キャビテーションの効果は?痩せる理由と注意点、アフターケアについて
エステサロンの施術内容を確認する時に目にすることの多い「キャビテーション」。「キャビテーションって何?」「本当に効果があるの?」「副作用は?」など疑問点が多いですよね。キャビテーションを安心して受けるための基礎知識や効果、注意点などをご紹介します。また、よく比較対象として例に挙がる脂肪吸引との違いもみていきましょう。
2018年02月27日更新
記事の目次
[1]キャビテーションの基礎知識
キャビテーションとは
キャビテーションとは、超音波を脂肪に照射して脂肪細胞に振動をあたえ破壊し、脂肪を乳化しやすくする美容機器のことです。多くのエステサロンでキャビテーションは施術の一つとして組み込まれており、高い人気を誇ります。
キャビテーションによって、脂肪を乳化し、リンパの流れとともに脂肪を体外に排出することができるので、余分な脂肪を落としやすくすることができます。
なぜキャビテーションは痩せるの?
キャビテーションは、脂肪細胞のみに働く特殊な周波数の超音波を脂肪に与えて施術を行います。その超音波が、脂肪細胞膜を破壊し、中にある脂肪が体内に溶けだします。溶けだした脂肪が老廃物となり、血液やリンパを通して体外に排出されるので、脂肪細胞を減らすことにつながります。その結果、照射部分のサイズダウンが期待できます。
キャビテーションは「空洞現象」?
もともと、キャビテーションとは空洞現象という意味を持ち、液体に圧力を加えることによって起こる気泡の発生と消滅のことを指します。できた気泡が弾けて、消滅するという衝撃はとても大きいもので、物体を破壊するほどの力があります。
このような空洞現象を利用して、気泡ではなく脂肪を破壊する痩身治療の機器として開発されたのが、この美容機器のキャビテーションです。
キャビテーションの期間や回数
キャビテーションは、一度の施術で効果を実感することができますが、より体質改善などの効果を得たい場合には、週に1回の1ヶ月~3ヶ月間施術を行うのがいいでしょう。多くのエステサロンでは、キャビテーションを使用したコースがあり、それに合わせて施術を行う場合がほとんどです。
もし、より効果を得たいという場合には、気になるエステサロンの体験を受け、エステティシャンにセルライトの状態や施術後の感想など聞いてみて、回数や期間を決めることをおすすめします。
こちらは、施術の目安として参考にしてください。
- 1~3回(1カ月)…細くなってきたかな、と感じる程度に効果があります。
- 4~8回(1~2カ月)…身近な人に「痩せた?」と言われます。
- 8~12回(2~3カ月)…全身が細くなり、効果がしっかりと実感できます。
安全なキャビテーション
「脂肪を除去する」という言葉だけみると、脂肪吸引や脂肪溶解注射などの施術もあります。しかし、このキャビテーションの施術は使用するのは機器だけでメスや薬剤も一切使用せず、治療中の痛みもないので、もっとも安全に安心して施術を受けることが可能です。
施術後も、人によっては筋肉痛のような軽い痛み、しびれがある場合もありますが、日常生活を送ることには影響はありません。施術後、すぐに帰宅して家事など普段通りに行うことができます。
[2]キャビテーションの効果
セルライトを減らす
硬くなってしまったセルライトは、マッサージなどでは簡単に落とせなくなります。しかし、キャビテーションはセルライトに直接働きかけ水分と脂肪に乳化させて、脂肪を体外に排出しやすい状態にしてくれます。このキャビテーションを使用することで、セルライトを落としてデコボコした肌を解消させることができます。
むくみを解消する
キャビテーションを行うことで、体内の血液の流れが改善され、溜まっていたリンパや老廃物、脂肪が流れやすくなります。滞っていた流れが正常になることで、むくみが解消されて、スッキリします。むくみが解消した状態は、セルライト対策にもつながります。
代謝を高める
キャビテーションを行うことで、体内の血液の流れが改善され、溜まっていたリンパや老廃物、脂肪が流れやすくなります。滞っていた流れが正常になることで、むくみが解消されて、スッキリします。むくみが解消した状態は、セルライト対策にもつながります。
代謝を高める
キャビテーションの血流をよくする働きは、代謝を高くしてくれる効果もあります。部分痩身効果だけでなく、代謝が高まることによって痩せやすい身体になり、全身痩せの効果も期待できます。
リバウンドしにくい
キャビテーションは、脂肪細胞を破壊して脂肪細胞の数そのものを減少させることができます。ですので、リバウンドするリスクも低くなります。
[3]キャビテーションが向いている身体の部位は?
キャビテーションは、手のひら2枚分程度の範囲に照射することができます。大きい面積を持つお腹周りや太もも、二の腕など脂肪が気になる部分痩せに最適です。キャビテーションはセルライトケアにも効果があると言われています。
脂肪の塊であるセルライトにキャビテーションの超音波をあてることで、脂肪がほぐされて排出され、肌の凹凸がなくなりなめらかになります。では、詳しくみていきましょう。
お腹
もっともキャビテーションの効果が得られるのが、お腹です。身体で一番脂肪やぜい肉がある部分であり、キャビテーションは施術を行う部位に脂肪が多ければ多いほど、その効果を発揮してくるからです。
太もも
セルライトが溜まりやすい太ももやふくらはぎも、キャビテーションの効果を発揮できる場所です。太ももでも、内ももについたぜい肉はなかなか落とすことができないので、キャビテーションはとても便利です。すぐに効果を実感できるので、時間がない時などはキャビテーションがおすすめです。
背中
なかなかケアのしにくい背中のぜい肉も、キャビテーションだと簡単にケアを行うことができます。キャビテーションで脂肪をなくし、綺麗な背中を作ることが可能です。薄着になる時や水着になる時、また結婚式などで背中を出す時は、ぜい肉のついていたいスタッとした背中でいたいですよね。
二の腕
部分痩せが難しい二の腕にもキャビテーションは効果抜群です。二の腕は痩せようとトレーニングを行っても、筋肉がついてしまい脂肪はそのままになることもあります。二の腕自体は、他の部位に比べて脂肪の量は少ないので、より効果を早く実感することができます。
お尻
凝り固まったセルライトがつきやすいのが、お尻です。お尻は、トレーニングなどでも鍛えにくい部分であり、脂肪がつきやすいので、キャビテーションが有効な手段です。上手に使用することで、ヒップアップ効果も期待できるのも嬉しいですよね。
[4]キャビテーションと脂肪吸引の違い
キャビテーションは、「切らない脂肪吸引」とも言われます。しかし、実際キャビテーションと脂肪吸引では効果も大きく違ってきます。そこで、キャビテーションと脂肪吸引の違いを詳しく説明していきます。
痛みはある?効果が高いのは?
【キャビテーション】
キャビテーションは、脂肪に超音波を当てるだけなので、痛みはほとんど感じません。脂肪吸引と比べると、脂肪へのアプローチが弱く、あまり変化も感じないかもしれません。ですので、多くのエステサロンでキャビテーションとEMSケアやラジオ波ケアを組み合わせて行うことにより、効果を得られやすくしています。
【脂肪吸引】
脂肪吸引の場合は、メスを使用しますので肌に傷をつけることになります。麻酔を行うとはいえ、全く痛みがないわけではありません。しかし、脂肪吸引の場合は直接脂肪を取りだすので効果も高く、脂肪の量の減少も目に見えて分かります。
施術後の体型
【キャビテーション】
キャビテーションは、身体の外から超音波を当てるだけなので、脂肪のボリュームが足りなくなったりという心配もありません。またメスを使用しないので、傷も残りませんが、一度の施術では、効果を実感するのは難しいでしょう。
【脂肪吸引】
脂肪吸引は、施術後の見た目にも大きく変化があらわれるので細くなった実感が得られやすいです。ただ、脂肪吸引の場合は施術を行う医師の腕に左右される部分もあります。脂肪を吸引しすぎてしまったり、筋肉が目立つようになったりという事例もあります。また、脂肪吸引のために管を通すので、その傷が残ってしまうこともあります。
回復期間は?
【キャビテーション】
キャビテーションは痛みも身体への負担も少ないため、施術後すぐに回復できます。施術後1時間だけ食事を取らないようにし、その後は普段通りの生活を送ることができます。
【脂肪吸引】
脂肪吸引を行った場合は、施術後約2週間は包帯がとれない状態です。これは、脂肪吸引を行った場所に水が溜まらないようににということです。また、コルセットによる圧迫をする必要があるため、普段通りの生活を送るまでに、約1ヶ月ほどかかります。
リバウンドはする?
【キャビテーション】
キャビテーションは、脂肪細胞を破壊して、細胞数を減少させることによって、脂肪をため込みにくい身体を作っていきます。比較的リバウンドはしにくいと言われていますが、食生活など意識することが大切です。
【脂肪吸引】
脂肪吸引は脂肪を直接吸い取り、脂肪細胞そのものの数を減らすことができるのでリバウンドしにくいと思われがちですが、摂取エネルギーが多ければ脂肪細胞は再び大きくなります。キャビテーション同様、乱れた食生活をおこなっていると、再度脂肪は蓄積されていきます。
価格は?
【キャビテーション】
キャビテーションは、1回の施術で1万~3万円が相場と言われています。キャビテーションは何度か施術を行うことによって、より効果を得ることができるので、エステコースを申し込んだり、月額制にしたりと自分で選択することができます。
【脂肪吸引】
ウエスト部分の脂肪吸引を行う場合、およそ30万円かかります。エステサロンや施術を行う部位にもよりますが、数十万円必要となってきますので、キャビテーションを比べると高い金額になってきます。
[5]キャビテーションの施術の流れ
ここで、エステサロンで行われるキャビテーションの流れを説明します。
- カウンセリング・採寸
- 身体を温める
- キャビテーション
- 施術後のケア
キャビテーションの施術を行う前に、エステティシャンの方と1対1でカウンセリングを行います。施術内容を説明してくれ、疑問点や質問があればしっかり聞いておきましょう。また、日々の食生活や生活習慣なども聞かれます。その時に、体重と体脂肪率の測定を行い、身体の採寸も行います。採寸は、大まかな部分だけでなくて全身を細かく採寸します。
施術を行う前に、しっかりと身体を温めておきます。身体を温めておくことで、効率よく脂肪を燃焼させることにつながり、脂肪を排出しやすい身体を作ります。その時に使用させる施術をみていきます。
【ヒートマット】
ヒートマットは電熱線が張り巡らされたマットのことで、温熱効果があり、身体を芯から温めて発汗作用を促し、新陳代謝を促進します。ダイエットを目的とするエステサロンで使用されております。
【遠赤外線サウナドーム】
遠赤外線サウナドームは、ドーム状になった機械の中に顔だけを出した状態で横になって施術を受けるものです。サウナドームの中には、天然鉱石を置いてあり、リラックスした状態でマイナスイオンの効果を得ることもできます。横になって寝ているだけで、身体を芯から温め、そかひ発汗作用を得られ、新陳代謝の向上にも効果があります。
【ラジオ波】
ラジオ波とは、高周波の1つで肌に照射することにより、その部分を温める効果が期待できます。ラジオ波によって、体温が3度ほど上昇するので脂肪も柔らかくなり、キャビテーションの効率が上がります。ラジオ波によって身体を温めることで代謝が向上し、痩せやすい身体にもなります。
【ゲルマ温浴】
家庭でキャビテーションを行う際には、施術前にゲルマ温浴を行いしっかりと汗をかいておきましょう。ゲルマ温浴は、有機ゲルマニウムを溶かしたお湯に浸かることで、入浴剤なども販売されています。ゲルマ温浴によって身体が温まることで、新陳代謝や体温を高めて、体内を循環のよい環境にしておきます。また、冷えに悩んでいる方にも効果がありますよ。
身体を温めた後、キャビテーションを行い、脂肪を溶かしていきます。カウンセリング時に、予めキャビテーションの施術を行う場所を確認し、その部分を中心に行って行きます。
キャビテーションの施術はマッサージなどのケアを行います。
【リンパマッサージ】
キャビテーションで流れやすくなった脂肪を、マッサージを行うことでリンパへ流し、そのまま体外へ排出させる効果が期待できます。リンパマッサージをしっかり行うことで、脂肪が再び固まる前に体外に排出でき、より痩身効果を実感できます。エステサロンでは、自分ではマッサージしにくい背中やお尻などの部分もしっかり行ってくれます。
【エンダモロジー】
エンダモロジーとは、ローラー付きの脂肪吸引機のことで、強力な吸引力でぜい肉を吸いながらローラーで潰し、刺激を与えてくれます。キャビテーションの後で、エンダモロジーを行うことによって、脂肪が排出されやすくなります。
【EMS】
EMSは、電気で筋肉を刺激することで強制的に収縮させる機器のことです。EMSは筋力をアップして、基礎代謝を増やすことを目的としたもので、キャビテーションで脂肪を除去した後の体型維持がしやすくなるので、痩せたスリムなスタイルを保ち続けやすくなります。
[6]キャビテーションを受ける際の注意点
超音波音による骨伝導音
キャビテーションの機器によっては、超音波が骨にあたり、その時の金属音が施術が終わった後でも、耳鳴りとして耳に残ることが考えられます。しかし、次第に消えていきますので日常生活には支障はありません。
身体への負担がある
キャビテーションをおこなうことによって、脂肪細胞から流れた多くの脂肪は、一度肝臓に集められます。集められた後に、肝臓の中で分解、排出が起こります。これにより、肝臓に負担が大きくかかるので、キャビテーションを受ける前後は、アルコール
ろわやタバコなどの肝臓へ負担がかかるようなものは控えてください。
まれに胃の不調や下痢などの症状が出ることもありますので、治療を行う前、行った後の1時間は食事を控えておきましょう。
妊娠中はNG
妊娠中は、キャビテーションを受けるのは避けるようにしましょう。妊娠中の母体にとって、脂肪は赤ちゃんを守る働きのある大切なものです。キャビテーションの超音波自体には、そこまで影響があるわけではありませんが、ヒートマットや遠赤外線サウナドームによって、母体の体温が5度以上上昇すると胎児への影響が出る可能性があると言われています。
体温もそこまで上昇することは稀ではありますが、万が一を考えて受けないようにしてくださいね。また、妊娠後ならすぐに受けれると思っていても、エステサロンによっては出産後の施術可能な時期を定めているところがあります。
あるサロンでは、『出産後生理が再開して2~3カ月後』としている場合もありますので、必ずスタッフの方に確認しておきましょう。
[7]顔にもできる!?フェイシャル用のキャビテーションとは
一昔前は、顔へのキャビテーションはNGとされていました。しかし、現在では超音波の性質をうまく利用して、フェイシャル用のキャビテーションも使用されるようになりました。家庭用のキャビテーションでもフェイシャル用に使用できるものもありますが、顔は身体の部位と比べてデリケートな部分ですので、できるだけエステサロンで受けることをお勧めします。
≪フェイシャル用キャビテーションの効果≫
- 顔全体のリフトアップ
- むくみが解消されて、小顔になる
- キメを整えて、ざらつきを解消する
- 肌の色がワントーン明るくなる
- アンチエイジング
[8]キャビテーションだけでは痩せない?より効果を高めるポイント
キャビテーションを行っているからと言って、理想通りに痩せるとは限りません。食事や運動など、日々の努力との相乗効果で理想の体型を手に入れることができるのです。では、キャビテーションの効果をより高めるポイントをみていきましょう。
施術後は、しっかり水を飲む
キャビテーションを行うと、脂肪が破壊されて排出されますが、代謝が悪い場合には破壊されて溶けだした脂肪が全て体外に排出されずに、体内にとどまってしまうこともあります。そうなると、キャビテーションの意味がなくなってしまいます。これを予防するためにも、施術後には400cc以上の水を飲んで水分を摂取して、代謝をサポートしてあげましょう。
普段から代謝を上げておこう
普段から代謝を上げておくためには、有酸素運動と食事の見直しは欠かせません。有酸素運動はウォーキングやジョギング、水泳やストレッチなど、時間が空いた時に行ってみてください。
また食事では、女性の方はしっかり鉄分を取るようにしましょう。体内に鉄分が少なくなると、十分な酸素が行き渡らず代謝が低くなってしまいます。他にも、アーモンドや豆腐、アボガド、納豆キムチは、脂肪を燃えやすくして代謝を上げる効果が期待できるのでおすすめです。
[9]自宅でできる!家庭用のキャビテーション
キャビテーションはエステサロンで受けるもの、と思いがちですが、実は自宅でも自分で施術を行うことができます。さまざまな機械が販売されており、安いものでは3,000円台から、高いものだと3万円以上となっています。家庭で使用する場合には、専用のジェルと併せて使用し、気になる部分にすぐにアプローチできるのでとても便利です。
[10]キャビテーションでスリムボディを目指そう
いかがでしたか。多くのエステサロンで利用されているキャビテーションは短期間で効果を得やすく、安心して施術を受けることができます。大きな副作用もないので、まずは体験から受けてみるのがオススメです。ただし、施術後には分解された脂肪が再度固まらないように、しっかりとアフターケアも行ってくださいね。キャビテーションで理想のスリム体型を手に入れてください。
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