腸セラピーの身体に嬉しい6つの効果!セルフケアの実践方法や注意点について
腸は身体の健康を大きく左右する器官です。腸セラピーは、美容効果はもちろん、体調管理もできることをご存知ですか?腸をいたわることで身体が喜ぶメリットがたくさんありますので、今回は腸セラピーのやり方や注意点をご紹介します。
2018年04月02日更新
記事の目次
[1]腸セラピーって何?
「腸セラピー」という言葉をご存知でしょうか。私たちの腸は、食べたものを消化し吸収した栄養素をエネルギーに変えたり、いらない老廃物を排出する臓器です。
他にも、体内に侵入してしまったウイルスや病原菌などから身体を守るなど、人体の中でも最大の免疫器官となっています。そのため腸の働きが悪いと、如実に体調に現れることが多く、便秘や下痢になったり、ガスがたまりやすくなったり、血液の流れが悪くなって、冷えの原因になったりと、病気を招きやすくなるようになってしまいます。
また食べた物の吸収も悪くなり、例えばせっかく栄養のために取っているサプリなどがあったとしても十分に吸収できなくなってしまうのです。このように腸は健康に生活していく上でとても重要な器官で、美容やメンタルにまで影響を及ぼします。
逆を言えば腸をいたわることで、心身共に健康的に生活できるということです。そこで今注目を集めているのが腸セラピーなのです。
腸セラピーは腸のマッサージ
腸セラピーとは、簡単に言うと腸をマッサージして凝りを取ることを言い、おへその下あたりを中心的に行うことで蠕動運動(ぜんどううんどう)を促し活性化させます。腸セラピーは「腸もみ」や「バウエルセラピー」とも呼ばれ、腸のマッサージ以外にも頭や足裏の腸に効くツボを押したりすることもあるようです。
蠕動運動は、腸を上下左右に伸び縮みさせることで消化物を移動させることができ、活発に行われれば宿便や老廃物の排出を促すこともできます。腸の凝りが取れればデトックス効果が高く、健康美容に効果的なのです。
自分で腸の凝りをチェックしてみよう
肩や腰と同じように、腸も凝りを感じています。それは便秘やガスが溜まったり、肌荒れが起こることで気付きますが、実際に凝りを感じることは少なく、自発的に触って確認してみることも大切です。お腹周りを自分から見て時計回りでゆっくりと優しくなでてみてください。
その時に冷たさや硬さを感じる場所はありませんか?おへその周りに違和感があれば、リンパや血液の循環が滞っていて、腸のむくみの原因になります。左下の違和感は便が溜まっていて、便秘気味かもしれません。
右下に違和感があれば腸全体が弱っている可能性があります。自分で触ることでも、どのような状態か分かることもできます。
[2]腸セラピーで得られる6つの効果とは?
腸セラピーを行うことで、身体に嬉しいメリットがたくさんあります。その中でも特に効果の高い6つをご紹介いたします。
便秘の解消
疲れた腸は動きが鈍ってしまいます。それをマッサージの刺激で活性化させると、腸が元気に動き出します。腸を活性化させるのは副交感神経で、マッサージで副交感神経を活性化させると老廃物を排出する働きも強まるので、便秘が改善されます。
また、整腸作用全般が期待できますので、下痢気味の方にも効果的です。一つ注意していただきたいのは、便秘の種類によってはセルフマッサージを行わない方がいいこともあるので、症状が悪化してしまった場合はマッサージをすぐに中止してください。
むくみ、冷えの改善
腸のマッサージでリンパの流れもよくなり、血行促進も期待できます。そのためむくみがとれやすくなります。血の流れがよくなれば身体の冷えが和らぎますし、便秘が治ることで冷えが改善されるとも言われています。
美肌効果
老廃物の排出が定期的に行われることで、有害物質が溜まりにくくなります。このことからニキビなどの吹き出物が減ります。また、血行が良くなるとお肌のターンオーバーが正常に行われますので、美肌にも効果が表れます。
免疫力アップ
腸内というのは、免疫細胞が集中している器官です。腸セラピーで腸内環境が改善されると、免疫細胞も正常に活動できるので、免疫力アップも期待できます。そのおかげで、体調が良くなったり、病気にかかりにくくなることもできます。アレルギーが改善されたという声もあります。
ダイエット効果
便秘が改善されることから、身体にたまっていた老廃物が無くなりストンと体重が落ちます。それだけでなく、ポッコリお腹も治りすっきりとしたウエストを手に入れられます。さらに、腸内環境が良くなると代謝も上がり、痩せやすい体質に近づくこともできます。ダイエットを考えている方は腸から見直してみると良いですね。
リラックス効果
腸セラピー自体、とても気持ちの良いものです。リラックス効果を得ることで、副交感神経が優位になり、腸も活性化します。身体の緊張が解けることで、「脳内セロトニン」も分泌されることでしょう。
腸においても「セロトニン」は分泌されますが、「脳内セロトニン」のように脳に対する影響はありません。腸で分泌される「セロトニン」は多すぎれば下痢に、少ない場合は便秘になります。
[3]腸セラピーはサロンや整体で受けられる
腸セラピーは今ではかなりメジャーになってきていて、整体やサロンで行っているところが多くあります。腸セラピー専門で行っているところもあり、腸セラピーの資格を持っている方に行ってもらうことができます。サロンや整体で腸セラピーを受ける時の注意点をご紹介します。
サロンなどで腸セラピーを受ける時の注意点
腸セラピーの予約を取ったら、施術を受ける1時間ほど前まで食事は済ませておきましょう。直前に物を食べていると、気分が悪くなってしまう可能性もあります。また、妊娠中や生理中の方は、刺激が強い場合があるので施術を控えるようにしましょう。持病をお持ちの方や、現在通院中の方は必ず担当医師に腸セラピーの施術の許可を取るようにした方が安心です。
腸セラピーの施術を受けたあとの注意点
施術後は、腸が元気に動いているため飲食したものを吸収しやすくなっています。そのためアルコールなどを飲む場合は少し時間を空けてからにしましょう。基本的には多くの水を、こまめに摂取することを心掛けてください。
冷たい水は避けるようにし、ぬるま湯で飲むのがベストです。1日1.5L飲むことを目標にしてみてください。また、自分でも腸セラピーを行ってみるのもよいでしょう。腸のマッサージを習慣化し、常に健康な腸を目指してみて下さい。
[4]セルフでできる腸セラピー!
凝った腸は定期的にマッサージをすることが望ましいですが、いつもサロンや整体に足を運べるわけではありません。自分でできる方法を身につけて、自分自身で腸の管理をしてみてはどうでしょうか。自分で管理ができれば、身体の状態をコントロールしやすくなりますよ。
腸セラピーを行うタイミングは?
腸セラピーは基本的には食後を避ければいつ行ってもよいです。しかし、おすすめの時間帯は目覚めた時と、入浴後の睡眠前です。朝起きてすぐ腸のマッサージをすると、身体がすっきりと目覚め、午前中に活発に動けるようになります。
まずは腸を起こすことで代謝が良くなり、血液の流れもよくなります。このためエネルギーを効率よく使うことができます。そして、入浴後は血液の流れが良くなっているので、それを利用してマッサージをしてみてください。
そしてそのまま眠りにつくと、リラックス効果でいつもよりぐっすり眠れるかもしれません。また、朝起きた時はお通じが良くなっている効果も期待できます。では、実際のマッサージのやり方を見ていきましょう。
基本の「のの字」マッサージ
まずは基本のマッサージ方法です。腸に心地よい刺激を与えるには腸の形に沿い、マッサージを行うことが大切です。腸は、正面から見た時ひらがなの「の」の字を書いて肛門へと続いています。
そのことを念頭に置いて、おへそ回りを中心に自分から見て時計回りにマッサージしてあげると良いでしょう。やり方としては、硬くない場所であおむけになり腰を浮かすためにクッションなどを敷きます。
親指以外の4本の指で、おへそ回りに優しく触れ、ゆっくりと時計回りにのの字を描きながら軽く押していきます。それを30周ほど繰り返してみましょう。適度な刺激を与え、腸がだんだんと活発になっていきます。途中で不快に感じるようでしたらもう少し少なめでやめるようにし、まだ凝りを感じるようなら増やしましょう。
簡単にできる「座ったまま」マッサージ
横になる事が難しい場所では、座ったままマッサージすることもできます。簡易的ですが、職場のちょっとした休憩時間や、トイレの中などで出来ますので、凝りが気になったり、お腹の張りを感じたらすぐに行うことができます。
まずは座った状態で、腸を引き上げるように姿勢を伸ばしてください。次におへそとお尻に力を入れてキュッと引き締めるようにしてください。そのまま身体をゆっくりと右にひねり5秒静止してください。身体や腸の伸びを心地よく感じる程度です。同じことを左も繰り返してください。これだけでも、腸を刺激することができます。
腸に効くツボを押す
腸以外の部位で、腸に効果的なツボをご紹介します。
合谷(ごうこく)
手の甲の、人差し指と親指の骨の間にあるツボです。そこが固いと便秘になっていると言われています。親指で少し痛いくらい押すことで、毒素を出してくれる働きがあります。
百会(ひゃくえ)
眉間の中心線と、左右の耳をつないだ線が交わるところにあります。いわゆる頭のてっぺんです。個々を刺激することで自律神経を整え、腸で滞っているものを出す働きがあります。
三陰交(さんいんこう)
内くるぶしの骨から、だいたい指4本分上の脛の骨の後ろの部分にあるくぼみです。親指で左右に動かすようにマッサージをしてください。ここが冷えている時は胃腸の働きが鈍っている時です。
[5]腸セラピーの注意点
腸は身体の健康につながる大事な器官であることが分かりました。そのため、大切に扱う必要もあり、セルフでマッサージを行う際には気を付けなければならない点があります。注意点をしっかりと踏まえて、腸セラピーを行うようにしてください。
腸をつつかない
腸を4本の指で押すときは、必ず指を揃えるようにして指の腹で押していきます。よくつついてしまう方がいますが、これは過剰な刺激になってしまうことがあるので押すことを意識しましょう。つつく行為は細い刺激となり、それは緊張を招いてしまいます。
痙攣性や過敏性の症状がある方にとってはさらに緊張を悪化させてしまう行為となります。ひどい場合は、めまいがしたり、吐き気を催してしまうこともあるので、自律神経の乱れやストレスが多い方は特に注意して行うようにしてください。
ゆっくりとした動きでマッサージする
腸セラピーを行う時は、どんな行為もゆっくりと行うことが基本です。押したりさすったりする時も、すべてゆっくりと優しく行い、短時間で済ませようと急いでやることは避けましょう。
早い動きというのは腸を警戒させてしまいます。つつく時と同じように、さらに緊張させてしまいますので、いたわるようにマッサージをするようにしましょう。
強い刺激は与えない
ゆっくりと優しくやっていると、物足りないのでは?と感じてしまうこともあるかもしれませんがそんなことはありません。または、もっと効果が欲しいからと力を入れてしまうのも、逆効果です。
力任せにマッサージをしてしまうと、デリケートな腸は、逆に弱ってしまうかもしれません。腸にとって適度な強さを守らないと、効果は出ませんので注意してください。
不快に感じるところはやらない
自分でマッサージを行う時は特に、自分で気持ちがいいと思うところだけ、気持ちいい回数だけ行うようにしましょう。違和感や痛みを感じる場合はその部分は触らないようにして、他をマッサージしてみてください。
そのことで、違和感のあった部分に変化が出るかもしれませんので、そこもしっかりと観察することが大事です。日々マッサージを続けていれば、自分の腸の状態に気づきやすくなります。観察をして、自分の癖などを知っていくと良いでしょう。
日にちをかけて改善していく
腸セラピーを行って、すぐにすべてが改善されるということはありません。軽い便秘だった場合などは、すぐに便秘が解消されたりするかもしれませんが、基本的には時間をかけてゆっくりと改善するイメージを持ちましょう。そしてマッサージだけではなく、水分の摂取も忘れないようにしましょう。
1日でどうにかしようと必要以上にマッサージすることも逆効果ですし、日々行うことで腸を慣らしていくことも重要です。美肌や冷えの改善などは特に時間が必要ですので、毎日少しづつ変化していく身体を楽しんでみましょう。
[6]腸は元気の源!正しいやり方で健康的になりましょう
腸の力というものが大変注目されている今、腸を労わる腸セラピーは大変効果的です。逆に、腸の健康なしに、美容や健康は考えられないとも言えるでしょう。腸セラピーはもちろんのこと、腸内環境を整えるには食生活やストレスケア、適度な運動もとても大切です。
既に、便秘や下痢など、腸の不調を感じている方は、自分でも腸セラピーが行えるようマッサージをマスターして、健康な日々を手に入れてください。
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