[2]冷え性に効く入浴剤の選び方

入浴剤の種類

・炭酸ガス系
炭酸水素ナトリウムなどの炭酸塩とクエン酸などの有機酸類を組み合わせることで発生する炭酸ガスの入浴剤です。お湯に入れると、シュワシュワと泡をだしながら溶けていきます。溶けた炭酸ガスが皮膚から入り込んで、身体の芯までポカポカ温めてくれます。また、新陳代謝も促されるので、疲労回復にも効果があります。

・生薬系（薬用植物系）
しょうがやミカンの皮などの生薬類やハーブを配合した入浴剤です。湯冷めしにくい効果もあり、また生薬やハーブは香り豊かでバリエーションも多く、リラックスしたい時におすすめです。

・無機塩素系
販売されている入浴剤の中で一番ポピュラーなものです。主成分はミネラルで、そのミネラルが皮膚のタンパク質であるアミノ酸と結合して皮膚表面の保温効果を高めてくれます。お風呂の後も湯冷めしにくいのが特徴で、粉末状で温泉由来成分が配合されているものが多いです。手足が冷え性の方や湯冷めしやすい方、風邪をひきやすい方におすすめです。

・酸素系
肌の洗浄や保湿に効果のある、酵素系入浴剤です。タンパク質の分解酵素を配合しており、パパイヤに含まれているパパインが代表的なものです。保温効果のほかに、無機塩類と組み合わせることが多く、肌の毛穴汚れや角質ケアにおすすめです。

おすすめの入浴剤成分

・ショウガオール
ショウガは一気に体温を上昇させ、発汗作用もあるので冷え性の方には効果抜群です。身体の芯からじっくりと温めてくれ、入浴後も保温効果が長く続きます。冷え性が改善されるだけでなく、血行も促進されるので美肌効果も期待できる成分です。

・硫酸ナトリウム
温泉にも含まれる硫酸ナトリウムは、温熱効果があります。湯冷めせず、血流も良くなることから冷え性や腰痛、肩こりに効果があります。

・鉄
「鉄」は、意外にも冷え性の改善に効果的です。貧血になると体内の血液が少なくなり酸素が不十分になります。そうすると、新陳代謝も悪くなり冷え性につながります。

[3]おすすめの入浴法

温度と時間

入浴の際の温度は、39～40度を目安にしましょう。冷たすぎず熱すぎない適温で、ゆっくりとしっかり温まるようにしましょう。入浴時間は30分程度とし、身体の負担にならないように気を付けてください。長時間入浴しているとのぼせたり、肌の乾燥にもつながるので浸かり過ぎには注意してくださいね。

≪コメント≫
秋冬の寒くなる時期は、39～40度だとなかなか温まらない方も多いです。その場合は、通常目安の温度より1～2度上げてもかまいません。

しっかり浸かる

入浴したら、まずは肩までしっかりと浸かります。そうすることで、全身に水圧がかかり血行を良くします。ただし、全身浴は長時間になると身体に負担がかかってくるので、肩まで浸かり身体全体を温めた後は、半身浴にします。15分を目安として、睡眠をとる1時間前の入浴がおすすめです。

≪コメント≫
半身浴中肩が冷える場合は、 タオルをかけて保温しましょう。

入浴後は水分補給を

入浴中はしっかり温まり汗もかいているので、入浴後は水分補給を必ず行いましょう。飲むものは常温のもの、もしくは温かいの飲み物にすると身体の中からも温まるので、効果が持続します。

シャワーはNG

時間がない時、シャワーだけということもあると思います。しかし、シャワーは一時的に温まるだけですぐに身体が冷えてしまい、冷え性の改善には繋がりません。ですので、最低5分でもお湯に浸かるようにし、冷え性の改善、疲労回復を行ってください。

[4]冷え性の方におすすめの入浴剤10選

自然の恵み100％の生薬入浴剤です。生薬5種とハーブ1種類を配合しており、お湯に入れると黄色い薬草湯になります。身体を芯から温めてくれるので、足腰の冷えに悩んでいる人におすすめです。

■Amazon価格：1,180円（税込）
■容量：10包入

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生姜（ショウキョウ）、陳皮(チンピ)、茴香(ウイキョウ)のそれぞれのエキスを配合した入浴剤です。しょうが根精油と植物精油香りは、まるでしょうが湯に浸かっているかのような自然な香りです。ビタミンB2が含まれているジンジャーイエローのにごり湯が身体の疲れを癒してくれます。じんわりと身体を温めてくれ、冷え性や疲労回復、神経痛にも効果がありますよ。

■Amazon価格：906円（税込）
■容量：750g

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12種類の植物エキスと生姜有効成分が含まれているバスクリンの薬用カラダめぐり浴です。センキュウと呼ばれる温浴効果を高める素材と温泉ミネラルの2種類の有効成分が、冷えた身体をしっかり温めてくれます。アジアンシトラスの香りが、バスタイムをよりくつろいだリラックス空間にしてくれます。

■Amazon価格：462円（税込）
■容量：600g

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国内外の高級ホテルのアメニティとしても使用されている、生薬のめぐり湯です。選び抜かれた5種類の自然生薬が混浴効果を高め、アルカリ性の温泉成分が硬くなった角質を柔らかくして、毛穴汚れや古い角質を取り除いてくれます。そして、肌のハリや潤いを与えて保湿する効果のあるホホバオイルも含んでいるので、保温効果、保湿効果、美容効果が期待できます。

■価格：3,240円（税込）
■容量：30g×15包

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パインという名前の通り、松葉の油を配合し、森林浴気分を楽しめる入浴剤です。ヨーロッパで古来から松葉浴は健康法の1つとして伝承されてきました。松葉油の精油と保湿効果を高める数種類の成分でつくられた、弱アルカリの薬用入浴剤でなめらかな肌に仕上がります。松の香りとエメラルドグリーンの色は、1日の疲れをほぐし、心身ともにリラックスできます。人気の高いパインハイセンスですが、どちらかというと男性好みの香りですね。

■Amazon価格：2,100円（税込）
■容量：2.1kg

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重炭酸の薬用入浴剤です。肌を整える重炭酸イオンが、全身を優しく洗浄してくれ、まるで自然炭酸泉のような、まろやかな湯ざわりはクセになります。炭酸ガスが溶けた湯は、15分以上浸かることで血行促進効果も高く、お風呂上りにはポカポカの状態になります。炭酸といっても重曹とクエン酸が主成分なので、浴槽を傷つける心配はありません。赤ちゃんにも使用できるほど安全なものなので、敏感肌に方には特にオススメです。

■Amazon価格：2,295円（税込）
■容量：30粒

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“おふろ×からだづくり”をコンセプトに、4つの有効成分が温浴効果を高めて、全身の血流を促し新陳代謝をアップさせる入浴剤です。能光炭酸湯が身体の芯からポカポカ温めてくれ、入浴後も２～3時間効果が持続します。毎日習慣的に使用することで、冷え性の改善や疲労回復、肩コリ、腰痛にも効果があります。また、グレープフルーツの香り、レモングラスの香り、カシス＆シトラスの香りの3つから選ぶことができるので、自分に合った香りを試してみてください。

1種類購入の場合
■Amazon価格：979円（税込）
■容量：400g

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通販限定で販売されている、薬用入浴剤カンカイです。生薬100%和漢とローズミルキーバスの相乗効果でリウマチ、神経痛、冷え性の悩みを解決します。和漢パックには、約2000種類から厳選した5種類の生薬が含まれており、リラクゼーションたっぷりのローズミルキーバスでリラックス効果、保湿効果も高まります。和漢パックを6日間行ったあと、ローズミルキーバスを1日行います。全て無添加なので、肌にも優しく安心して使用できます。

6ヶ月コース・1ヶ月分の場合
■通常価格：5,292円（税込）
■容量：和漢パック14包（１包2日分）・ローズミルキーバス4包（4日分）

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タラソテラピーを取り入れ20年以上人気を保っている、イルコルポのロングセラー入浴剤です。スプーン1杯でサウナ級の発汗効果が期待でき、入浴後30分たっても身体の芯からポカポカ温まっています。入浴剤に含まれているスクワランと海藻エキスが肌のキメを整えて、潤いをあたえてくれます。また、パパインが古くなった角質を取り除き清潔な肌へと仕上げてくれます。

■Amazon価格：5,940円（税込）
■容量：600g

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有機ゲルマニウムとゴマオイル、オタネニンジン、ジンジャーエキスなどのアジアンエキスを配合した入浴剤です。まるでアジアンエステの気分を演出してくれ、発汗作用も高く汗と一緒に余分なものも洗い流してくれます。お湯にじっくり浸かりながら、全身をマッサージしてくださいね。オリエンタルハーブの香りは、一段とバスタイムを爽やかなものにしてくれます。

■Amazon価格：1,127円（税込）
■容量：630g

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[5]入浴剤を使用して、冷え性を改善しよう

冷え性の改善に効果のある入浴剤をご紹介しましたが、いかがでしたか。現在ではコンビニでも買えるほど、入浴剤は私たちにとって身近なものです。忙しい毎日だと、なかなかゆっくりお風呂に入る時間も取れないかと思いますが、3日に1日は入浴剤の入ったお風呂に浸かって、冷え性の改善や疲労回復の時間を作ってくださいね。好みの香りの入浴剤は、極上のリラックスタイムも作ってくれますよ。