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お尻の黒ずみの原因は!?自宅でのケア方法と皮膚科での治療方法

女性なら誰しも、スベスベした綺麗なお尻に憧れるものです。しかし、実はお尻は身体の中でもデリケートで黒ずみが起こりやすい部分です。なぜお尻に黒ずみができるのでしょうか。その原因や改善方法、また黒ずみができないよう予防策も合わせてご紹介します。

お尻の黒ずみの原因は!?自宅でのケア方法と皮膚科での治療方法

2018年04月23日更新

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記事の目次

[1]お尻の黒ずみはなぜ起こるの?

ターンオーバーとメラニン

お尻の黒ずみの原因は!?自宅でのケア方法と皮膚科での治療方法
自分ではなかなか気付かないお尻の黒ずみですが、これには「ターンオーバーの乱れ」と「メラニン色素」が大きく関係しています。

特にお尻は、他の部位と比べても角質層が厚いので外部からの刺激には強いのですが、日常から負荷をかけている場合にターンオーバーの乱れが起きやすく、またメラニン色素の沈着を招きやすくなります。では、細かい原因を詳しくみていきましょう。

[2]お尻の黒ずみの原因とは

メラニン色素の沈着

黒い色素であるメラニン色素が過剰に分泌し、肌に定着して黒ずみが起こります。このメラニンは、肌に刺激を受けた時に肌を守るために作用するもので、繰り返し肌へのダメージを受けると黒ずみになりやすくなります。

肌のターンオーバーの乱れ

肌のターンオーバーが正常に行われていない場合、古い角質がはがれおちることなく肌の表面に留まることで、黒ずみの原因となります。

メラニン色素も同様に、肌を守るためにできてしまったとしても、ターンオーバーが正常であれば自然と排出されていくのです。ターンオーバーが乱れることで、古い角質が留まったり、メラニン色素が排出されなくなりして黒ずみとなります。

 

お尻に圧がかかる


デスクワークなど、長時間同じ姿勢で座っていることでお尻に圧がかかり、黒ずみの原因となります。お尻に圧がかかり続けることで肌への刺激となり、メラニン色素が肌を守るために生成され、黒ずみとなるのです。

摩擦や刺激

ごしごし力を入れて洗ったり、肌を締め付けるような服を着るなど外部からの肌への刺激や摩擦も黒ずみの原因となります。これらはすべて肌へのダメージとなり、メラニン色素の生成を促す結果となるのです。

ホルモンバランス

生理不順や妊娠、出産などで女性ホルモンのバランスが乱れたり変化することによって、黒ずみが発生することもあります。ただし、妊娠や出産よりホルモンバランスの変化で起こる黒ずみは、出産した後に女性ホルモンの分泌が正常に戻ることで落ち着くこともあります。

その場合は、お尻の黒ずみも数ヶ月で消えるのでそこまで対処も必要ありません。しかし、生理不順による黒ずみの場合には、基礎体温をつけて高体温期と低体温期を確認して、異変があったり心配な場合には婦人科を受診してください。

肌のかぶれや炎症

肌がかぶれてしまうと、かゆみを伴う場合もありますよね。そこで搔いてしまうことでかぶれが悪化し、炎症してしまいます。

肌に炎症がおこると刺激となり、メラニン色素の生成を促すこととなるので黒ずみの原因となります。お尻にできたニキビ跡も炎症となり、黒ずみの原因となるので注意しましょう。

[3]お尻の黒ずみをケアする方法

生活習慣を見直す

  • バランスよく栄養を摂る
  • 肉や魚、大豆製品などのたんぱく質やビタミンをバランスよく摂取することで、肌のターンオーバーを正常に行う効果があります。

    肌のターンオーバーには、たんぱく質やビタミンB、ビタミンE、ビタミンC、ビタミンAといった栄養素が重要であり、ジャンクフードやコンビニ弁当はなるべく避けましょう。ちなみに、アルコール類は栄養素の吸収を妨害する作用もあるので注意してください。

  • 質の良い睡眠をとる
  • 睡眠時間をしっかり確保することで、お尻の黒ずみのケアにつながります。睡眠中には成長ホルモンが分泌され、肌の古い角質や老廃物の排出を促してくれます。理想は6時間の睡眠時間を確保することで、できるなら22~24時までに就寝するようにしてください。

  • 長時間座らないようにする
  • デスクワークの仕事をしていると、長時間座ることも多いですよね。座ったままの状態でいると、お尻の血流を悪くして老廃物を溜まりやすくしてしまいます。お尻の血行を良くするためにも、椅子にクッションを敷くようにしてお尻の負担を軽減してみましょう。

  • 長時間同じ姿勢はしない
  • 自宅で長時間テレビを見る際に同じ姿勢で見ていませんか?お尻に負荷がないよう、寝転んでみる場合もあると思います。しかし、ずっと同じ姿勢でいるとお尻の血流が滞り、ターンオーバーの乱れの原因ともなります。

    適度に姿勢を変えてみたり立ちあがったりしながら、血流を促すように意識してみてください。

角質ケアを行う

お尻の黒ずみの原因である、ターンオーバーを正常に戻すためには古い角質を剥がすことが重要です。そのために有効なのがピーリングやスクラブです。
お尻の黒ずみの原因は!?自宅でのケア方法と皮膚科での治療方法

  • ピーリング
  • ピーリングとは、クエン酸やリンゴ酸、シトラス酸などのフルーツ酸の力を利用して、こびりついた古い角質を剥がす方法です。比較的肌への刺激も少なく、敏感腹の方や肌が弱い方でも使用できます。

    フルーツから抽出した成分を使用しているので、肌に優しく角質を除去するだけでなく、ターンオーバーも促進してくれます。さまざまなピーリング化粧品が販売されてますが、ジェルタイプのものが肌と馴染みやすいのでおすすめです。

  • スクラブ
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    スクラブとは、塩や砂糖の細かい粒子によって古い角質を削る方法です。粒子を肌にこすりつけるようにして角質を落とすため、ピーリングに比べると肌への負担がかかります。肌が強い人におすすめです。

    塩と砂糖だと、砂糖のほうが粒子も細かく、肌への負担は少ないと言われています。ただ、粒子の大きい塩を使用するほうが頑固な角質には効果があるので、肌の体質や状態をみて使用してください。

ピーリングやスクラブは、角質が柔らくなっている入浴中に行うことで、角質が落ちやすくなります。
週に1~2回程度で行うと肌への負担も少なく、効果が高くなりますが、ご自身の肌の状態を見ながら行ってくださいね。角質ケアを行った後は、肌が乾燥しやすくなっているので、保湿ケアを行います。

保湿ケアを行う

保湿ケアは、美白成分を含んでいる保湿剤を使用してケアを行いましょう。お尻の黒ずみやメラニン色素沈着が改善しない理由として挙げられるのが、「肌の乾燥」です。

潤いを保つ「セラミド」や「ヒアルロン酸」が減少して、肌を外部刺激から守るバリア機能が低くなってきます。肌のバリア機能を保つためにも、保湿ケアには「セラミド」や「ヒアルロン酸」を含んだものを選ぶようにしましょう。

また、お尻の黒ずみを完全するためには美学成分である「トラネキサム酸」「ビタミンC誘導体」「アルブチン」が含まれているものがおすすめです。保湿剤を1日に2回塗りこむことで、お尻の黒ずみが改善します。

  • 保湿ケアに必要な成分
  • セラミド、ヒアルロン酸、トラネキサム酸、ビタミンC誘導体、アルブチン

  • 保湿ケアは美容液?クリーム?
  • 保湿ケアを行う保湿剤には、美容液タイプとクリームタイプがあります。保湿剤を選ぶ際の選ぶポイントとして、美容液とクリームの違いをみていきます。

    【美容液の場合】
    美容液タイプの保湿剤は、主にお尻の黒ずみが発生した後の改善目的として使用します。保湿ケアに必要な油分などの配合量は少なく、美肌有効成分の割合が多いのが特徴です。

    できてしまったお尻の黒ずみに対し、美容液タイプの保湿剤を使用することで早期の改善が期待できます。

    【クリームの場合】
    クリームタイプの保湿剤は、お尻に黒ずみができにくいように予防を目的として使用します。美肌有効成分よりも保湿成分の方が多く含まれており、しっかり保湿することで肌のバリア機能を高めてくれます。

    そのため摩擦などのダメージから肌を守り、黒ずみができないように予防してくれます。

    お尻ケアの保湿剤を購入するときには、すでに黒ずみができてしまった場合には美容液タイプのものを、お尻ケアや黒ずみ予防が目的の場合にはクリームタイプのものを選ぶようにしてくださいね。

  • 保湿ケアで効果がでるまでの期間
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    美白成分を含んだクリームで保湿ケアを行ったからといっても、すぐにお尻の黒ずみが改善するわけではありません。少しずつメラニン色素が作られにくい肌へとなっていくので、1日2回の保湿ケアを続け、効果が実感できるのは最低でも3ヶ月は見ておきましょう。

お尻の黒ずみがなくなり、きれいになったからといってケアをやめるのではなく、1年以上継続することで、ターンオーバーも整い乾燥のない潤った肌になることができます。

お尻を清潔に保つ

お尻を清潔に保つことも、黒ずみを防止する方法です。お尻を適当に洗っていると、稀にすすぎ残しがあるので気を付けましょう。また、運動した後や夏の暑い季節など汗をかいたら早めにシャワーで流すようにしてください。

汗が原因でおこる湿疹や炎症は、色素沈着を引き起こし黒ずみの原因となります。またかゆみを伴う場合もあると、炎症がひどくなる場合もあります。お尻もデリケートな部分なので、刺激を与えず清潔に保つようにしましょう。

皮膚をしめつける下着や服は避ける

お尻の黒ずみの原因は!?自宅でのケア方法と皮膚科での治療方法
お尻の黒ずみをケアするためにも、普段の服装にスキニーデニムなど肌を締め付ける衣服や下着は避けておきましょう。肌をしめつけることで、肌がかぶれたり、衣類と肌の間で摩擦が起き炎症を起こしたりと、皮膚にとってはよいものではありません。

また、肌に直接触れる下着の素材にもこだわりましょう。天然素材100%のものは保湿もいいですし、シルクやコットンなどは通気性にも優れているのでおすすめです。

生理用品にも注意する

生理中に使用するナプキンも、摩擦の原因となったり、お尻のかぶれにつながる場合があります。ナプキンはこまめに変えるようにし、肌への刺激が少ないものを選ぶようにしましょう。

[4]早く治したい場合には皮膚科で治療も可能

お尻の黒ずみを早く改善したい場合には、皮膚科での治療も可能です。しかし、自宅ケアよりも価格は高くなります。

レーザー治療

レーザー治療は、メラニン色素を破壊して黒ずみを改善するものです。効果が高いため、1回の施術でも満足のいく結果となります。1回のレーザー治療で黒ずみが消えない場合には、2~3ヶ月後にレーザー治療を行うこととなります。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは、薬剤を使用して強制的に肌のターンオーバーを起こす治療法で、肌に留まっている古い角質や毛穴の詰まりを綺麗に取り除いてくれます。ケミカルピーリングは、肌の黒ずみだけでなくにきびやたるみ、シミにも効果があります。

処方される薬を使う


皮膚科で処方される内服薬や外用薬も使う方法もあります。シナールやトラネキサム酸を配合した内服薬は、身体の中から黒ずみを改善してくれます。外用薬は美白ケアにも使用されるハイドロキノンや、ターンオーバーを促す効果のあるトレチノインなどがあります。

薬だけでなく、ピーリングができる石鹸を処方してくれる皮膚科もあるとのことです。内服薬はドラッグストアなど市販でも購入することが可能ですが、医師から処方されたもののほうが効果は高いと言われています。

[5]なかなか改善しない場合は皮膚疾患の可能性もある?

保湿剤などの専用クリームを3カ月以上使用しても、お尻の黒ずみが改善しない場合には、皮膚疾患の可能性も考えられます。その場合は、色素沈着が原因ではなく、毛孔性苔癬(モウコウセイタイセン)や毛孔角化症(モウコウカクカショウ)といった疾患が原因かもしれません。

  • 毛孔性苔癬(モウコウセイタイセン)とは
  • 実は毛孔性苔癬(モウコウセイタイセン)は、世界人口の約80%の人が発症する皮膚病と言われており、ホルモンバランスや遺伝が関係しているとされています。二の腕など、身体のさまざまな場所に2~3mmの赤褐色のぶつぶつが広範囲にできるものです。

多くの場合が健康に害はなく、命にかかわるものではありませんが、完治は難しいといわれています。このような可能性もあるので、一度皮膚科を受診してください。

[6]黒ずみのない綺麗なお尻を目指そう

お尻の黒ずみの原因は!?自宅でのケア方法と皮膚科での治療方法
お尻の黒ずみとなると、自分ではなかなか気付かないケアできない部分ですよね。友人と温泉や銭湯に行った時に、お尻がぶつぶつと黒ずんでいたら恥ずかしいものです。しかし、お尻の黒ずみもきちんとケアを行うことで改善できるものです。

日々の生活習慣を変えたり、お尻ケアを欠かさず行ったりすることで、ツルツルの綺麗なお尻を手に入れることができます。生活習慣を変えることはお尻の黒ずみケアだけでなく、健康面でもメリットの大きいものですし、保湿ケアもシミやたるみ予防にもつながります。

始めのうちは毎日のケアは大変かもしれませんが、すぐに慣れてきます。ツルツルスベスベのお尻を手に入れるためにも、頑張ってみてください。


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