スキンケア

イオン導入の効果と家庭でもできる美顔器の選び方もご紹介

エステでも使用される「イオン導入」。美容成分を肌の奥深くにまで浸透させる美容方法であり、サロンだけでなく自宅でも手軽に使用することができるようになりました。ここではイオン導入の仕組みや効果、またイオン導入美顔器の選び方や注意点もご紹介します。

イオン導入の効果は?家庭でもできるイオン導入美顔器の選び方もご紹介

2018年06月06日更新

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記事の目次

[1]イオン導入について

イオン導入の効果は?家庭でもできるイオン導入美顔器の選び方もご紹介

イオン導入とは

イオン導入とは、微弱の電流を使用して肌のバリア機能を一時的に弱めて、肌に浸透しにくい成分を奥深くに届きやすくするための方法です。

肌には皮膚を守るためのバリア機能があり、化粧水や美容液を肌に塗るだけでは美容成分を十分に浸透させることが難しいのです。一方で、イオン導入は美容有効成分を肌の奥まで浸透させることができます。

イオン導入の仕組み

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私たちの肌の表皮は4層になっており、一番上には角質層があります。この角質層は酸性であり、「+イオン」を多く持ちます。表皮の2番目にある顆粒層はアルカリ性なので「-イオン」を多く持っており、角質層と顆粒層はお互いが反発しあっている状態です。

その状態では、美容成分が角質層の奥深くまで浸透するということはありえないのです。イオン導入で肌に微弱電流を流すと角質層と顆粒層が中性になり、反発し合っている状態が弱くなります。その状態だと、肌に必要な美容成分が角質層を超えて顆粒層にまで届くというわけです。

超音波やエレクトロポレーションとの違い

イオン導入とエレクトロポレーションは、2つとも電気の力を使用して肌に美肌成分を浸透させるという共通点があります。しかし、美容成分の浸透率が違い、エレクトロポレーションはイオン導入の約20倍の効果があるとされています。

 
また、肌に浸透させることが可能な有効成分も異なります。また、超音波に関しては仕組みそのものが違います。超音波の場合は、そのまま肌にあてるだけで美容効果を得ることができますが、イオン導入の場合は専用の化粧水を塗ったうえで使用することで、効果を得ることができます。

[2]イオン導入の成分と効果

イオン導入に適した成分

 
イオン導入に適した成分は、水溶性であり粒子の細かい成分です。

  • ビタミンC誘導体
  • プラセンタ
  • トラネキサム酸
  • グリシルグリシン
  • 成長因子(GF)

イオン導入に適さない成分

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イオン導入に適さない成分は、油分が多く粒子の大きい成分のものです。

  • コラーゲン
  • ヒアルロン酸

また、イオン化できない成分に関してはイオン導入を行うことができません。

イオン導入の効果

イオン導入の効果は?家庭でもできるイオン導入美顔器の選び方もご紹介
イオン導入そのものでは特に効果はありませんが、使用する美容成分の浸透力によって大きな効果を発揮します。普段使用している美容成分でも、手に塗った時と比べて30~50倍以上浸透するともいわれているので、肌の悩みを解決するような美容成分を浸透させましょう。

では、イオン導入に適した成分による美容効果をみていきます。

  • ビタミンC誘導体
  • イオン導入に最も相性が良いとされているのが、このビタミンC誘導体です。メラニンの生成を抑制することで美白効果を得ることができ、コラーゲンの生成を促進するのでシワやハリ、たるみを改善することができます。気になるニキビ予防や改善だけでなく。活性酸素を除去することで、抗酸化作用やエイジングケアも期待できます。

  • プラセンタ
  • 肌のターンオーバーを促進して、シミやシワ、乾燥の改善が期待できます。活性酸素の除去も行い、抗酸化作用やエイジングケアにもおすすめです。

  • トラネキサム酸
  • メラニンの抑制により美白効果を得ることができ、シミや肝斑の予防に向いています。

  • グリシルグリシン
  • 毛穴の引き締めに効果があります。

  • 成長因子(GF)
  • 肌のターンオーバーを促進し、エイジングケアが期待できます。

[3]自宅でケア!イオン導入美顔器について

イオン導入美顔器の使い方

基本的なイオン導入美顔器の使い方は、「美容液を手で肌に塗った後、美顔器のヘッドを肌にあてる」もしくは「美容液を染み込ませたコットンを美顔器のヘッドにつけて肌にあてる」のどちらかです。

コットンを使用する理由としては、直接肌にあてることで肌への負担が大きく、肌トラブルを引き起こす原因になることがあります。どちらの場合でも、ヘッドをゆっくりと肌にあてていくことにより、美容成分が肌に浸透していくという使い方は共通しています。

イオン導入美顔器の選び方

  • 必要な美容液の成分を選ぼう
  • イオン導入美顔器を使用する際には、一緒に使う美容液、化粧水が重要です。イオン導入美顔器には、専用の美容液やジェルがセットとなって販売されているものが多くあるので、必ずチェックしておきましょう。イオン導入美顔器の機能より大切な点です。

  • イオン導入以外の機能もチェックしよう
  • イオン導入美顔器は、超音波機能やイオン導出機能が一緒に付いているものが多くあります。イオン導出機能とは、電気の力を利用することで、毛穴の細かい汚れを取り除きしっかりクレンジングできる機能のことです。

    超音波機能とは、超音波により肌の細胞を振動させて、血流やリンパの流れを改善するマッサージ効果があったり、肌の奥深くを温めることで新陳代謝を促す効果が期待できます。イオン導出のものを使用すると毛穴汚れを取り除いた後に、イオン導入より美容成分を肌に浸透させることができますし、超音波機能を使用すると肌のむくみやたるみ、リフトアップにも効果があります。

イオン導入美顔器の注意点

イオン導入の効果は?家庭でもできるイオン導入美顔器の選び方もご紹介

  • 週1~2回を目安にしよう
  • イオン導入美顔器は、やりすぎはいけません。「毎日することでより肌をきれいにしたい」と思いますよね。しかし、やる過ぎることで肌の負担となるのです。

    また、決められた時間を超えてのケアもいけません。イオン導入美顔器を使用するお手入れは、週1~2回を目安とし、決められた時間を守るようにしてください。

  • 美容成分は余分なものが入っていないかチェックしよう
  • イオン導入美顔器は、美容成分以外でもマイナスイオンがしているものは肌に浸透してしまいます。防腐剤のパラベンもマイナスイオン化するので、肌へ浸透してしまいます。

    他にも粒子の細かい香料も同様です。美容成分は無添加のもの、もしくは添加物でもイオン化しないもの、そして「イオン導入専用」と明記してある美容液を使用するようにしましょう。

イオン導入美顔器と美容外科の違い

自宅でも簡単にイオン導入できる美顔器もありますが、美容外科での施術との違いも抑えておきましょう。機器の出力や精度ももちろん違ってきますが、何より違う点は使用する美容成分です。イオン導入に適する成分のうち、ビタミンC誘導体は比較的手に入りやすいものですが、専用のトラネキサム酸やグリシルグリシン、成長因子は専門家でなければなかなか入手できませんし、取り扱うことも難しいのです。

シミを直すためには、ビタミンC誘導体とトラネキサム酸が使用されますし、ニキビや毛穴の改善ではグリシルグリシンが使用されます。治療に近いケアなら、美容外科がおすすめです。

[4]正しい使い方をしてイオン導入で美肌になろう

 
肌に必要な成分を角質層の奥深くまで浸透させる効果のある、イオン導入をご紹介しました。美容成分によっては、肌の悩みを解決し効果も高いことからおすすめの美容方法です。イオン導入美顔器によって、自宅でも簡単に肌ケアができるようになりましたね。

しかし、気をつけたいのは使用する美容液です。イオン化するものは全て肌を通してしまうことから、必要でないものまで通してしまう危険性があります。「イオン導入専用」と明記してあるもの、もしくは隅々まで成分をチェックしたものを使用してくださいね。週1~2回のお手入れで美肌を目指してください。


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