コウジ酸の美白効果で透明感溢れる肌作りを!手作り化粧水の作り方や注意点
美白効果のある成分として注目されているのが「コウジ酸」です。日本酒などに使用される麹がもととなり、日本で開発された独自の成分で化粧品などに使用されています。「コウジ酸ってどんな効果があるの?」そんな疑問にお答えします。また自宅でも簡単にできる、コウジ酸の手作り化粧水の作り方もご紹介します。
2018年04月23日更新
記事の目次
[1]コウジ酸ってどんなもの?
コウジ酸とは
コウジ酸とは、麹菌がもととなり開発された美白成分です。コウジ酸は日本で発見されたもので、もともと日々麹に触れている日本酒の職人さんの手が透明感があり、白くてなめらかなことから美白効果の研究がすすめられてきました。
1988年に美白有効成分として認可され、現在ではさまざまな化粧品に使用されています。
コウジ酸の特性
コウジ酸は低刺激なのに、効果が高いという特性を持ちます。美白効果が高い成分は多く存在しますが、効果が高いほど肌への負荷も大きいものもありますよね。コウジ酸は肌の弱い人や敏感肌の人にも問題なく使用できるものです。
皮膚科で処方される薬は、ハイドロキノンが多いのですが、これは刺激が強く敏感肌の人にはなかなか使用できません。他にもビタミンC誘導体も同様で、肌の弱い人が使用するとかぶれを起こすこともあります。
コウジ酸は皮膚科でも使用されており、美白効果が高いのに肌にも優しいのです。
コウジ酸の効果
美白有効成分として広く認知されているコウジ酸ですが、なぜ美白効果があるのでしょうか。その理由や美白効果以外の効果もご紹介します。
- コウジ酸にはなぜ美白効果があるの?
- シミ予防
- 抗糖化作用で黄ぐすみの改善
- 肌トラブルの予防
コウジ酸には、メラニンの生成を抑える効果があることから美白効果があると言われています。私たちの肌は紫外線などの刺激を受けると、メラニンを作るメラノサイトが活性化し、メラニン色素を生成します。
メラニン色素は紫外線などの外部刺激を受けると生成され、肌を守る働きがあるのです。紫外線からも肌を守る働きがあるのですが、過剰に生成されてしまうことで、肌に残る場合もあります。
そんなメラニンを抑制する働きがあることから、美白効果が高いと言われているのです。
メラニンが過剰に生成されて、肌に残った場合できるのが「シミ」です。コウジ酸は
メラニンの合成に関係するチロシナーゼという酵素に働きかけて、チロシナーゼの原動力となる銅イオンを取り除く働きがあり、メラニンの合成が行われずにシミの予防となるのです。
年齢を重ねるとともに、肌が黄色くくすんでしまうのが黄ぐすみです。黄ぐすみの原因として挙げられるのが「糖化」で、糖化は体内でたんぱく質と糖が結び付くことで生まれます。
糖化の際に生成されるエイジス(AGEs)という褐色の物質が、年齢を重ねるとともに肌に蓄積するとコラーゲンが焦げたような状態となり、黄ぐすみを引き起こします。そこでコウジ酸のもつ「抗糖化作用」で糖化現象を減らし黄ぐすみの発生を抑えます。
コウジ酸には、抗酸化作用や抗炎症作用があります。シミ、しわ、たるみの原因となる活性酸素の働きを抑制して、ニキビなどの肌の炎症の悪化を防ぐことができます。
[2]コウジ酸の効果を高める方法
コウジ酸の効果を高めるためには、徹底的な紫外線対策が重要です。コウジ酸の美白効果と日焼け止め対策を入念に行なうことで、新たにメラニンが生成されないようにすることができます。
日焼け止めを選ぶ際には、紫外線のカット指数である「SPF」と「PA」をチェックします。SPFはメラニンの生成に関わるUV-Bをカットする指標で、PAはシワやたるみを招くUV-Aをカットする指標となります。高ければ良いというものではないですが、参考にしてみてください。
[3]自宅でできる!乾燥麹を使ったコウジ酸化粧水の作り方
用意するもの
- 乾燥麹 50g
- 精製水 400ml
- ガーゼ
- ボウル
≪乾燥麹について≫
乾燥麹とは生麹から水分を飛ばし、乾燥させたものを指します。スーパーなどでよく見かけるものが乾燥麹で保存性に優れているのが特徴です。生麹を使用した方が美白効果は強いのですが、生麹はスーパーでの取り扱いは少ないので、手に入りやすい乾燥麹を使用します。
コウジ酸の化粧水の作り方
- ボウルの中にバラバラにほぐした麹50gを入れ、精製水400mlを入れてよく混ぜます。
- 混ぜた後にボウルにラップやガーゼをかぶせ、3時間から半日常温で置きます。ラップやガーゼをかぶせるのは、ボウルの中にゴミが入らないようにするためです。
- 時間が経ったら。ボウルの中にある麹をガーゼで漉して完成です。
- 完成したコウジ菌の化粧水は、煮沸消毒したガラスの容器に入れ、冷蔵庫で保存しましょう。
注意点
手作りしたコウジ酸の化粧水は、防腐剤や保存料を含んでいないので、1週間~10日程で使いきるようにします。また、化粧水の色が変わったり、匂いが変化してきたら使用を控えるようにしてください。肌が弱い人は、念のため使用前にはパッチテストをして肌の状態を確認してください。
[4]混ぜるだけ!コウジ酸の原末を使った化粧水の作り方
乾燥麹から作るコウジ酸ではなく、コウジ酸の原末を使用した化粧水の作り方をご紹介します。防腐剤フリーで、安心して使用できます。
コウジ酸化粧水
さっぱりとした使用感のある、季節を問わずに使いやすい化粧水です。この量で作ると50mlの化粧水ができ、だいたい2週間分となります。冷蔵庫で保存して、2週間で使いきるようにしてください。
用意するもの
- コウジ酸原末:0.4g
- 精製水:45ml(大さじ3杯)
- ビーカー
保湿効果を高めるなら、グリセリン(2.5ml)やプラセンタ(2.5ml)を入れてもかまいません。
作り方
- ビーカーに精製水、コウジ酸原末などを全て入れて混ぜます。
- 全体が均一に混ざれば完成です。
[5]コウジ酸とハイドロキノン
コウジ酸と同じ、美白効果やシミケアに効果があるのがハイドロキノンです。コウジ酸もハイドロキノンもチロシナーゼの働きを抑制し、メラニンが黒くなるのを防ぐ働きがありますが、ハイドロキノンのほうがコウジ酸と比べて効果が高いと言われています。
ただし、ハイドロキノンは濃度が高すぎると、肌トラブルなどの心配もあるので注意しましょう。皮膚科で処方されるハイドロキノンは、医師の使用方法を守って使うようにしてください。
[6]コウジ酸の副作用
コウジ酸は、安全性が確認されている成分です。しかし、2003年から2005年にかけては肝がんを引き起こす可能性があるとされ、美白化粧品への配合が禁止されていました。
メーカーの追加実験によって安全性が再確認され、現在では多くの化粧品に使用されているので、副作用はほとんどないといっていいでしょう。ただし、稀にコウジ酸が肌に合わない人もいますので、敏感肌の人や肌が弱い人は使用する前にパッチテストをすることをおすすめします。
[7]コウジ酸を使用しているブランドは限られている
先ほど副作用の部分でもご説明したように、コウジ酸は一度配合が禁止されている成分です。安全性は確認されていますが、悪いイメージがついてしまった成分なので、化粧品会社には人気がありません。
現在、コウジ酸を含んだ美白化粧品を販売しているのは三省製薬(デルメッド)、コーセー、コスメデコルテ、アルビオンなどです。ブランドの選択肢は多くないのが現状です。
[8]コウジ酸を利用して、美肌になろう
美白効果が高く、安全に使用できるコウジ酸のご紹介をしました。コウジ酸は美白効果だけでなく、シミや黄ぐすみの予防などさまざまな効果があります。防腐剤などが含まれていない、手作りコウジ酸化粧水も作ることができるのも嬉しいですよね。
美白効果が欲しいけど、添加物を多く含んだ化粧品は避けたいと思っている人は、ぜひ手作りのコウジ酸化粧水を作ってみてください。コウジ酸原末もお手頃価格で販売されているので、チェックしてみてくださいね。
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