ハイドロキノンの効果で気になるシミを消す!正しい使い方や注意点について
美白効果が極めて高いと密かに人気を集めているハイドロキノンクリーム。長年シミやくすみで悩んでいる方にとっては是非とも試してみたいアイテムでしょう。ではその効果はどんなものなのか、今回は気になるハイドロキノンについての基礎知識や情報をまとめてみました!
2018年04月24日更新
記事の目次
[1]まずは知ろう、ハイドロキノンって?
ハイドロキノンは美白効果が高いことから、「肌の漂白剤」と言われています。日本ではまだまだ知名度は低いですが、海外では古くから美肌治療で扱われ、シミ治療と言えばハイドロキノンと言われるほどスタンダードに使用されています。ではハイドロキノンは肌にどのような力をもたらしてくれるのでしょうか?
ハイドロキノンの効果
ハイドロキノンは、シミの原因である肌内部のメラニンを減らしてくれる効果とメラニンそのものを抑制してくれる効果があります。つまり、これから出来るシミの予防と今あるシミの両方に効果を発揮してくれるのです。
- メラニンを作り出すメラノサイトそのものを減少させる
- チロシナーゼの働きを抑制する
- 既存メラニンの色素を薄くする
メラニン色素を形成する工場と言われているメラノサイトを減少させることで、新しいシミが出来るのを防ぐことが出来ます。
紫外線など外からの刺激を受けて活性化し、黒色メラニンを生成する厄介な酵素がチロシナーゼです。チロシナーゼが生成した黒色メラニンが表皮に沈着してしまうとシミになります。ハイドロキノンがチロシナーゼの働きを抑えることにより黒色メラニンの増殖を抑え、美白へと繋がります。
ハイドロキノンの大きな特徴として、一度酸化したメラニンを還元することが出来るということです。還元作用によってメラニンの酸化をリセットし、メラニン色素を薄くしてくれる効果があります。これが「肌の漂白剤」と言われる由縁です。
ハイドロキノンが効くシミは?
シミへ直接アプローチしてくれるハイドロキノンですが、実はその効果が得られるのは皮膚の比較的浅い部分に出来たシミだけです。
- そばかす(雀卵斑)
- 炎症後色素沈着
- 日光黒子(老人性色素斑)
- 肝斑
直径数ミリ程度の細かくて薄いシミが鼻から頬骨あたりまで広範囲に散らばっている
毛抜きや脱毛をしたところにシミが出来たり、炎症や傷のあった場所に残ったシミのこと
ぼんやりとしたものではなく、肌との境界がはっきりしているシミ。目尻やこめかみなどに多く点々とした茶色いシミ。
妊娠やピルの服用をきっかけに出来たり、更年期になって目立ち始める頬骨の上あたりのシミ。
効果が期待できないシミもある
ハイドロキノンでは肌の奥深くの部分、つまり「真皮」にまで及んだシミには効果が期待できません。また、肝斑でも紫外線や老化など原因がはっきりしないシミなので、原因によっては消せない場合があるようです。
- 脂漏性角化症
- 太田母斑などの真皮性のシミ
シミだと思っていたのがイボのように盛り上がってきたもの。
太田母斑とは目の周りや頬、額などにできる褐青色や灰青色のあざ。真皮性のシミとは肌の表面ではなく奥の方に出来ているシミを指す。
[2]シミ消し効果の出る期間は?
ハイドロキノンは、塗り始めてすぐに効果を実感出来るというわけではないようです。では、ハイドロキノンの効果が目に見えてわかるようになるには、どれほどの期間が必要なのでしょうか?
一般的な目安としては、美白効果を実感するまでに3ヶ月ほど期間があります。効き目には個人差がありますし、使用するハイドロキノンの濃度の違いからも差は生まれますが、使用者の中には3ヶ月より早く効果が出る人もいて、2~3週間ほどで効果が出るという人もいるようです。
即効性を求めるのであれば、やはり高濃度のものが効果的ですが、その分肌への作用も強く、刺激や負担も大きくなります。そのため、専門医の治療を受ける場合は、3カ月ほどでいったん治療を終了する場合が多いです。
肌を休める期間を作り、また治療を再開しそれを繰り返しながら美白を目指していくのがハイドロキノンの治療法です。
[3]よく効くからこそ使い方はしっかり守ろう
シミ消しに絶大な効果があるハイドロキノンですが、裏を返せば“高い効果”は刺激が強いということになります。正しく使用しなければ効果も得にくいですし、反対に思わぬ肌トラブルを起こす原因にもなります。綺麗になろうとしてハイドロキノンを使っているのにそうなってしまえば本末転倒ですよね。ハイドロキノンを使用するにあたってのいくつかの注意点をまとめてみました。
使用上の副作用と注意点
- 紫外線対策をしっかり!
- クリームの保管を徹底
ハイドロキノンを使用していく際に最も注意が必要なのは、外出時の紫外線です。ハイドロキノンを塗布している状態で長く紫外線を浴びると、かえってシミの色が濃くなってしまった!という症例が報告されています。
外出する際にはしっかりと日焼け止めを塗り、紫外線対策を行いましょう。
ハイドロキノンクリームは酸化によって変性が発生しやすいです。変性して劣化したクリームを肌に塗ることで、反対に肌へ悪影響を及ぼす危険があります。開封後の保存は冷暗所にて、約1ヶ月ほどで使い切りましょう。
ハイドロキノンによる副作用
- 肌の赤みや炎症
- 白斑の発生
ハイドロキノンが肌に合わなかった場合、肌のかゆみや赤みが発生し、炎症が起こります。パッチテストを怠った場合の副作用になります。
メラニン色素を生み出す細胞が異常に減少してしまった場合、肌の一部分が白くなってしまう白斑という症状が出る場合があります。これは高濃度のハイドロキノンを大量に塗り過ぎるなどの無理な使用方法を行うと起きてしまう副作用です。
ハイドロキノンには正しい用法がありますので、すぐに効果が出ないからと言って必要以上に塗り過ぎたりしないでください。
必ず行いましょう!パッチテストのやり方
思わぬ肌トラブルを防ぐ為に、そのハイドロキノンクリームが自分の肌にしっかり合っているかを使用前に一度検査してみる必要があります。クリームのパッチテストは面倒でも必ず行いましょう。
- 清潔な状態にした二の腕に、クリームを少量塗ります。
- その上からばんそうこうを貼り、24時間放置します。
- 時間が経ったらばんそうこうを剥がして、皮膚の状態を確認します。
赤みが出ていたり、かゆみがある場合はそのハイドロキノンクリームは肌に合っていないということなので、必ず使用は避けましょう。
ハイドロキノンの正しい使い方
ハイドロキノンを効果的に使用するためには正しい手順があります。以下の手順を毎日しっかりと守りながらクリームを使用しましょう。
- まずは塗る前に肌を清潔にするため、毛穴までしっかりと洗顔しましょう。
- その後そのまま20分程度放置し肌を完全に乾かします。角質層に水分が多い状態だと塗布した薬剤が浸透しすぎてしまうため、肌効果の強いハイドロキノンクリームの場合は洗顔後一度肌を乾燥させます。または洗顔後の素肌ではなく、化粧水や乳液を塗った後に塗布するようにしてください。
- 気になるシミの部分にピンポイントで塗布します。面倒だからといって一気に顔全体に塗るなんてことは絶対にしません。綿棒に少量取り、効果を出したい部分にだけ塗ってください。
- 塗布後、出かける場合は必ず日焼け止めを塗ることを忘れずに!
[4]市販と皮膚科処方
皮膚科でのシミ治療では多く取り扱われているハイドロキノンクリームですが、市販でも手に入れることは出来ます。では皮膚科処方と市販では違いがあるのでしょうか?
市販と皮膚科処方に違い
皮膚科のハイドロキノンは「処方薬」になりますので、市販のものとは濃度が違います。現在では市販の化粧品にもハイドロキノン配合のものは販売されています。
しかしハイドロキノンは用法用量を守らないと危険な副作用が発生する恐れがあるため、市販のハイドロキノンは配合濃度が制限されています。市販の場合、ハイドロキノンの濃度は2%までとされており、それ以上の濃度を希望する場合は皮膚科での治療になります。
[5]正しく有効的に使ってシミ改善!
ハイドロキノンクリームは皮膚科でのシミ治療で多く行われている治療法のため、効果の期待できる方法と言えます。しかし効果が高い分、濃度が高くなればなるほどリスクや危険も存在するのが事実です。しっかりと正しい使用方法を守り、長年悩んでいたシミを撃退して「綺麗」を手に入れましょう!
Fatal error: Uncaught Error: Call to undefined function related_posts() in /home/monogate/viola-woman.com/public_html/wp-content/themes/viola/single.php:82 Stack trace: #0 /home/monogate/viola-woman.com/public_html/wp-includes/template-loader.php(106): include() #1 /home/monogate/viola-woman.com/public_html/wp-blog-header.php(19): require_once('/home/monogate/...') #2 /home/monogate/viola-woman.com/public_html/index.php(17): require('/home/monogate/...') #3 {main} thrown in /home/monogate/viola-woman.com/public_html/wp-content/themes/viola/single.php on line 82