[2] 運動で産後ダイエット

骨盤矯正

出産後に大きく開いた骨盤は、そのままの状態で放置しておくと元に戻らなくなってしまい、歪みの原因になります。骨盤が歪んだままの状態が続いてしまうと、血流が悪化して栄養成分が身体全体に行き渡らなくなってしまいます。

その結果、基礎代謝が上がらず脂肪燃焼がスムーズに行われなくなり、太りやすい体質になってしまうのです。

骨盤の歪みは内臓にも影響が出てくるので、便秘がちになってぽっこりお腹になってしまうこともあります。また、ボディラインにも影響がでるので、腰回りやお尻が大きくなってしまうなどの見た目が悪くなってしまいます。

具体的な方法では、自分で骨盤ベルトを買って巻いたり、骨盤矯正の専門クリニックに通われている方が多いようです。芸能人ママも他の産後ダイエット方法と併用して骨盤矯正を行っている人がとても多いです。

• 東原亜紀さん

Akiさん(@akihigashihara)がシェアした投稿 – 2018年 4月月30日午後5時02分PDT

抜群のプロポーションを誇るタレントでモデルの東原亜紀さんですが、なんと4人のお子さんをもつママです。骨盤ダイエットで腰回りの脂肪を減らし、ウエストマイナス10cmとO脚改善の効果もあり、とても美しい美脚を手に入れました。

東原さんはご自身がプロデュースした骨盤ベルトや本も販売しています。4度の出産を経験した後もあの健康的でメリハリのある体型を維持できているのは、徹底した骨盤ケアの賜物ですね。

• 市井紗耶香さん

市井紗耶香 SAYAKA ICHIIさん(@sayakaichii)がシェアした投稿 – 2018年 4月月19日午前1時11分PDT


元アイドル歌手の市井紗耶香さん。今では33才にして4児のママです。母乳育児で食事制限を一切せず、骨盤矯正に取り組んでいました。

実際に使用していた骨盤ベルトをご自身のブログで紹介されていて、骨盤ベルトガードルという骨盤ベルト＋骨盤ガードルの一体型になったものを使用していたようです。普通の骨盤ベルトと違って履くタイプなので、ズレの心配がなくホールド感が強いのが特徴ですね。

インスパイリング・エクササイズ

• 篠原涼子さん

kikumiさん(@kikuchara)がシェアした投稿 – 2015年11月月19日午前6時07分PST


2人のお子さんを出産し、2度の産後ダイエットを3ヶ月間で達成した篠原涼子さん。第一子出産時にはマイナス13kg、第二子出産後にはマイナス16kgという驚異的な数字を出しています。今では下着メーカーのCMで見事なナイスバディを披露されていますよね。

ストイックに頑張った、と話す篠原さんは「インスパイリング・エクササイズ」で産後ダイエットを成功させました。

インスパイリング・エクササイズはインナーマッスルを鍛えるために考案された、骨盤矯正の一種です。女優さんやモデルさんのパーソナルトレーナーとして活躍されている骨盤ダイエットの第一人者Mikacoさんが開発者です。

普通の筋力トレーニングとは違い、身体を支えている骨格に着目したエクササイズなので、産後の骨盤の歪みを治すには最適な方法です。

日常生活での緊張をほぐしながら骨盤の歪みを矯正し、普段使わないインナーマッスルを鍛えることでしなやかな身体を作ることができます。血流やリンパの流れも良くなるので、女性に多い冷え性や肩こりにも効果が期待できます。

身体の外側ではなく内側に刺激を与えることで基礎を作るので、リバウンドを防ぐことも可能です。特別な器具を使わず、自宅で気軽に行えるのも嬉しいですね。

グラビティヨガ

• 藤本美貴さん

藤本美貴さん(@miki_fujimoto.official)がシェアした投稿 – 2015年 4月月14日午後7時09分PDT


比較的つわりが軽く、出産中はつい食べ過ぎてしまったという藤本美貴さん。妊娠中は他の芸能人ママと比べると少しふっくらとした印象がありました。

そんな彼女が実践したのが「グラビティヨガ」です。妊娠中に14kg増えた体重が、この方法で産後3ヶ月で15kgのダイエットに成功しました。

グラビティヨガは日本発祥のヨガで、アングルドボルスターというクッションのような補助用具を使ってヨガを行うのが特徴です。美貴さんは補助用具を使わずタオルで代用していて、バスタオル数枚と紐で自作することができます。

通常のヨガと違うのは、自ら身体を伸ばしたり開くのではなく、地球の重力と自分の体重を利用して無理に身体を伸ばさない点です。補助用具やタオルを活用しながら身体を暖め、産後の開いてしまった骨盤を元に戻すのに効果的といわれています。

重力に身を任せるポーズはマッサージのような心地よさで、産後のママの身体に優しい方法ですね。また、ジムに通う必要がなく自宅で気軽にチャレンジすることができます。

美貴さんはグラビティヨガの資格も取得されていて、インストラクターとしても活躍されています。グラビティヨガに関するダイエット本も出版していて人気があります。

リフレクソロジー

• 優木まおみさん

優木まおみさん(@yukimaomi)がシェアした投稿 – 2018年 4月月7日午後9時42分PDT


妊娠時にプラス13kg増加し、産後1ヶ月でマイナス5kgしか落ちなかったため本格的な産後ダイエットを開始した優木まおみさん。ダイエット実践後は見事マイナス12kgの減量に成功しました。

まおみさんが実践した方法は「リフレクソロジー」という近年注目されているダイエット方法です。リフレクソロジーは反射療法ともいわれていて、簡単に言うと足の裏をマッサージするダイエット方法です。

足裏の特定部分を押すことによって血行促進や老廃物の排出し、痩せやすい身体にする効果があります。また、リラクゼーションの効果も期待できるので、育児ストレスの解消にぴったりですね。

まおみさんはこのリフレクソロジーとウオーキングを合わせて行うことで、体重減少と太もも周りシェイプアップに成功しました。

[3] 産後ダイエットの注意点

ダイエットを始める時期

出産が原因で開いてしまった骨盤は「産後6ヶ月間」が骨盤が動きやすく元に戻しやすいといわれています。また、妊娠中についた脂肪は通常の脂肪よりも燃焼されやすく、これもまた「産後6ヶ月」までといわれています。

できれば早いうちに対策を始めるのがベストなのですが、まずは自分の身体の回復を優先させましょう。産後の1ヶ月検診を受診して、普通の生活に戻してもいいという診断が出てから始めていきましょう。

逆に心配なのが、ダイエットを始めるのが遅すぎるパターンです。産後の育児に追われて「子どもが手がかからなくなってからでいいや」と考えてしまうと、妊娠前の体型に戻れるチャンスを失ってしまう可能性があります。

産後6ヶ月を過ぎてしまうと脂肪が定着し、骨盤の歪みも矯正しにくくなってしまいます。産後はどうしても自分の時間を確保することが難しくなってしまうので、出産前からダイエットに関する情報を集めたり、予定を立てておくとスムーズに始められます。

産後ダイエットは「半年間の集中ダイエット」だと考えると取り組みやすいですよ。

無理せず焦らない

産後ダイエット以外のダイエット方法でも同じですが、継続することが一番大切です。妊娠前の服を着られるようになりたい！憧れの芸能人ママのような体型になりたい！といった明確な目標を立てて、毎日コツコツ焦らず続けることが大事です。

早く体重を元に戻したいという焦る気持ちもありますが、急激な運動は体調悪化に繋がるのでくれぐれも注意しましょう。

ストレス解消を心がける

産後は子どもの育児や家事で疲労が溜まり、強いストレスを感じることも多いですよね。母乳育児をしている人は子どもへの栄養を考えすぎて神経質になることもあります。

このことが暴飲暴食へのきっかけになり、逆に太ってしまったという人も多いのも事実です。産後ダイエットは育児中のストレスと上手につきあっていかないと成功しません。

赤ちゃんとの散歩で気分転換をしたり、アロマや音楽などの自分が好きなものでリフレッシュしてストレス解消を心がけるとよいでしょう。

[4] 続けやすく無理のないダイエットを挑戦しよう

芸能人のママたちは産後復帰されて、美しいスタイルで活躍されていますよね。数種類のダイエット方法を合わせて取り入れていたり、妊娠中から計画を立てて実践されていたりと意識の高さを実感します。

みなさんも育児をしながらでも続けられる無理のないダイエット方法を見つけて、憧れのボディラインを手に入れましょう！