮してくれるのです。しかしビタミンCには即効性がなく、一度に体に摂取できる量が決まっており、摂取してもその多くは汗や尿と一緒に排出されてしまいます。なので毎日の食事でこまめに摂取する必要があるのです。

  • ビタミンE
  • ビタミンEには酸化を防ぐ働きがあります。酸化は加齢とともに進み、肌トラブルの原因にもなります。ビタミンEは、単体で摂取するよりもビタミンCと一緒に摂取することで力を発揮してくれるため、意識して、ビタミンCも摂取すると相乗向上効果が望めます。

    ビタミンEが多く含まれている食品は、豆類・ナッツ・緑黄色野菜・ひまわり油・抹茶・小麦胚芽などです。

UVケアをして紫外線から守ろう

メラニン色素は、紫外線などの外的刺激を受けることで生成されていきます。多くの紫外線を浴び、沢山日焼けをして肌をこんがり焼いてしまった…なんて経験はありませんか?UVケアをしっかりして、紫外線から肌を守ることはメラニン色素の生成を抑えることに繋がります。紫外線はメラニン色素だけでなく、肌のダメージを増やしてしまいます。

肌との結びつきの深いメラニンの働きや種類とは?シミ予防で美肌を維持しよう

毎日こまめに日焼け止めクリームを塗るなどして、紫外線を防ぐことでメラニン色素の生成を少なくすることが出来ます。頭や顔は、体のどのパーツよりも太陽から近い部分になり直に紫外線を浴びやすい部分です。特に頭は紫外線を浴びていても頭皮のUVケアは難しいですよね。頭や顔の紫外線は、帽子をかぶることで守ることが出来ます。特につばの広い帽子は顔への日差しを防ぐことが出来ますよ。

メラニンの生成を抑えるには日々のケアや、紫外線から皮膚を守ることがとても大切です。皮膚へのケアは美肌を保つことにも繋がっていくので、日ごろから気を付けていきたいですよね。

サプリメントを摂取する

日々の食事などからでも、比較的メラニン色素を抑える栄養素は取りやすいですが、時間がなくなかなかバランスの良い食事が出来ない方も多いですよね。栄養バランスを補うためにサプリメントを摂取して、メラニン色素の生成を抑えるための栄養素を摂取するのも良いでしょう。肌のバランスを整えて、シミやそばかすを抑えてくれるビタミン成分を含むサプリメントを生活に取り入れることで、効率よく栄養素を摂取することが出来ますよ。

[5]メラニンと上手に付き合って美肌を目指そう!

 
女性にとって、シミひとつない美肌はとても憧れますよね。メラニンは決して悪者ではありません。メラニンの構造をきちんと知って、上手にケアすれば美肌を守ることが出来ますよ。UVケアと保湿をしっかり行い、シミを予防してターンオーバーを乱さない生活習慣を目指しましょう。

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