花粉症が引き起こす肌荒れの原因って?症状と詳しい対策方法

春の訪れとともに悩まされる花粉症。この花粉症が原因で起こる症状に肌荒れがあります。今回、肌荒れの原因や症状、詳しい対策方法をまとめました。今日から実践できることもあるので、是非チェックしてみてください。

花粉症でおこる肌荒れの原因って?症状と詳しい対策方法

2018年01月30日更新

スキンケア

服部 仁実

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[1]花粉による肌荒れの原因

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皮膚摩擦

花粉症で肌が荒れる原因の一つに、皮膚摩擦があります。これは、花粉による痒みによって目や鼻をこすったり、鼻水が止まらずにティッシュで1日中鼻をかむことによって、摩擦ができます。表皮層は厚さ0.07mm~0.2mmしかなく、何度も摩擦を受けることで顔にかゆみや赤味が出て、ひどいと腫れてしまったりすることもあります。

乾燥

乾燥も肌荒れの原因となります。花粉症になる春の季節は、揺らぎ肌になりやすい、肌には不安定な時期です。

服部 仁実

冬から外気の湿度の低さは続き、寒暖差も激しいこの季節は、肌表面の水分量が著しく低下し、角質層が肥厚しやすく、そして皮脂分泌も不安定になります。

皮脂+汗によって作られる、皮脂膜が肌を外気の刺激から守るバリア機能を果たしていますが、皮脂分泌が不安定であることによってこの皮脂膜の機能も低下し、敏感肌になりやすくなります。

また、肌の一番表層である角質層を作っている角質細胞にしっかりと水分量を蓄えることも肌の保護にはとても大切なことです。健康な肌状態ですと、水分量が約30%程度になります。

 

摩擦や乾燥によって、皮脂膜が壊れ、角質層は傷付き、角質細胞内の水分量が低下すると、角質細胞間を繋ぐ細胞間脂質も劣化し、隙間が生まれてきて、その隙間に花粉や紫外線、埃が入り込んで、アレルギー反応を起こすことがあります。

[2]花粉症による肌荒れの症状

花粉症でおこる肌荒れの原因って?症状と詳しい対策方法

肌がかさかさになる

肌の乾燥とは、肌表面の水分が失われてしまい、更に皮脂分泌も低下、肌のバリア機能が低下し、その状態が長く続くことで敏感肌の状態に変化して少しの刺激に過剰に反応するようになります。

たるみ、シミができやすくなる

花粉症によって乾燥した肌の状態のままにしておくと、まず角質層内の水分不足によりシワっぽくなり、ハリが失われます。そしてその影響は真皮層にまで及びます。。そうすると、真皮層で肌を支えているコラーゲン繊維やエラスチン繊維は劣化し、たるみにつながります。

また肌をこすることで色素沈着が起こり、目の周りに赤黒いクマができたり、鼻の周りだけ色が変わることがあります。

肌に赤みが起こる

肌に赤みがおきるのは、顔の皮膚に張り巡らされた毛細血管の拡張が原因です。肌に刺激が加わることで毛細血管が拡張し、赤くなります。また肌のターンオーバーが乱れて、肌が敏感になり、顔の表皮が薄い状態のときに赤みが更に目立つようになります。

特に、顔の皮膚は身体の中でも表皮が薄くて毛細血管が集まりやすい場所です。健康的な赤みの場合も考えられますが、他の皮膚よりも見るからに赤い場合は、花粉症により、敏感になって赤くなってしまった可能性が高くなります。

[3]花粉症から肌を守るための対策

花粉症でおこる肌荒れの原因って?症状と詳しい対策方法

規則正しい生活をする

『肌は心と内臓と環境の三面鏡』という言葉があるように、寝不足が続いたり、ストレスがたまったりすることで、自律神経が乱れてしまうことは肌荒れの大きな要因になります。自律神経のバランスが崩れることによって、血流が悪くなり、肌に必要な酸素や栄養素が行き届かずに肌荒れを起こすことが考えられます。まずは規則正しい生活、ストレスを受けても溜め込まずきちんと発散できる生活を心がけましょう。

仕事や育児、家事などで、思うように時間が取れない時もあると思いますが、自律神経のバランスを保つにはきちんとした睡眠の確保は一番大事なことです。そして、良い睡眠を得るためにはお風呂に浸かることも大事です。お風呂に浸かることで、凝り固まった筋肉が解れ、温まり、血行が良くなるので、副交感神経(睡眠時に優位になる自律神経)のスイッチが入りやすくなります。

良質な睡眠は肌の修復にもとても大事です。忙しい時はシャワーで済ましてしまいがちですが、ゆっくりお風呂に浸かる時間も作るようにしましょう。

日々の食事に気を使う

日々の食生活には肌をサポートする効果のあるものがたくさんあります。美肌を作る効果のあるビタミンや健康な肌を保ってくれるたんぱく質やミネラルを意識して摂取するようにしましょう。

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しかし、肌にとって効果のある栄養素を全て食事で摂取するのは、とても難しいので、足りないところは、サプリメントや青汁で補いましょう。では、肌に必要な栄養素をご紹介します。

肌を守ってくれる栄養素

■ビタミンA
ビタミンAには、肌や粘膜を健康に保つ働きがあります。皮膚が本来持つ働きを正常化して、ハリ、ツヤのある肌へ導きます。

●ビタミンAを含む食品:卵黄、レバー、ホウレンソウ、レッドパプリカ

■ビタミンB群
肌の免疫機能を向上させる効果があるビタミンBは、キメの細かい肌になるよう肌を整える効果があります。また、肌の再生を促進させて肌本来の刺激物に対する抵抗力を引き出します。

●ビタミンB群を含む食品:トウモロコシ、にんじん、赤身の肉や魚、バナナ

■ビタミンC
美肌効果抜群のビタミンCは、抗酸化作用があり、シミの改善、美白効果と、皮脂分泌を抑制する作用もあるので、ニキビ改善にも効果が期待できます。

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●ビタミンCを含む食品:レモン、キウイ、ほうれんそう、ブロッコリー、トマト等

■ビタミンE
ビタミンEには、血行促進作用と抗酸化作用があります。効果としてはシワやたるみの改善が期待でき、エイジングビタミンとも呼ばれています。

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●ビタミンEを含む食品:はまち、鮎、アーモンド、モロヘイヤ

■ビタミンH(ビオチン)
ビタミンHは皮膚炎を治すビタミンとして発見されたものです。アトピー性皮膚炎や花粉症などの肌荒れ改善に効果があります。

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●ビタミンHを含む食品:大豆、レバー等

■たんぱく質
皮膚を生成して、肌の代謝を高める効果のあるたんぱく質です。コラーゲンを構成しているのもタンパク質で、肌を健康に保つ働きがあります。たんぱく質には、植物性たんぱく質と動物性たんぱく質があり、どちらもバランスよく摂るようにしましょう。

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●植物性たんぱく質:大豆、豆腐、ピーナッツ、油揚げ、ゴマ等
●動物性たんぱく質:豚肉、鶏ささみ、まぐろ、イワシ、生ハム等

■鉄分
コラーゲンを作る働きのある鉄分は、肌に潤い、ハリを与えてくれます。肌のエイジングケアにも効果があり、肌だけでなく爪のネイルケアにも効果があります。

●鉄分:レバー、煮干し、あさり、きくらげ等

適度に運動をする

時間が空いた時には、ストレッチなどをして、少し身体を動かしましょう。身体を動かすことで、血液の流れが良くなって、肌の代謝も促進されますし、ストレス発散にも繋がります。また、休日や早めに仕事が終わった日など、ウォーキングや今流行っているホットヨガなどもおすすめです。

化粧品を見直す

現在使用している化粧品は、肌に合っているものですか?肌に炎症を起こしているときは、肌のバリアが低下している状態なのです。

服部 仁実

活性する成分などは敏感肌にとってはオーバーケアになります。抗炎症作用のあるラインナップに切り替えましょう。

スキンケアの方法を見直そう

花粉症でおこる肌荒れの原因って?症状と詳しい対策方法

1.クレンジング
肌が荒れている時期は、クレンジングも更に優しいタッチで行うようにしましょう。

服部 仁実

クレンジング剤が少ないと肌摩擦の原因にもなりますので、使用量にも気を付け、指の腹を使って優しく行います。肌刺激の少ないジェルクレンジングがおすすめです。すすぎ残しのないよう、丁寧にすすぎます。水の温度は熱すぎず冷たすぎずの人肌ぐらいがいいでしょう。冷水は時に毛細血管の拡張を引き起こします。

 
2.洗顔
洗顔料は、アミノ酸の洗顔料がオススメです。使用する際には、洗顔料のクリームをしっかりと泡立てて皮膚の汚れを泡でとるようにして洗い、流します。洗顔クリームをそのままの状態で顔に塗ったり、手のひらでこするようにして洗ってはいけません。

特に、目の周りや口元は皮膚が薄く、強く洗うと肌荒れが悪化することが考えられるので気を付けてください。泡を洗い流すときは、水ではなくぬるめのお湯で洗い流すようにし、手でゴシゴシこすらないようにします。

3.保湿
洗顔後には、必ず保湿ケアを行いましょう。洗顔後は、肌の表面の水分が蒸発しやすく、すぐに乾燥してしまいます。せっかくの洗顔も台無しになってしまうので、保湿は洗顔後3分以内に行うようにしましょう。

[4]悪化したら皮膚科で診察してもらう

花粉症でおこる肌荒れの原因って?症状と詳しい対策方法

肌荒れをいくら予防したとしても、炎症が治まらない時もありますよね。その時は、皮膚科で診てもらうようにしましょう。皮膚科で診てもらうと、症状にあった薬を処方してくれたり、アレルギーテストを行ってくれます。

[5]肌荒れ予防で肌すっきりしよう

いかがでしたか。花粉症による肌荒れは、多くの人が悩まされていると思います。今の生活習慣を少し変えるだけで改善することもあります。もし悪化するようだったら、早めに皮膚科を受診するようにしてくださいね。

服部 仁実

この時期のスキンケアはちょっと難しい時もありますが、お肌の状態を毎日しっかり見て、季節や体調で肌荒れしない強いお肌を作っていきましょう。

 

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