肌がゴワゴワしてかゆい原因はニキビ?乾燥?改善するための6つのポイント

肌がゴワゴワする。赤くなってかゆみも。そんなゴワゴワ肌で悩んでいませんか。肌がゴワつく原因は、季節の変わり目だけでなく、さまざまな原因で起こります。今回はそんなゴワゴワ肌の原因や対策についてご紹介します。

肌がゴワゴワしてかゆい原因はニキビ?乾燥?改善するための6つのポイント

2018年04月19日更新

スキンケア

服部 仁実

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[1]肌がゴワゴワになる原因とは

乾燥

乾燥は肌がゴワゴワする1番の要因だと言われており、あらゆる肌トラブルの原因となります。つまり、肌の乾燥をケアすることは肌トラブルを予防し、老化を食い止めることにも繋がります。

乾燥対策としてまずは​紫外線対策が必要です。紫外線をたくさん浴びると活性酸素が発生し、肌細胞が酸化してしまい、角質は硬く肥厚します。角質肥厚は肌の生まれ変わり(ターンオーバー)が乱れて乾燥肌の原因になります。日頃から肌の露出を控えたり、日焼け止めや日傘、帽子などの対策をしっかり行いましょう。

また、最近はどこに行っても冷暖房が使用されていて快適に過ごせる反面、乾燥した空気が肌の水分を奪い乾燥肌になりやすくなっています。こまめな水分補給や加湿が大切です。さらに洗浄力の強いクレンジングでゴシゴシ顔を洗うのもNG。間違ったスキンケアは肌を痛め乾燥させる原因となります。

ターンオーバーの乱れ

肌が生まれ変わることをターンオーバーといいますが、この時期が乱れるとゴワゴワ肌の原因になります。正常な肌は約28日周期でターンオーバーが行なわれ古くなった角質が自然と剥がれ落ち、新しい肌細胞に入れ替わります。

ターンオーバーが早くも遅くもないきちんとした周期で行われることによってふっくらとした柔らかい肌を保つことができます。洗顔のし過ぎなどでターンオーバーが早くなるとまだ未熟な状態の細胞が、肌の表面に出てきてしまうことで肌は敏感になり肌荒れを起こしやすくなります。

反対に乾燥などによってターンオーバーが遅くなると古い角質が溜まって、老化角質となり肌の表面を覆ってしまいます。角質が溜まると肌がくすみ、化粧水が浸透しにくくなり、ゴワゴワ肌になってしまうのです。

ターンオーバーの乱れる原因はその他にも加齢や食生活の乱れ、睡眠不足といったの原因があげられます。『年齢+15(日)』になってしまっている方が多く、角質ケアはスキンケアの肝と言えます。しかし、ターンオーバーが遅れているからと無理に古い角質を除去することで肌荒れが起こったり、余計に乾燥してしまったりすることがあるので正しいスキンケアが大切です。

血行が悪い

ターンオーバーの始まりである、肌細胞が作られる表皮基底層への血流が悪いと細胞分裂が遅くなり、ターンオーバーの遅れにつながります。血行が悪いことは、ターンオーバーが乱れごわごわ肌になるだけでなく栄養分や酸素が体の隅々まで行き渡らなくなり、肌がくすんだりむくみの原因にもなります。

血行を良くし肌細胞の代謝をあげることは美肌を作るためにはとても重要です。シャワーだけでなく毎日湯船につかって身体を温めたりストレッチやウォーキングといった適度な運動を行うのもおすすめです。また、レンジで1分ほどチンした蒸しタオルを首や肩に当てるなど、顔だけでなく、顔周りの筋肉をほぐし血行をよくすることもとても大切です。

脂肪分を摂り過ぎている

毛穴がブツブツと盛り上がってゴワゴワしている場合には、脂肪分を摂り過ぎていることが考えられます。

食べているものでお肌は作られているので、普段の食事から脂肪分を摂り過ぎていると皮脂の成分が酸化しやすくなり皮脂の分泌そのものも増え、毛穴を詰まらせ、ニキビの原因にもなります。脂っぽいものやケーキやチョコレート、スナック菓子などは適度な量を摂取するように心がけましょう。

加齢

年齢を重ねることで肌代謝が悪くなり、肌のキメが粗くなったり角質が肥厚したり、自浄能力も低下して汚れや皮脂も溜まりやすくなって、毛穴が詰まり、たるみ、ゴワゴワ肌になることがあります。また加齢によってターンオーバーが乱れることで、角質は硬くなり、化粧水や乳液が肌内部まで浸透しなくなってしまいます。

季節や花粉

冬は気温の低下から湿度が下がり乾燥しやすく、夏は紫外線の影響でごわごわ肌になりやすくなります。また花粉が皮膚に付着することで皮膚にもアレルギー反応が出てしまいゴワゴワ肌になることも。花粉専用マスクやメガネなど花粉対策を行い、帰宅後はすぐにシャワーを浴びて花粉を落としてください。

スキンケア

洗浄力の強いクレンジング剤を使用してゴシゴシ洗ったり、洗い過ぎて皮脂を取りすぎてしまったりと間違ったスキンケアをすることで肌は乾燥するだけでなく、皮膚が傷ついてしまいます。また、化粧水や乳液が肌に合わず乾燥してしまうことも。美肌の為にとしていたことが実は逆効果になっていることもあります。スキンケアは毎日行うもの。正しく丁寧に行うようにしましょう。

生活習慣やストレス

『肌は心と内臓と環境の三面鏡』と言われるほど、ストレスや健康状態、生活環境は肌に大きな影響を与えます。睡眠不足や運動不足、乱れた食生活は乾燥を招く原因となり、ゴワゴワ肌を引き起こします。生活習慣を整えることは健康的なお肌へ導くと考えて良いでしょう。

よく、ストレスでお肌が荒れるということがありますが、脳内でストレスを感じるのは「視床下部」という自律神経のバランスを司っているところで、ホルモンの分泌を司る「脳下垂体」の隣にある部分です。この「視床下部」と「脳下垂体」が連動して人間は「恒常性(一定の良い状態を保とうとすること)」が保たれています。強いストレスを感じると「視床下部」「脳下垂体」の両方に悪影響を及ぼし、女性ホルモンのバランスも自律神経のバランスも乱れてしまうことに。

ホルモンバランスが乱れることで、皮脂分泌も急に増えたり、減ったりと不安定になり、自律神経のバランスが乱れると、筋肉が強ばりやすくなり、血行不良になり新陳代謝が低下してしまうなど乾燥を引き起こす原因となり、結果ごわごわ肌になってしまいます。日頃からこまめにストレス発散できるといいですね。

赤ちゃん

赤ちゃんの肌はしっとりすべすべですが時期によってはゴワゴワの肌になることもあります。赤ちゃんの肌は大人の半分の薄さしかなく、角質も未発達なため水分の保持機能が弱く乾燥しやすくなっています。乾燥を放置するとごわごわ肌になるだけでなくさまざまな肌トラブにもつながってしまいます。

生後2~3ヶ月頃の赤ちゃんは皮脂分泌量はとても多いのですが4ヶ月頃からは皮脂分泌量が減少していき皮脂膜が十分に作られなくなると言われています。皮脂膜は「皮脂+汗」で、肌と毛髪の表面を保護し肌を弱酸性に保ち、肌の潤いを守る働きをしています。生後10ヶ月~1歳頃にはおさまってくるといわれていますが、4ヶ月~10ヶ月までの赤ちゃんはゴワゴワ肌に特に注意が必要です。

[2]ニキビやアトピーに注意!ゴワゴワ肌を放っておくと大変

ニキビというと脂っぽい肌の人ができるイメージですが、ゴワゴワ肌の原因の一つである乾燥もニキビを作る原因になります。

肌の皮脂成分が少ないと皮脂膜がしっかりと作られず角質層の水分がたくさん蒸発してしまいます。水分のない角質層は固くなり毛穴周りの角質が溜まり、少しの皮脂でも詰まりやすくなりニキビができやすくなってしまうのです。

また肌がゴワゴワして乾燥しているのかと思っていたらアトピーだったということもあります。実は乾燥肌とアトピーは医師でも判断が難しく、1度の診察だけでは見極められず困難とも言われています。見極め方として、首や身体にも湿疹が出たり、かゆみを伴った乾燥が半年以上治らない場合はアトピー性皮膚炎の疑いが出てきます。ゴワゴワ肌になったら、正しい見極めと素早いケアが必要です。アトピーが疑われる場合は治療法が異なりますので、皮膚科を受診し治療を行いましょう。

[3]ゴワゴワ肌を改善する方法とは

角質ケア

角質を綺麗に取り除かないといつまでも肌がゴワゴワし様々な肌トラブルの原因となります。正しいピーリングを行い古い角質を削り取り新しい角質へと生まれ変わらせターンオーバーを促進しましょう。ピーリングはエステサロンだけでなく自分で行うことができます。

ポイントは肌が丈夫な人もそうでない人も初めは低刺激のものやマイルドなピーリング石鹸、ジェルを使用するようにしてください。ピーリングは頻回に行うとかえって逆効果になってしまうことも。説明書などを読み使用頻度を守るようにしましょう。とはいえその人の肌の状態や季節、ピーリング石鹸やジェルなどに配合されている酸の種類や濃度によっても使用頻度は異なります。

ですから低刺激やマイルドなもので毎日使っても差し支えないものを使い、ある程度角質がとれたら一旦使用をやめ、自分の角質が溜まるまでの期間を把握し使用頻度を決めるのが良いでしょう。またスクラブ洗顔やフルーツ酸入り洗顔、クレイ洗顔などは古い角質を除去してくれる効果があります。

スキンケアと保湿

毎日行うスキンケアはとても大切。正しいスキンケアの方法を習得しましょう。まず、クレンジング剤や洗顔はお肌に優しい低刺激のものを選びましょう。オイルクレンジングは汚れは落ちやすいのですがその分洗浄力も高くお肌への負担も大きくなります。お肌への負担が少ないクレンジングミルクやクレンジングジェルがおすすめです。汚れが落としやすく、石油系合成界面活性剤などの添加物が少なく肌に優しいもの、保湿成分が配合されているものを選ぶと良いですよ。

クレンジングや洗顔はゴシゴシこするのはNG。肌を必要以上に刺激して傷つけてしまったり皮脂の取り過ぎに繋がり、角質層にダメージを与えてしまい肌に潤いがなくなってしまいます。水の温度は32~34℃が良いでしょう。熱いお湯は肌の潤いや皮脂を落とし過ぎてしまいますので注意しましょう。

洗顔はたっぷり硬めの泡で泡を転がすように優しく丁寧に。洗顔ネットなどを使用してしっかり泡立てるのがポイントです。泡を肌に乗せている時間は1分~1分半が最適。あまり長いと肌の負担になるので長くならないようにしてください。洗顔が肌に残ると肌の負担になるのですすぎもしっかり丁寧に行いましょう。ふき取るタオルは清潔で肌当たりの良い物を使用し、こすらず肌に当てるようにしてください。

ごわごわ肌にならないためには乾燥対策が大切。そこでセラミドやヒアルロン酸など保湿効果の高いスキンケアアイテムを使用するようにしましょう。化粧水は少しずつ何度も重ね塗りをし手の平全体を使って肌全体に優しく馴染ませます。

また、角質が硬くなってしまっているときは、コットンに化粧水をしっかり馴染ませ、優しく肌にバッティングするのも良いでしょう。またスペシャルケアとしてローションパックもおすすめです。ドラッグストアでも手軽に購入できますし、コットンに化粧水を染み込ませて作ることもできますよ。

肌には5分程度のせればしっかり浸透させることができます。化粧水やローションパックの前後に美容液や乳液、クリームを使用するのもいいですね。セラミドやコラーゲンなどが配合されているものがおすすめです。セラミドは油溶性のため水には溶けづらいという性質があり、水分を抱え込むことができます。コラーゲンは肌の乾燥を防ぎ潤いを与えます。

化粧水の跡は美容液や乳液で潤いが逃げないよう蓋をしましょう。ハンドプレスでやさしく浸透させます。ただしニキビがある時は油分がニキビを悪化させてしまうことも。付け過ぎには注意しましょう。

食生活の見直し

先程脂質の摂りすぎがゴワゴワ肌の原因になることを伝えましたが、バランスのとれた食事を心がけることはターンオーバーを正常に機能させお肌の調子を整えます。

積極的に摂ってほしい栄養素は、タンパク質、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンE です。

タンパク質
卵、大豆、肉、魚
ターンオーバーを正常に機能させ肌を生まれ変わらせる

ビタミンA
鶏肉レバー、うなぎ肝、味付けのり
お肌の保湿力を保つための天然保湿因子やセラミドを作り出すための栄養素

ビタミンB2、B6
豚肉、卵、大豆、レバー
年齢肌などで乱れたターンオーバーを正常に機能させる

ビタミンE
大豆、ごま、ナッツ、アーモンド、アボガド
肌の新陳代謝を高める

また、肌の乾燥を防ぐため、水分をこまめに摂ることも大切です。理想の肌の水分量は40~50%といわれています。そこで1日に1ℓから1.5ℓの水分を摂取できると良いでしょう。カフェインの配合されているコーヒーやお茶は水分にはカウントできません。ノンカフェイン、ノンアルコールの飲み物で、できれば夏場であっても温かい飲み物を飲むようにしましょう。

おすすめは血行を促進する生姜の入った飲み物。ジンジャーティーやショウガオールです。さらに身体を温める効果のあるカモミールやレモングラスなどのハーブティもおすすめです。ただし飲みすぎは注意が必要です。消化機能や腎臓への負担だけでなく、顔のむくみなどのトラブルに繋がることも。適切な量をこまめに摂る事を意識しましょう。

肌に触れる素材にも気を配る

衣類など肌に触れる素材は肌への刺激になることも考えられます。特に赤ちゃんのゴワゴワ肌やかゆみがでている方は衣類の素材にも注意を払いましょう。化学繊維の物は避け、綿や絹などの天然素材を着用し肌触りの良いものを選びましょう。

また、ゴワゴワ肌の方は肌が乾燥し敏感な状態です。整髪料が顔に付いてしまったり、普段から鼻を触ったり、頬杖をつく、前髪を触るなどの癖が肌への刺激になっていることもあります。こういった癖が原因で肌が汚れたり、傷つける、炎症を起こすなどと更なるトラブルを引き起こすことになります。

加湿

ゴワゴワ肌の原因の多くは乾燥。乾燥を防ぐために加湿器を使用するのは最適です。部屋の湿度の目安は40%~60%。加湿器自体のお手入れもこまめに行い清潔を心がけるようにしてください。

赤みやかゆみがひどい場合は皮膚科を受診

乾燥によってゴワゴワになった肌はバリア機能が低下し少しの刺激でも敏感に反応してしまい炎症やかゆみを引き起こすこともあります。また、加齢や皮膚の老化によって皮膚炎や皮膚疾患を発症する場合もあります。肌がゴワゴワしてきたと思ったらその症状をしっかり見極め、初期症状の段階で正しい対処をすることが大切です。上記に述べた方法を試してもなかなか改善しない場合には早めに皮膚科を受診するようにしましょう。

[4]生活習慣の見直しと正しいスキンケアでつるつるの肌に

ゴワゴワ肌には実は様々な原因があり、放っておくと色々な肌トラブルを起こしてしまう原因にもなります。季節の変わり目だけでなく日頃から、規則正しい生活習慣やストレスケア、食事、正しいスキンケアを心がけトラブル知らずのすべすべ肌を目指しましょう。

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