エラスチンはお肌の弾力維持に効果あり!?エイジングケアに必要不可欠
肌は年齢を重ねることで、ハリや弾力を失ってきます。綺麗な肌を守るためにも“エイジングケア”は大切です。アンチエイジング効果・エイジングケアを望む方には、コラーゲン同様エラスチンが必要です。エラスチンは、エイジングケア以外にも体にとって重要な働きをしています。身体におけるエラスチンの働きと、肌との関係はどんなものなのでしょうか?
2018年05月14日更新
記事の目次
[1]エラスチンってどんなもの?
エラスチンとは、網目状にコラーゲンと同じように形成しコラーゲンの線をつなぎ止めるように支えている弾性線維のことです。そのためコラーゲンとエラスチンは密接な関係にあります。
皮膚や血管などに多く存在しているタンパク質の一種で、ゴムのように伸縮性のあることで肌に柔軟性や弾力を与えているものです。
エラスチンの働き
エラスチンの働きは、細胞と細胞をつなぎ合わせるバネのような働きです。このバネは、コラーゲンと肌の細胞をつなぐ重要な役割を持っています。
そのためエラスチンが減少することで、コラーゲンがうまく機能しなくなり肌の水分量が少なくなって乾燥している状態になったり、弾力が失われてしわやたるみが発生しやすくなります。
エラスチンは細胞と細胞を結びつける役割を持っており、肌だけでなく身体の血管の柔軟性を保ったり、身体のしなやかさを保つためにもとても必要な役割を果たしています。
加齢によってエラスチンが減少して血液の循環が衰え、心臓・脳・その他の臓器にも影響を与えて老化を早めてしまうのです。
エラスチンの特徴って?
エラスチンはコラーゲン・ヒアルロン酸とともに肌の深い場所にある真皮の線維芽細胞で生成されています。
線維芽細胞では常に新しい組織をつくり、古くなった組織を分解し新陳代謝を促しているのです。しかし線維芽細胞の働きが衰えることで、肌の弾力は失われてしまいます。
生まれたばかりの赤ちゃんの皮膚は、弾力の源であるエラスチンの量が少なく、そのぶん保湿成分であるヒアルロン酸の量が多くみずみずしく、ツヤのある肌になります。エラスチンは成長とともに、量が増え20代後半頃にピークを向かえます。
40代を過ぎたあたりからコラーゲン・ヒアルロン酸とともに減少していきます。そのため加齢によって肌の衰えを感じるのです。
水分保持の働きもある
近年では、保湿成分・保湿効果としてエラスチンは注目されています。弾力性をもち保湿を助ける働きをしてくれるエラスチンは、肌のアンチエイジング効果を望む上でも大変重要な働きをします。
エラスチンはもともと私たちの身体で生成されているもので、その働きが衰えることで保湿効果が下がり乾燥が発生します。コラーゲン・セラミド同様に肌のハリ・ツヤを決める大事な働きをしているので、乾燥を感じる場合はエラスチンが不足しているのかもしれません。
加齢による乾燥を発生させないためにも、エラスチンによるアンチエイジング効果は大切です。
[2]エラスチンと肌の関係は?
加齢によって、コラーゲンの生成が衰えてしまいエラスチンの働きも衰えます。おもに20代後半でピークを迎えるためそこからは減少していき、それによって肌の弾力や保湿力が欠けていきます。
エラスチンは肌のみずみずしさや、弾力さを保つにはとても必要な役割を持っているのです。
ハリとツヤを出す
エラスチンはコラーゲンとともに存在しています。コラーゲンもエラスチンも弾力性を出す性質を持ち合わせており、エラスチンは主にコラーゲンを支える働きをしています。そのため肌のハリ・ツヤ・弾力性を維持するためにはエラスチンが必要です。
紫外線などは、コラーゲンやエラスチンの状態を悪くしてしまうため、肌を健康状態を保つためには紫外線対策をしっかりしてセルフケアを行うこと必要です。
しわやたるみを防ぐ
弾力性を維持するには、エラスチンの働きが重要になります。エラスチンが正常に働くことで肌のしわ・たるみを改善して、もちっと弾力のある素肌になります。美肌はハリ・ツヤ・弾力などの総合的なバランスで決まるため、エラスチンは肌にとってとても大切な成分なのです。
エラスチンとコラーゲンは、密接な関係にあるためどちらかが欠けてしまっても身体にとっていい影響はありません。しわやたるみを改善したいのであれば、エラスチンとコラーゲンの両方を摂取することが大切です。
どちらも加齢によって減少してしまうものですが、抗酸化作用のあるものでエイジングケアをすることで防止につながります。
[3]エラスチンはどう摂取する?
エラスチンは分子が大きいためそのまま体内に摂取することは難しく、体内のエラスチンの増加につなげることは難しいのですが、エラスチンを多く含む食材とその他の食材を一緒に摂取することで、結果的にエラスチンの生成を助けることが出来ます。
体内の活性酸素の働きが活発になることで、エラスチンは減少してしまいます。それを防ぐための食生活をこころがけることを意識すると良いでしょう。
食品から
エラスチンは、多くの動物の体内の色々な部位に存在する成分です。食品の中では肉や魚が多くのエラスチンを含むものです。特に身近な食品の中では、牛すじ・手羽先・軟骨・小魚などの皮や骨まで食べることのできる食材で、エラスチンをより効率的に摂取することができます。
しかし、これらの食材をたくさん摂取したところで皮膚のエラスチン量に大きな影響を得ることはできません。
コラーゲンも同様にエラスチンも、体内で吸収するには分子が大きく、摂取した後は胃のなかでより小さい分子であるタンパク質に分解され、さらに消化を行う過程でアミノ酸などへと分解されて体内へ吸収されてしまうため、エラスチンとして体内へ吸収されることが難しいのです。
ですがこれらの食材を積極的に摂取することで、肌を作るための栄養源となります。そこにビタミン・ミネラルなどをバランスよく摂取することで、抗酸化作用が働き、美肌効果・アンチエイジング効果を期待することができるのです。
サプリメントから
近年ではエラスチン配合のサプリメント類ドリンクなど、様々なバリエーションの製品があり、それぞれ製法や濃度、配合成分も異なるためサプリメントなどの健康維持食品からの摂取の場合は自分に合ったものを選ぶことをおすすめします。
食品からの摂取が難しい場合や、食生活にばらつきのある方は決まった時に決まった分を摂取することのできるサプリメントはとても効率のよい方法です。
多くの健康維持食品に配合されるエラスチンの主な原材料は、豚や牛の大動脈血管・カツオやマグロの動脈球などのものが多く、どれもエラスチンを豊富に含む部位のものです。
ただ摂取したエラスチンが、そのまま体内にとり込まれて皮膚に届き働きかけるわけではないということは、食品もサプリメントでも同様です。
サプリメントに含まれるエラスチン以外の成分との相乗効果で長期的に摂取し続けることで、効果を実感することが出来るため、手軽に無理なく摂取できる方法としてエラスチンをおすすめします。
[4]いつまでも綺麗な肌を保つためにはエラスチン
年を重ねてもきれいな素肌でいるためには、肌の構造を知ることも大切です。足りなくなったコラーゲンなどを補うためにもエラスチンの摂取はとても効果的です。エイジングケアは今から始めても遅くはありません。効果をより早く実感するためにも、気づいたときにケアを行いましょう。
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