スキンケア

美容効果の高いビタミンC誘導体の種類や特徴は?使い方をマスターして美肌を目指そう

あらゆるところに表示されている「ビタミンC誘導体」。「そもそもビタミンC誘導体って何?」「ビタミンCとどう違うの?」などという疑問にお答えします。ビタミンC誘導体の種類や特徴、肌への効果、また化粧品の選び方や使い方なども合わせてご紹介します。

美容効果の高いビタミンC誘導体の種類や特徴、おすすめの使い方とは

2018年05月02日更新

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記事の目次

[1]ビタミンC誘導体について

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ビタミンC誘導体とは

ビタミンC誘導体とは、ビタミンCを改良させたものです。ビタミンCは、安定性が悪く壊れやすい物質で水に溶かしたり、空気に触れることで酸化すると、効果が失なわれやすいという特徴を持ちます。

化粧品への配合も難しく、なかなか使いづらいものでもありました。しかし、そのようなビタミンCに手を加えて、誘導化することによって安定したビタミンCを作りだすことができたのです。。美白効果や抗酸化作用があるビタミンCを、ビタミンC誘導体に改良することで、皮膚に浸透しやすくなりました。

そもそもビタミンCって何?

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正式名称「L-アルコルビン酸」と呼ばれるビタミンCは、美肌効果の高い成分です。野菜や果物などに多く含まれており、美白効果やシワ・たるみの予防、ニキビの予防・改善、毛穴トラブルの防止など、さまざまな効果が期待できます。

また抗酸化作用を持ち、老化を促進する活性酸素を減少させ酸化したビタミンEを再生する効果もあります。そのため、エイジングケアに欠かせない成分なのです。

ビタミンC誘導体の特徴

  • 浸透率が高い
  • ビタミンCは肌への浸透力が悪いとされていますが、ビタミンC誘導体に改良することで浸透力を良くし、肌の角質層まで浸透するため、肌の奥深くからケアをすることができます。

  • 抗酸化作用が高い
  • 改良する前のビタミンCにも抗酸化作用はありますが、酸化しやすく効果があまり期待できませんでした。ビタミンC誘導体にすることで、酸化しにくく強い抗酸化作用が期待できます。

  • 安定している
  • 水に溶けやすい性質を持つビタミンCでしたが、ビタミンC誘導体は肌に浸透した後にビタミンCとなるので、より効果が持続し安定するのです。

高濃度ビタミンC誘導体のほうが効果が高い?

美容効果の高いビタミンC誘導体の種類や特徴、おすすめの使い方とは
化粧品に含まれているビタミンCの濃度は、一般的に1%~2%と言われており、クリニックなどの医療化粧品に関しては5%~6%と高濃度ビタミンC誘導体が使用されています。濃度が高いと、より肌への効果もあるのかと思いがちですが、効果は必ずしも比例するものではありません。

ビタミンC誘導体の濃度が高くても、その分肌に浸透しなければ効果を得ることができません。また、ビタミンCには、肌の皮脂量を調整する作用があり、高濃度のビタミンC誘導体を使用することにより、肌が乾燥しやすくなるというリスクもあります。このようなことから、高濃度だからといって効果が高いというわけではなく、自分の肌に合った化粧品を選ぶことが大切です。

[2]ビタミンC誘導体の種類と特徴

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ビタミンC誘導体はいくつか種類があり、水溶性、油溶性、そして水溶性と油溶性の両方の特性を持ちます。この3種類の特徴からみていきましょう。

水溶性ビタミンC誘導体

水溶性ビタミンC誘導体は、皮膚への浸透率がよく吸収が早いため即効性が高く、ニキビや美白に効果があります。しかし、乾燥しやすく紫外線には弱いという特徴があります。高濃度ビタミンC誘導体になると刺激が強いので、肌の弱い方は注意しましょう。

油溶性ビタミンC誘導体

油溶性ビタミンは、肌への刺激が少ないので、乾燥肌や敏感肌の方でも安心して使用することができます。。水溶性ビタミンC誘導体に比べると即効性はありませんが、24時間持続します。

水溶性と油溶性の両方の性質を持つビタミンC誘導体

両方の性質を持つビタミンC誘導体は、APPS(アプレシエ)と呼ばれ新型ビタミンC誘導体です。肌への刺激がなく、高い浸透力が期待できます。また即効性が高く、皮膚に馴染みやすいのも嬉しいですよね。しかし水溶性ビタミンC誘導体と油溶性ビタミンC誘導体に比べると価格が高いので、普段使いには向いていないかもしれません。

化粧品などのビタミンC誘導体が使用されている場合、成分表示には「ビタミンC誘導体」と表記されているのではなく、以下の成分名で表記されています。

  • リン酸アスコルビルMgマグネシウム/水溶性
  • 水溶性の特性を持つリン酸アスコルビルMgマグネシウムの原料は、粉末もしくは顆粒状です。化粧水やパウダー、クリームなどに利用されることが多く、安定的に配合できます。しかし、濃度が高くなると沈殿が起こりやすくなるという特徴もあります。

  • リン酸アスコルビン酸ナトリウム/水溶性
  • リン酸アスコルビン酸ナトリウムも水溶性の特性を持つビタミンC誘導体で、リン酸アスコルビルMgマグネシウムよりも効果が低いとされます。濃度を濃く配合できるので、比較的使いやすい成分です。

  • テトラヘキシルデカン酸アスコルビル/油溶性
  • 油溶性のテトラヘキシルデカン酸アスコルビルは、別名イソパルミチン酸アスコルビルまたはアスコルビン酸イソパルミテートとも言われており、VCIPと表記される場合もあります。化粧品の中でも、油分を含んでいるクリームなどの化粧品に配合されているものです。

  • アスコルビン酸-2リン酸-6パルミチン酸
  • 水溶性と油溶性の両方の特性を持つ、進化型のビタミンC誘導体です。別名APPS(アプレシエ)とも呼ばれ、角質層だけでなく真皮まで浸透しやすい成分です。水溶性のビタミンC誘導体と比べると、100倍の浸透力を持ちます。

[3]ビタミンC誘導体のもつ効果

ビタミンC誘導体は、化粧品に配合されることの多い成分の1つです。美白やエイジングケアを目的とし、ビタミンCを加工したビタミンC誘導体は、皮膚への浸透率も高くより効果を発揮します。

美白-シミ・くすみ予防-

美容効果の高いビタミンC誘導体の種類や特徴、おすすめの使い方とは
メラニン色素の生成を抑制する効果のあるビタミンC誘導体には、紫外線による活性酸素を取り除くことで美白効果が期待できます。しかし、シミの予防には効果がありますが既にできてしまったシミに対しては効果がありません。

ニキビ改善

美容効果の高いビタミンC誘導体の種類や特徴、おすすめの使い方とは
ニキビ予防やニキビ改善にも効果があります。既にできてしまったニキビの炎症に対して、ビタミンC誘導体の持つ抗酸化作用が働き、肌の炎症を促進する活性酸素を取り除いて炎症後の色素沈着を防止します。

炎症を抑える働きによって、ニキビ跡の赤みも抑えることが期待できます。また、皮脂の過剰分泌を調整する皮脂抑制作用もあるので、にきび予防にもつながります。ビタミンC誘導体は、ニキビ予防、できてしまったニキビ、ニキビ跡など全てのニキビの悩みに効果があります。

ちなみに、乾燥はニキビを助長させてしまう恐れがあるので、ビタミンC誘導体を含んだ化粧水の上から保湿クリームなどを塗って、肌が乾燥しないように注意してください。

毛穴対策

美容効果の高いビタミンC誘導体の種類や特徴、おすすめの使い方とは
皮脂を抑える効果があるビタミンC誘導体は、開いた毛穴に効果があります。特に、生まれつき毛穴の皮脂腺が大きく、脂っぽく赤ら顔の人にオススおすすめです。

他にも、年齢を重ねるとともに縦のしずく型のたるみ毛穴にも効果があり、コラーゲンの生成を促すので肌にハリ・ツヤが生れます。開いた毛穴やたるみによる毛穴の多くが、加齢によって引き起こされるので肌の新陳代謝を促進することが大切です。

シワ・たるみ改善

美容効果の高いビタミンC誘導体の種類や特徴、おすすめの使い方とは
ビタミンC誘導体には、コラーゲンの生成を促す働きがあり、肌にハリや弾力を蘇らせる効果があります。シワは老化とともに起こり、自然に消えることはありません。そのままの状態にしておくと悪化するので、ビタミンC誘導体を使って、シワを食い止める必要があります。

また、ビタミンC誘導体には抗酸化作用があり、睡眠不足や紫外線などで生じる活性酸素の働きを抑制し、コラーゲン、エラスチンを保護して肌のシワやたるみの改善にも効果があります。肌のたるみは筋肉の衰えも原因と考えられるので、ビタミンC誘導体が含まれた化粧品を使用するとともに、頬のエクササイズも並行して行いましょう。

アンチエイジング

肌の老化の原因の1つとされている、肌の酸化を取り除く抗酸化作用があります。これにより、肌の若々しさを保つことができます。

[4]ビタミンC誘導体が含まれた化粧品の選び方

種類を確認する

ビタミンC誘導体が配合されている化粧水を選ぶときには、必ず成分表を確認するようにしましょう。

水溶性ビタミンC誘導体や油溶性ビタミンC誘導体など、それぞれの特徴に合わせて肌にあったものを選ぶのがベストですが、注意したいのは「ビタミンC配合」と表記されている化粧水です。このような化粧水の中には、ビタミンC誘導体が配合されているのではなく、良く似た成分が配合されている場合もあることを覚えておきましょう。

製造された年月日をチェックする

購入した化粧品を保管する際には、温度変化の激しいところや湿気が多いところ、直射日光があたるところを避ける必要があります。

多くの化粧品は、未開封の状態で3年間は品質が保証されていますが、保管場所を間違えると未開封の場合でもビタミンC誘導体はどんどん鮮度が落ちてしまう可能性があります。自宅での保管場所は確保できるとしても、化粧品売り場においてきちんと管理されているかというと難しいところですよね。だからこそ、ビタミンC誘導体が配合された化粧品を購入するときには、製造された年月日ができるだけ新しいものを選ぶようにしましょう。

色を確認する

酸化がないビタミンC誘導体は無色ですが、開封後酸化が進むにつれて無色から黄色っぽい色へと変化していきます。変色しても使用できないわけではありませんが、ビタミンC誘導体が酸化しており、効果が低くなっていることが考えられます。

APPS(アプレシエ)が配合された化粧水などは、酸化を防ぐために遮光タイプボトルが使用されていることもあります。購入の際に、ボトルの色や容器の容器のタイプも確認しておきましょう。

粉末タイプかどうか

最近では粉末タイプのビタミンC誘導体が販売されています。粉末タイプのものだと、使用する直前にビタミンC誘導体を混ぜ込むので、より効果を高めてくれるからです。

ビタミンC誘導体が既に配合されている化粧品だと、手元にとどくまでに鮮度が低下し、効果が低くなってしまう可能性があることを懸念して作られたものです。より効果を得たいのなら粉末タイプがオススメですが、使いやすさや手間を考えて、ご自身に合ったものを選んでください。

[5]ビタミンC誘導体の使い方

基本的な使い方とは

美容効果の高いビタミンC誘導体の種類や特徴、おすすめの使い方とは
全ての化粧水に共通することですが、化粧水の正しい使い方をすることで、より効果が発揮されます。これから化粧水を使用するときには、意識しておきましょう。

≪化粧水の基本的な使い方≫

  1. 化粧水は手にとって、手でつけるようにする
  2. 化粧水は一度で付けるのではなく、顔全体に2~3回こまめに足しながらつけるようにする
  3. 化粧水をつける前に、顔や手をホットタオルで温める

ローションパックもおすすめ

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ビタミンC誘導体に改良することで、浸透力が高くなり、浸透スピードが速くなったといっても、他の美白成分に比べると、浸透スピードはゆっくりしています。ですので、5~10分のローションパックを行うことでよりビタミンC誘導体の効果を引き出すことができます。

ローションパックを行う際に、肌に乾燥やつっぱりを感ずる場合には、精製水で薄めることをおすすめします。ローションパック中に、肌がヒリヒリしたり赤みが出たりした場合には、すぐに中止してください。

ビタミンEも同時に摂ろう

ビタミンC誘導体の美容効果をより発揮するためには、ビタミンEと同時に補給することが望ましいです。抗酸化作用が高まり、持続しやすくなります。ビタミンEは油溶性なので、クリームや乳液に配合されています。

ビタミンC誘導体が含まれた化粧水とビタミンEを含んだクリームを一緒に使うことで、より美肌効果が期待できます。

[6]ビタミンC誘導体を上手に摂取して、若々しい肌になろう

美容効果の高いビタミンC誘導体の種類や特徴、おすすめの使い方とは

いかがでしたか?ビタミンCを効率よく取り入れてくれるビタミンC誘導体はスキンケアには欠かせない美容成分の一つですよね。
上手に取り入れることで、肌の悩みやトラブルを解決に導いてくれ、加齢にも負けない美肌を手に入れることができます。

これから、化粧品を選ぶ際には“ビタミンC誘導体”のことを思い出して、成分表などチェックしてみてくださいね。ぜひご自身の肌に合った化粧品を見つけ出してください。


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