くまの改善方法や原因をタイプ別にご紹介!食べ物、ツボ、エステまで徹底研究

お肌の悩みとして多い目の下のくま。比較的若い年齢の方から年配の方まであらゆる年代の方が悩まされる代表的なお肌のトラブルと言えます。睡眠不足や疲れによって一時的にできると思われているくまですが、実は、いくつかタイプがあり原因や改善方法もさまざまなのです。 食べ物やツボマッサージ、化粧品やエステまでくまを改善するための方法を多角的に探っていきましょう。

くま改善方法をあらゆる方向から探ろう!食べ物、ツボ、化粧品、エステまで徹底研究

2018年04月10日更新

スキンケア

服部 仁実

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[1]くまのできやすい肌や体質ってあるの?

目の下の皮膚はとても薄く、デリケート。その薄い皮膚の下には毛細血管がたくさん張り巡らされています。この毛細血管は常に皮膚から透けて見えるほどです。このため血液循環の滞りによって血流が悪くなるとうっ血した状態がくまとしてあらわれたり、色素沈着の影響を受けやすいなどトラブルが出やすい部分なのです。ですのでくまはどんな方でもできることがあります。特に皮膚が薄く、肌色が明るい方は目立ちやすいということはあるかもしれません。

また、骨格によっては目の部分がくぼんだようなつくりのために影ができやすく、くまが際立つという場合があるようです。さらに一番多いタイプのくまの主な原因は血行不良です。目の酷使を含め、体調不良やストレス、病気、加齢、運動不足などにより血の巡りが悪くなりやすい方はくまができやすい体質と言えるでしょう。くまはだれにでも起こりやすいトラブルであることを意識して日々の生活やケアを見直し、早めに対処することが大切です。

[2]3種類のくまのタイプ別・原因と改善方法

目の下にできるくまは主に3種類あります。それぞれ原因が異なり、より適切な改善方法も違うのでまずは自分のくまがどのタイプなのかを知ってから、対策を立てましょう。

青くま

血行不良が原因の青くま。紫色や青黒いくまができます。睡眠不足が続いたり、疲労が溜まることで色が濃くなるのが特徴です。肌の色が白い方は特に目立ちやすく顔色まで悪く、不健康に見えてしまいます。年齢に関係なく若い方でも出やすいくまです。

青くまの主な原因

目の周りには毛細血管がたくさん集まっています。血流が悪くなることで毛細血管の血液が滞り、そのうっ血した青い血液の色が皮膚から透けて見えるために青くまができるようです。血行不良を招く原因としては、睡眠不足、疲労、ストレス、冷え、乾燥、喫煙、運動不足、パソコン、スマホなどにより目を酷使することなどが挙げられます。

青くまの基本的な改善方法

血流をよくすることが第一です。身体全体の血流を促進することは前提なので、まずは身体を冷やさないように心がけ、適度な運動、規則正しい生活を送ることが大切。睡眠不足にならないように適切な睡眠時間と就寝、起床時間に配慮しましょう。長時間目を酷使する作業は控え、できるかぎり休憩を入れるなどの工夫をしましょう。

青くまのできやすい方は肩や首、背中、耳周り(側頭部分)の筋肉の強ばりがある方が多く、これらの大きな筋肉の強ばりは顔、特に目元の血流にとても影響があります。それなので、目の周りの筋肉のみ血流が良くなったところで、周りの筋肉のこりが解消されないと、また血流は悪くなってしまいます。身体を芯から温めるように、シャワーだけで済ますことなく、しっかり入浴するようにしましょう。首周り(首の付け根)をホットタオルで温めるのもオススメです。

目元の血流そのものを促進させる場合、ホットパックなどの温めることも大事ですが、温めた後に適度に冷やすと、温冷効果で毛細血管の血流が良くなります。気をつけて頂きたいのは、温め過ぎる、冷やし過ぎるは良くありません。気持ちよいと感じるくらいの温度差で行うようにしましょう。目元のマッサージも良いですが、皮膚の薄い部分なので、あまり摩擦をかけないように優しく行うようにしましょう。

茶くま

目の下や目元全体がくすみ茶色や黄色っぽいくまができます。体調の変化や睡眠不足などにより濃くなることはありますが、目の周りの色素沈着なので自然と消えることはないようです。茶くまができると顔全体が暗い印象となり老けたイメージになってしまいます。

茶くまの主な原因

色素沈着が主な原因です。目の周りの皮膚は顔のなかでも特に薄く、デリケート。皮脂腺も少なく乾燥しやすいパーツです。擦るなどのちょっとした刺激でも色素沈着を起こしやすいのです。もちろん紫外線による影響も受けやすい部分です。その他、アトピー性皮膚炎や化粧品によるかぶれ、アレルギーによるかゆみ、乾燥によるかゆみ、かぶれなどによっても色素沈着は起こります。

茶くまの基本的な改善方法

色素沈着を招く目元への刺激を軽減させることが重要です。クレンジングや洗顔時には擦らずやさしく行うことが欠かせません。しかし、マスカラやアイラインなどのアイメイクが落とし切れずに残ってしまうと色素沈着の原因になることがあるので刺激を与えずにしっかり洗うというバランスが肝心です。目元を擦る癖がある方は注意して日常的な習慣を見直してみましょう。また、UVケアを徹底しましょう。紫外線、乾燥対策が重要ですが、刺激の強すぎる成分が入ったコスメを使用することで却って肌荒れを起こしてしまうこともあるのでアイテム選びは慎重に行いたいものです。

黒くま

上述の2種類のくまとは異なり、黒くまは目の下の皮膚に現れる色のことではありません。目の下にできたたるみによって影ができ、この影が黒いくまとして顔色を悪く、疲れた印象に見せてしまうものです。皮膚自体の色ではないのでメイクによってカバーすることが難しい、やっかいなタイプと言えます。

黒くまの主な原因

加齢や生まれつきの骨格、皮膚の性質などによるところが大きいようです。目の下の脂肪がもともと少なかったり、加齢による委縮や皮膚のたるみによりくぼみが目立ってしまい目の下に影ができてしまうことが主な原因です。また加齢によって目の下の脂肪を支えている筋肉が緩み脂肪が突出してしまい、その結果たるみが生じ、くぼみにもつながるという原因もあります。

黒くまの基本的な改善方法

目元の皮膚にハリを出しふっくらさせることが大切なので、日々のスキンケアが鍵になります。年齢が上がるにつれて減少していくヒアルロン酸やコラーゲンを補うようなアイテムで目元の皮膚にハリを出すこと、乾燥を防ぎ保湿をするケアを取り入れてみましょう。目元はケアをしているわりに中々効果が出にくい部分でもありますので、日々のスキンケアを粘り強く行うことが必要です。

また、表情筋を鍛えることも重要です。セルフケアで予防していくことが第一ですが、医療機関や、エステティックサロンで施術を受けるという方法も注目されているようです。

普段のスキンケアの最後にお目元用クリームを使用している場合、簡単なマッサージをしてみましょう。眼球を支えている筋肉を眼輪筋といいますが、括約筋(かつやくきん)といって、丸い形をしている筋肉です。筋肉の繊維の方向に沿ってマッサージをすることは、筋肉の疲労を取り除き、張りのある目元に導きます。目頭~目尻に向かって、そして目の上、眉の下を通って目頭に戻る、これが眼輪筋の繊維の方向です。

[3]食べ物&サプリでくまを改善する!

目の疲れを和らげ、角膜の健康、肌の生まれ変わりを助けるビタミンAと美肌や健康のための万能ビタミンとも言われるビタミンCは必ず取り入れたい栄養素です。食べ物からの摂取を基本とし、サプリメントで補いたい場合はこれらの成分をチェックしましょう。くまの種類別に積極的に取り入れたい栄養素を考えていきます。

青くまを改善する食べ物

血行不良が原因の青くまには血液をさらさらにして血流をよくする栄養素が効きます。くま改善のための基本的な栄素であるビタミンAとビタミンCを始め、ビタミンE、鉄分、眼精疲労を軽減させると言われているアントシアニンがおすすめの栄養素です。ビタミンE補給に間食としてナッツ類を食べたり、女性に不足しがちな鉄分補給としてレバーやひじきを積極的に摂るようにしましょう。

アントシアニンは目によいとされていて、ブルーベリーに多く含まれています。ビタミンEはサプリメントとしてもさまざまな商品が発売されています。食事から取り入れることが難しい場合はサプリメントを利用することもできますが、摂取量に注意して安全に取り入れたいものです。身体を冷やさないように温野菜を食べるなどの工夫も大切です。

茶くまを改善する食べ物

色素沈着が原因となる茶くまには、メラニンを蓄積させないようターンオーバーを促進する栄養素が効果的です。ビタミンA、ビタミンCをしっかり摂りましょう。ビタミンAは主に動物性の食品に含まれる”レチノール”という成分と主に植物性の食品に含まれる”プロビタミンA”との2タイプがあります。豚肉や鶏肉、うなぎやにんじん、モロヘイヤ、ほうれんそうなど色の濃い野菜、海藻類がおすすめの食材です。

ビタミンCは野菜、果物に豊富に含まれ、サプリメントとしてももっともポピュラーな栄養素なので気軽に摂りやすいはずです。また、代謝を促すカルシウム、マグネシウム、亜鉛、カリウムなどのミネラルも大切な栄養素です。マグネシウムはナッツ類や大豆、亜鉛はレバーやうなぎ、牡蠣などに多く含まれています。カリウムはアボカド、海藻類などに豊富に含まれているようです。

黒くまを改善する食べ物

たるみが原因の黒くまにはたんぱく質のもとであるアミノ酸やエイジングケアには欠かせない抗酸化成分が多く含まれる食品がおすすめです。アミノ酸は卵、鶏肉、豆腐、ヨーグルトなどから摂ることができます。抗酸化成分は緑黄色野菜や果物、大豆製品、ブルーベリーなどに含まれています。アミノ酸は牛乳や豆乳にも含まれているので取り入れてみましょう。アミノ酸や抗酸化成分は食品から摂りやすい栄養素なのでサプリメントではなく食事から補うようにしたいものです。

[4]くま改善に効果あり!ツボ押し&マッサージ法

くま改善のツボ押し

くま改善に効果的だと言われている目の周りのツボをいくつか紹介します。目の周りの皮膚は薄く、デリケートです。強い刺激を与えると色素沈着などの原因になることがあります。また眼球を傷つける恐れもあるので、無理な力を加えずに心地よい程度に行うことが大切です。うまくツボを見つけられないときには施術を控えて専門科に相談するなどしましょう。中指でやさしく5秒ほど押し続けるのがおすすめです。

  • 瞳子膠(どうしりょう)
  • 目尻から外側に向かって親指半分ほどの場所にあるツボです。目の疲れ、血行不良による青くまやたるみなどによる黒くまにも効果的だとされています。疲れ目にはとても効果的でくすみ目にも良いです。

  • 球後(きゅうご)
  • 正面を見つめたときの黒眼の真下から指一本分ほど外にあるツボです。たるみやむくみによる黒くまに効果が期待できるそう。

  • 四白(しはく)
  • 黒目のちょうど下から親指幅半分ほど下にあるツボです。眼窩(がんか)と言われる眼球を囲っている骨の下、押してみて心地よい痛みが伴うところです。眼精疲労、青くま、たるみによる黒くまに効くと言われています。

  • 睛明(せいめい)
  • 目頭の内側と鼻根の間にあるツボで眼精疲労や目の諸疾患に効果的だと言われています。眼球に近いツボなので、鼻根に向かって押すようにしましょう。

  • 承泣(しょうきゅう)
  • 瞳のちょうど真ん中、眼窩沿いにある縁にある窪みがこのツボです。眼精疲労や目の疾患全般、くまやたるみ、くすみに効くと言われているツボです。

くま改善のツボ押し方法

主に血行不良による青くまに効果があると言われているマッサージ。強く擦ると皮膚に刺激を与えすぎたり、眼球を傷つけることもあるので十分注意してやさしく行いましょう。
マッサージの手順は両手の人差し指、中指、薬指を額の真ん中に当て、両こめかみまでゆっくり動かします。また目の周りの骨に沿い、目尻から目頭へ、目頭から目尻へと中指の腹をやさしく当てて動かします。
さらに中指と薬指を目の下に置き、目頭から目尻、こめかみへ動かしていきます。気持ちよく感じる程度の強さで行うことが大切です。

[5]くまを改善するエステ&美容医療について知りたい!

くまを改善するエステの施術とは?

くまを改善することに特化したコースを設けているエステやフェイシャルコースのなかにくま改善に効果的なメニューが含まれているエステなどさまざまです。施術の内容は主に、クレンジングや洗顔をした後に血流をよくするためのリンパトリートメントやツボの刺激、アイケアを行う各種マシンを導入して諸症状の改善を促す、仕上げには美容成分を浸透させるアイシートやパックなどを行います。カウンセリングを十分に行ってくれる信頼できるサロンを探しましょう。

くまを改善する美容医療とは?

セルフケアやエステでの施術では手に負えないくまには美容外科や美容皮膚科で治療する方法もありますが、保険適用外になることがほとんどです。治療説明(インフォームドコンセント)を十分に行い、治療を行うメリットとデメリットについて納得した上で行うことが大切です。代表的な治療は数種類あります。

▼有効成分を皮膚に注入する
●PRP…自分の血小板を利用することで、組織を再生する最先端の治療法。どのタイプのくまにも有効だと言われています。
●ヒアルロン酸注入…目の周りのたるみを改善します。
●高濃度ビタミンC点滴…メラニンを抑制し美白作用により色素沈着やくすみを改善します。

▼光を照射
●テノール…高周波ラジオ波を照射し、血行を促進。
●ジェネシス…コラーゲンの生成が活発化し主に青くまを改善します。
●フォトフェイシャル…皮膚を活性化、コラーゲン生成を促します。黒くまにも効果的です。

▼ピーリング
●ケミカルピーリング…古い角質を取り除くことで滞っている古い角質も排出できるので茶くまに効果的です。

▼外用薬による治療
●ハイドロキノンクリーム…メラニン色素を生成する細胞を減らします。色素沈着にも効果を発揮し茶くまを改善します。
●トレチノイン…皮膚のターンオーバーを促進し、色素沈着、くすみによる茶くまを撃退します。

[6]くま予防と改善のための美容液、クリームはどんな成分を選べばいいの?

くま予防、改善するためのスキンケアは基本のケアを徹底することです。基本のケアとはくまに限らず、シワやたるみ、エイジングによるトラブル全般を防ぐ大切なお手入れ。短期間での劇的な効果を期待することは難しいかもしれませんが、日々の積み重ねによって数年後に大きな差が出てくることがあります。3つの基本ケアを心掛けましょう。

保湿

目の周りの皮膚は薄く、デリケート。乾燥しやすいパーツでもあります。まずはしっかり保湿することが大切です。目元の保湿には専用のアイクリーム、美容液を選ぶようにしましょう。セラミド、ヒアルロン酸、レチノールなどの成分が一般的です。保湿を目的とするならば保湿成分が入っていて自分の肌に合うものを選ぶことが重要です。

紫外線対策

紫外線によるダメージは肌を酸化させ老化を招きます。さらに目の周りの乾燥、シミの原因にもなることがあります。また紫外線が蓄積されることで目の下のたるみなどを引き起こすこともあるので日々のケアで予防を徹底したいものです。UVケア商品は皮膚への刺激が強いタイプもあるので、目元専用につくられた低刺激の化粧品をよく吟味して選びましょう。塗布する際も優しく、のせるようにしてみましょう。

目元を清潔に保つ

マスカラなどのアイメイクがよく落ちていないままにしておくことでくまの原因になる場合もあります。目元は常に清潔に保ちましょう。目元のクレンジングや洗顔は特に低刺激で肌にやさしいタイプを選び擦らずていねいに洗い流すようにしましょう。

目元のスキンケアが難しいというのは良く言われていることで、エステティックサロンにおいても需要の多いケアです。皮膚の状態、筋肉の状態、共に効果が表れるにも時間がかかりますし、コツも必要です。

洗う→化粧水によって保水、もしくは美容液を浸透させる→クリームなどで蓋をして、さらに張りを出す

これらにおいて最も気を付けなくてはならないのが、一つ一つを丁寧に優しく、そして、化粧水以降のケアにおいては、しっかり浸透していることを確認、少し乾いた状態で、次の化粧品を使うこと、これはとても大切なことです。皮膚が薄いからこそ、もちろん、他の箇所(頬や額など)にも言えることではありますが、目元においてはより徹底して行うようにしましょう。普段のケアの効果が実感できるようになります。

[7]できてしまったくまを隠したい!カバーメイクの極意

くまを隠すためのメイクと言えばコンシーラーを思い浮かべる方が多いはずです。このコンシーラーの使い方が重要。隠したいくまの部分をできるだけ範囲を絞って使用することで全体的に厚化粧にならずに仕上げられます。指よりも細かく塗ることができるブラシや綿棒を用いてコンシーラーの境界線はていねいにぼかして肌になじませていくことが大切です。乾燥肌の方はリキッドタイプを選ぶようにしましょう。

また、黒くまはコンシーラーでカバーすることはできませんが、パール入りの明るいカラー、もしくはハイライトを目の下に入れることで自然なツヤ感が出て、黒い影を目立ちにくくすることができるはずです。メイクは全体的に暖色系でまとめると顔色を健康的に、明るく見せることができてくまが目立たなくなります。コントロールカラーなどを使用する場合は黄色やオレンジ系がおすすめです。ツヤ感、光を味方につけたコンシーラー使いで気になるくまをカバーしましょう。初心者にも使いやすい筆タイプの商品もあるのでチェックしてみましょう。

[8]日々のケアで実現できる!美肌の大敵くまを改善しましょう!

老け顔や疲れた印象を与えてしまいやすい目の下のくまは、毎日のケアを積み重ねることで予防、改善できることがわかりました。まずは取り入れやすいケアから始めて、明るく健康的な、そして若々しい美肌を手に入れましょう。

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