フォトフェイシャルの仕組みと効果!気になる料金や注意点もご紹介
顔のあらゆる悩みに効果があるとされる「フォトフェイシャル」。フォトフェイシャルは光を肌に当てて治療を行うというものですが、実際どんなものなの?痛みはあるの?など、フォトフェイシャルの詳しい効果や施術の際のポイント、副作用や注意点などをご紹介します。
2018年06月13日更新
記事の目次
[1]フォトフェイシャルについて
フォトフェイシャルとは
フォトフェイシャルとは、肌にIPL(インテンス・パルス・ライト)という光を顔に当てる治療法のことで、シミやそばかすを薄くして美肌効果が期待できます。現在では、多くのエステサロンや美容クリニックで取り入れられており、IPL(光治療)の一番有名なものがフォトフェイシャルです。
フォトフェイシャルの仕組み
フォトフェイシャルから出る光が肌のメラニンや血管、水分に反応します。メラニンの多いところであるシミやそばかすは、周辺の肌と比べても少し濃い色となっており、IPLはそこに強く反応して、メラニンを壊します。このような仕組みにより、シミやそばかすが薄くなっていきます。
フォトフェイシャルとレーザーの違い
フォトフェイシャルもレーザーも光を当てあて治療するという点では同じですが、光の波長や照射時間などに相違点があります。
- フォトフェイシャルとレーザーはどっちが効果あるの?
- 光の波長
- パルス幅
フォトフェイシャルとレーザーでは、実はレーザーのほうが効果があります。なぜなら、レーザーの場合は改善したい症状だけに照射するからです。それに比べてフォトフェイシャルは、複数の症状に同時に対応するため、効果は落ちます。
波長とは、光の波の長さであり、長ければ長いほど肌の奥まで届いて、短いほど皮膚の表面で作用します。
レーザーの場合
レーザーは単一の波長を使用します。肌の症状によって波長を変えるようになるため、複数同時は難しいといいます。ちなみに、500nmより短い波長は皮膚に有害となるため、基本的には500nm以上の波長で照射します。
フォトフェイシャルの場合
フォトフェイシャルの場合には、複数の波長(500~1200nm)で肌の奥に届けます。複数の波長を同時に照射することができるので、肌の複数の症状に対して同時に効果を得ることができます。レーザーに比べて威力は落ちますが、肌の悩みを改善したり、アンチエイジングにも効果が期待できます。
パルス幅とはレーザー光の照射時間のことで、パルス幅が短いほど「威力が強い」「熱が広がりにくい」「肌の奥にあるシミに効果がある」といわれています。
レーザーの場合
レーザーではパルス幅が短く(照射時間が短い)、深く狭い位置に作用します。症状を狙い撃ちしやすいため、効果が高くなります。集中的にケアをすることができるため、正常な皮膚細胞に対してはダメージを与えずにシミやアザを取り除くことができます。特に大きなシミやアザの治療におすすめです。
フォトフェイシャルの場合
フォトフェイシャルではパルス幅が長く(照射時間が長い)、浅く広い位置に作用します。周囲にも熱が伝わりやすいので、効果も穏やかで浅い位置にあるシミに有効です。そのため、照射後に炎症後色素沈着が生じることは少ないです。
フォトフェイシャルはクリニックでしか受けれない
フォトフェイシャルは商標登録されているもので、クリニックなどの医療機関でしか扱うことができません。
エステサロンも「フォトフェイシャル」と記載されていたとしても、それはフォトフェイシャル以外の光治療であり、フォトフェイシャルではないということを知っておきましょう。また、クリニックで受けることにより肌トラブルが起きたとしても、治療してもらうこともできます。
[2]フォトフェイシャルの効果
フォトフェイシャルは、色のあるものに反応し、効果を示します。肌にできるシミやくすみ、そばかす、赤みなどに効果があります。では、詳しくみていきましょう。
シミやそばかす、色素沈着を解消する
シミ、そばかす、色素沈着の原因は「メラニン色素」です。フォトフェイシャルで施術を行う際には、短い波長に設定して光をメラニンに吸収させて、熱により分解します。短い波長だとメラニンの急流率も高く、弱い出力でも効果を得ることができます。
赤ら顔の改善
赤ら顔は、皮膚内部にある毛細血管が拡張し、肌に透けて見えることが原因で起こります。血管が膨張するのは温度などの環境面、アルコール摂取などの生活習慣など様々で化粧品や塗り薬での改善は難しいといわれています。フォトフェイシャルでは、血管の赤色に反応し、拡張した毛細血管が熱を持つことで収縮し、赤ら顔の改善につながります。
ニキビケア
フォトフェイシャルはニキビケアにも効果を発揮します。フォトフェイシャルは、ニキビの原因菌でありアクネ菌が作り出している「ポリフィリン」に反応します。また、皮脂腺に反応して皮脂の分泌を抑える効果があるため、ニキビケアに効果が高いといわれています。
ハリ・弾力・ツヤの改善
フォトフェイシャルで施術を行う際には、700nm以上の長い波長を使用して、真皮層を刺激し、ハリ・弾力・ツヤを改善します。真皮層にはコラーゲンやヒアルロンを生成している線維芽細胞があります。線維芽細胞を刺激することで、たるみを防ぎ、肌にハリや弾力を与えてくれます。また、肌に潤いを与えてくれる効果も期待できます。
シワの改善
シワもハリ・弾力・ツヤと同様に真皮層が大きく関係しています。施術方法も同じで、長い波長により線維芽細胞を刺激し、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどの保湿成分を生成するように働きかけます。
また、シワの場合には表情筋の衰えも関係するため、フォトフェイシャルの施術と並行して、表情筋のトレーニングを取り入れるとより効果を得ることができます。
[3]フォトフェイシャルの料金や回数は?
フォトフェイシャルの料金
フォトフェイシャルの場合は、クリニックで施術を行うため診察料や施術料が必要です。顔全体を施術するのに、1回で10.000~20.000円が相場です。クリニックによっては、5回セットや10回セットとしているところもあり、セットで契約をすると1回あたりの料金も安くなります。
フォトフェイシャルの回数
フォトフェイシャルは回数を重ねることで、より効果を得ることができます。毎月1回のペースで4~5ヶ月通うようにしましょう。
フォトフェイシャルの施術の流れ
- 診察
- クレンジング
- 冷却ジェルを塗る
- 照射
- クールダウン
クリニックでは、フォトフェイシャルの施術前に医師による診察があります。この時に気になる部分や症状、不安点などを聞いておきましょう。
施術を受ける前に、クレンジングで日焼け止めや化粧を落とします。クレンジングは、クリニックで無料貸出をしているところもありますが、自分で用意する場合もあります。念のため、クレンジングとフェイスタオルを用意しておきましょう。
クレンジングの後は、専用の冷却ジェルを顔に塗っていきます。冷却ジェルは皮膚の表面に熱が溜まるのを防止して、肌の炎症や色素沈着を防ぐ役割があります。
冷却ジェルを塗り終わった後、顔全体を照射していきます。照射時間は顔全体で10~20分ほどで、それほど時間はかかりません。
照射後、塗っていたジェルをとり、クールダウンを行います。これですべての施術が終了となります。
施術後のアフターケアについて
フォトフェイシャルは一時的に色素沈着が起こったり、ガーゼやテープを貼るといったダウンタイムはありません。施術後に痛みを感じたり、赤みが残ることもなく、すぐにお化粧をすることも可能です。施術当日のお風呂、シャワー、化粧水も問題ありません。
しかし、フォトフェイシャルを受けた肌は外部の刺激に敏感になっているので、日焼け止めなどの紫外線対策をしっかり行うようにしましょう。
[4]フォトフェイシャルを受ける際のポイント
- 1ヶ月感覚で定期的に受ける
- 日焼けしない
- 保湿を忘れない
フォトフェイシャルは、1ヶ月に1回のペースで受けましょう。そして満足する効果を得られるまでには4~5回受けることが重要です。1回でもある程度効果を得ることはできますが、複数回受けることによって、より効果を高めることができます。
フォトフェイシャルを受ける前後1ヶ月は日焼けしないようにしましょう。施術を受ける前に日焼けをしていると、フォトフェイシャルの光が日焼けで肌が黒くなっている部分にも反応してしまい、火傷やシミ(色素沈着)の原因にもなります。また、施術後も肌が敏感になっている状態なので、その状態で日焼けすることにより、せっかくケアしたシミが濃くなってしまったり、目立ったりすることがあります。
このようなことから、前後1ヶ月は日焼けしないように、日焼け止めを塗ったり日傘を活用するなど、工夫するようにしましょう。ちなみに、日焼け止めはSPF30以上、PA++以上のものがおすすめです。
フォトフェイシャルを受けた後は、肌が乾燥しやすい状態となるため、必ず保湿を入念に行うようにしましょう。化粧水での保湿だけでなく、水分の蒸発を防ぐためにクリームも忘れずに塗るようにしてください。
また、より効果を高めたい場合には使用する化粧品をビタミンC誘導体入りのものにするといいでしょう。
[5]フォトフェイシャルを受ける際の注意点
副作用はあるの?
フォトフェイシャルの副作用は、ゼロというわけではありませんが、非常に少ないと言えます。それでも、可能性としてどのような副作用が起こるか、知っておくことも大切です。
- ヤケドする
- 痛みがある
フォトフェイシャルのパワーが強すぎたり、光の当たり方が不適切だった場合、ヤケドをすることがあります。施術中に気づいたらすぐに治療してくれますし、施術後に気づいた場合でもすぐにクリニックを受診して処置してもらうようにしてください。
ヤケドをした場合は、適切な処置をしないと跡が残ってしまうこともあるので、注意してください。
フォトフェイシャルの施術は、ゴムで肌を弾くような痛みを感じます。痛みの強さは人によって違うので、実際にフォトフェイシャルを受けた人の中でも「ほとんど痛みを感じなかった」という人もいれば、「かなり痛かった」と言う人もいます。
ある程度痛みを覚悟していくと、「思ったほどでもなかった」と感じるかもしれません。
注意点も知っておこう
- 肝斑が悪化する
- シミがかさぶたになる
肝斑(かんぱん)とは、顔の両頬に出来るボヤッとしたシミのことです。一般的な日焼けによるシミとは違います。肝斑はフォトフェイシャルやシミレーザーで治療を行うと悪化することがあるので、施術前に必ず医師の診察を受けるようにしましょう。
気づかずにフォトフェイシャルの施術を受けて、シミが濃くなっているように感じたら、すぐにクリニックに相談するようにしてください。
フォトフェイシャルを受けた後、シミがかさぶたになることがあります。これは、正常な反応なので、不安になる必要はありません。かさぶたの上から化粧をしても問題ありません。
フォトフェイシャルを受けることができない人
妊娠中の人や日焼けしている人など、人によってはフォトフェイシャルは受けることができません。以下の項目に当てはまるか、確認しておきましょう。
- 妊娠中
- 授乳中
- 日焼けをしている人
- 光や日光に対して過敏症な人
- 自己免疫疾患の人
- ペースメーカーを着用している人
- 糖尿病、心疾患の人
- 皮膚の炎症を起こしやすい人
- てんかんの病歴がある人
- 顔にアートメイク、刺青をしている人
- 体内に糸が入ってる、異物が入っている人は注意が必要です。事前に医師と相談しましょう。
クリニックによって、施術できる、施術できないの基準は異なります。ですので、項目に当てはまる人は、医師との診察の際に必ず伝えておくようにしましょう。
[6]フォトフェイシャルで美肌を手に入れよう
いかがでしたか。顔のあらゆる悩みに対応してくれるフォトフェイシャル、シミやそばかすへのケアだけでなく、ニキビケアやアンチエイジングにも効果があるとなれば、ぜひやってみたいと思いますよね。
効果に比べて、費用もそこまで高くなく、何回か通う必要はありますが、メリットを考えるとそこまで大変でもありません。ただ、フォトフェイシャルはクリニックでしか受けることができず、エステサロンでも同じような施術はありますが、フォトフェイシャルよりは効果が落ちるということを知っておいてください。肌に悩んでいる、調子がイマイチだなぁと感じる人は、ぜひフォトフェイシャルを体験してみてくださいね。
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