キャロブで美味しくダイエット!嬉しい効能とチョコ風味を楽しめる使い方3選
「チョコレートが食べたいけど、ダイエット中だから控えている」と言う方のために、今回は素晴らしい食品をご紹介します。その名もキャロブと言い、味も見た目もチョコレートそっくりの食品です。それなのにカロリーは低くて栄養価が高いと、今大注目の健康食品を大調査しました。
2018年04月17日更新
記事の目次
[1]キャロブって何?
最近話題を集めているキャロブをご存知でしょうか?健康食品として扱われ、今ではだいぶ手に入りやすい物となってきました。まずはキャロブのことを知らない方のためにも、どのようなものなのかを見ていきましょう。
キャロブはマメ科の植物
キャロブと聞くとあまり聞き馴染みがない方も多いかもしれませんが、日本ではイナゴ豆と呼ばれているマメ科の植物のことです。外見はエンドウ豆のような形をしています。原産は地中海地方で耐塩性があるため、地中海などの海に囲まれた地域でも育つことができるのです。
常緑高木ですので一年中緑の葉を付けています。木の高さは15mほどまで成長して、実がなるまでには植樹から6〜8年もかかります。そして徐々にその回数を増やし、100年間毎年実をつける木へと成長していきます。
この実を乾燥させて、チップやパウダー状にしたものが多く出回り、日本では健康食品として注目されています。そして人気が出ている理由は、なんと言ってもその味です。まるでチョコレートのようだと、チョコの代替品としても使用されているのです。
キャロブの歴史
キャロブの歴史はとても古く、古代エジプトから甘味料として使用されていました。これはサトウキビの歴史よりも古いものとなります。この頃はチョコレートが大変貴重なもので、病気を治す万能薬として使用されたり、媚薬として使用されていました。
しかし高価なものだったため、少しでも安価に同じ味わいを引き出せないかということで、キャロブが使用されていました。砂糖の代わりとして、当時の人々の生活必需品となっていたのです。
どんな味?
キャロブの味は一言でいうとチョコレートの味に近いです。その独特なカカオ風味と、見た目までチョコレートやカカオパウダーに似ているのです。しかし全く同じというわけではなく、人工甘味料に比べると甘みはほんのりとしています。
そしてココアの苦みは弱く、逆にキャロブの方が使用しやすいと感じる方もいるようです。また、鉄分の風味も感じます。香りは、手を加えていない状態ですとただの植物の香りですが、加工するとチョコレートに近づきます。チョコレートの代替品として幅広く使用することができるでしょう。
キャロブの栄養価
まるでチョコレートの味ということで注目を集めたキャロブですが、その味だけでなく栄養価が高いことが分かってくると、さらに人気となりました。カカオの風味なのに砂糖なしでも甘く、身体に嬉しい栄養が豊富に含まれています。100gあたり222カロリーで、具体的には下記のような栄養素が含まれています。
・炭水化物:89g
・食物繊維:40g
・糖質:49g
・たんぱく質:4.6g
・鉄:2.9㎎
・カルシウム:348㎎
・ナトリウム:35㎎
・カリウム:827㎎
・マグネシウム:54㎎
・ビタミンA:14IU
・ビタミンC:0.2g
・ビタミンB6:0.4㎎
・脂質:0.7g
・飽和脂肪酸:0.1g
・多価不飽和脂肪酸:0.2g
・一価不飽和脂肪酸:0.2g
[2]キャロブの魅力とは?
キャロブはチョコやカカオの代わりとしても使用されますが、他にも増粘安定剤として化粧品や食品添加物に加工されたり、ノドの痛みを和らげるシロップにされたりなど幅広い用途で使用されています。キャロブはそのほとんどを使用することができ、捨てるところがないとも言われるマルチな植物です。
スーパーフードとも言われるキャロブが、具体的に私たちの身体にどのような効果があるのか詳しく見てみましょう。
低カロリー
キャロブはカカオ豆と比べるとカロリーが低く、大幅なカロリーカットが期待できます。またチョコレートを作る際には、カカオだけですと苦みが強いためたくさんの砂糖を使用しなければなりません。
しかしキャロブにはもともと甘みがありますので、砂糖を加えなくても美味しく食べることができ、砂糖の分のカロリーもカットできるのです。
ダイエットに最適
キャロブはカロリーも低いのでダイエットには最適ですが、それだけではなく食物繊維が豊富に含まれているのも嬉しいポイントです。
食物繊維が腸に働きかけ、便秘の改善も期待できます。また、ダイエット中に不足しがちな栄養素も豊富に含まれていますので、食事制限中の栄養補給としておやつなどに使用するのもいいですね。
アレルギーに対しての効果も
最近では、キャロブの抗アレルギー作用にも注目が集まっています。キャロブには「ロズマリン酸」という物質が含まれていて、こちらには強力な抗アレルギー作用と抗炎症作用があります。アレルギーは免疫システムのトラブルで起こることが多く、そこのバランスを整えることで緩和されます。
キャロブにはその力があるとされ、現代の医学でも治せていないアレルギーに対して、新たな道が開けるのではないかと期待が寄せられています。花粉症などに悩まされている人も、試してみる価値があるのではないでしょうか。
ノンカフェイン
カフェインは、一度にたくさん摂取すると中枢神経を興奮させ、精神興奮や筋緊張や不眠、酷い時は吐き気や下痢を引き起こしてしまうこともあります。また、妊娠中に過剰に摂取すると、胎児の成長を妨げてしまう危険性もあります。
そのためカフェインを避けている方も多くいますが、そんな方にはぜひキャロブを代替品にしてほしいです。キャロブはチョコやココアと同じ味わいなのにも関わらず、カフェインは入っていません。妊娠中、授乳中の方でも、またお子様でも安心して口にすることができます。
薬としての効能
キャロブの歴史からも分かるよう、昔は積極的に咳止めなどに使用されていました。その名残りが今でもあり、ノドの違和感などがある時はキャロブシロップが使用されています。また、子供の腸の働きを助ける目的で使用されることもあり、なるべく自然の物で身体の不調を治したい時に用いられています。
血圧、コレステロール値を下げてくれる
キャロブの茶色っぽい濃い色素の中には、「タンニン」という物質が多く含まれています。赤ワインにも多く含まれていることで有名で、その健康効果が注目されています。タンニンには血圧を下げる働きがあり、動脈硬化などで高血圧に悩んでいる方には嬉しい効果です。
また、血圧だけでなくコレステロールを減少させるとも言われていて、メタボの方に嬉しい効果でしょう。タンニンは適量を摂取し続けることで、健康的な身体を取り戻すきっかけになります。他にも抗酸化作用があることも認められていますので、身体の老化を防ぐ働きも期待できます。
貧血予防
キャロブには鉄分が豊富に含まれていますので、鉄分不足のときに活躍します。鉄分が不足していると貧血を招いて、立ちくらみや息切れ、頭痛などの症状がでます。そのようなときに食事に取り入れてみると、血を作る栄養素となってくれます。
[3]キャロブの買い方選び方
身体に嬉しい効果があることが分かったキャロブですが、どこで手に入るのでしょうか?最近では昔より目にする機会は増えましたが、まだまだ当たり前に見かける商品ではありません。キャロブの選び方などと一緒に見てみましょう。
キャロップの売られ方
日本で売られているキャロブは、その多くが粉末状かもしくはチップになっています。キャロブパウダー、キャロブチップスという名称で売られています。他には、キャロブシロップもあります。
- キャロブパウダー
- キャロブチップス
- キャロブシロップ
日本では一番ポピュラーな売られ方です。外見はまるでココアのようですが、ココアより少し薄めの茶色です。舐めると甘みを感じますが、鉄分の含有量が多いため、ココアとは少し違った味わいになっています。粉末ですので、料理での使用方法は幅広くなっています。
ことらはチョコチップのような外見になっていて、言われなければキャロブだと分からないかもしれません。チョコチップと同じような使い方ができますので、食感を楽しみたいときなどに最適でしょう。
キャロブの加工品で、シロップ状のものです。あまり出回っていないので、目にする機会は少ないかもしれませんが、甘さが欲しいときに飲み物に入れたりできます。
どこで買えるの?
キャロブ自体だいぶ認知度は上がってきましたが、どこのスーパーにも置いてあるものでもありません。健康食品、自然食品を取り扱っているお店などには置いてあることが多いようです。また、Amazonなどのネット通販では多くの商品から選ぶことができますので、まずはネットで調べてみてもいいでしょう。
正しい選び方
キャロブは売られている形状が違いますので、何に使用するのかで使い分けると良いでしょう。また、ネット通販での購入時などは特に、成分表をしっかりと確認しておきましょう。キャロブ100%で作られてないものもあるので気をつけてください。
キャロブの注意点
キャロブはカカオ豆が食べられない方に重宝されていますが、キャロブ自体にアレルギーがあることもあります。豆にアレルギーをお持ちの方は注意する必要があります。
[4] キャロブの使い方
最後にキャロブの美味しい使い方を見てみましょう。
お菓子作りに
キャロブパウダーを使用すれば、ココアパウダーの代わりとして幅広いお菓子作りで活躍してくれます。風味がチョコレートのようなココア味になることはもちろん、発色が良いので色味もまったく同じように仕上がります。
それなのにカロリーはカットできますので、ダイエット中におすすめのスイーツとなります。チョコクッキーやブラウニーなど、チョコがメインとなるスイーツ作りにぜひ使用してみてください。
ココアとして
午後のティータイムなどにはコーヒーやココアの代わりに、キャロブパウダーに温めた牛乳を入れてみて下さい。ただそれだけで、ほんのりと甘いココア風味の飲み物ができあがります。
カフェインが入っていないので、寝る前でも安心して飲むことができますよ。甘みが足りないと感じるようなら、ハチミツやメープルシロップを加えてみてください。
パン作りに
家で手作りパンを作る時、味付けに困ったらキャロブパウダーを加えてみてください。それだけでほんのり甘い、朝食などにも食べやすい味にパンに仕上がります。キャロブチップを使用すれば、チョコチップパンのようにすることもできます。
ホームベーカリーをお持ちでしたら、さらに簡単にチョコレート風味のパンを作れます。食物繊維やカルシウムが豊富なパンになるのが嬉しいポイントですね。
[5] キャロブはチョコの代わりになるダイエットの味方
ダイエット中に甘いものを控えると決めていても、やはり食べたくなってしまうものです。スーパーフードと呼ばれる健康食品は多くありますが、甘さを補ってくれるものはそう多くはありません。
しかも、キャロブは食物繊維やカルシウムも多く含まれ、身体の健康づくりにも役立つ栄養素ばかりです。まだ流行りはじめたばかりの食品なので、いち早く取り入れて最先端のダイエットをしてみてはいかがでしょうか。
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