自然に優しいビオホテルって何?オーガニックを堪能できる設備やアメニティを一挙公開

「ビオホテル」という言葉をご存知ですか?実は日本国内において、ビオホテルの認証を受けているのはたった2つしかありません。ビオホテルとは厳しい認証基準をクリアしたオーガニックを堪能できる宿なのです。日常とかけ離れた心も身体も癒されるビオホテルをご紹介します。

自然に優しいビオホテルって何?オーガニックを堪能できる日本のビオホテルをご紹介

2018年04月18日更新

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[1]ビオホテルって何?

ビオホテルとは

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ビオホテルとは、2001年に有機認証団体のサポートを受けて発足した「ビオホテル協会(Die BIO HOTELS)」のことです。ヨーロッパにあるビオホテル協会は、世界で唯一厳しいBIO基準を規約としており、ビオホテルの「ビオ(BIO)」はオーガニックの意味を持ちます。

2016年12月の時点で、ビオホテル協会の厳しい基準をクリアして認定を受けたホテルは、ドイツ、イタリア、オーストリア、スイス、スペイン、フランス、ギリシャの7ヶ国から約100件選ばれています。現在では、オーガニックが一般市民にも広く身近な存在になり、100%オーガニックの食事や環境を持つビオホテルが急激に注目を浴びるようになりました。

ビオホテルの特徴

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ビオホテルでは、全てのものがオーガニックとなっています。食事や飲み物、シャンプーや石鹸といったコスメ類はもちろんのこと、タオルやベッドリネン類もオーガニックにこだわっています。

施設内の建材や内装材においても、できる限り自然の素材を利用し、再生可能エネルギーを積極的に活用するよう心がけています。また、地球環境のためにCO2の排出量削減にも厳格に取り組んでいるのです。

BIO HOTELS JAPAN(BHJ)とは

 
ヨーロッパのビオホテル協会の公認を受けて、2013年5月に日本で発足した日本ビオホテル協会のことです。日本におけるビオホテル認定は、全て日本ビオホテル協会が担っており、ビオホテルの認証基準に加えて、独自の厳しいガイドラインも設定しています。

ビオホテル認定には、1つ1つの食材や食品、使用する製品やコスメ類、生活雑貨など全ての者に対し背景にあるスト―リーも含めて、直接確認をして検証をしています。

ビオホテルジャパンの特徴

ヨーロッパのビオホテル協会の認証な認定にとらわれず、食品や製品について独自の厳しいガイドラインを設定しています。素材や食品、製品において1つ1つ直接確認し、生産者や流通者とも信頼関係を築くことを大切にしています。

また、生産者同士の交流の場や学びの場を設けたり、生産者とゲスト(生活者)とのネットワーク作りも積極的に行っています。

ビオホテル認証基準

 
ビオホテルの認証を受けるためには、3つの認定基準を受けることが重要です。

  1. フード基準
  2. 有機認証を受けた農産物や加工品を使用すること、または日本ビオホテル協会が設定したガイドラインに適合した食材を90%以上使用すること

  3. コスメティック基準
  4. 宿泊施設で提供する、シャンプーや石鹸、スキンケアなどのコスメティック製品は国際的なオーガニック認証機関が認証したものを使用すること、または同等の安全性を有する製品を使用すること

  5. 環境基準
  6. CO2排出量削減や再生可能エネルギーに関して、1つ以上の取り組みがある実践していること

ビオホテルのフード基準における格付け

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格付けと言うと、ミシュランなどでは星を使用していますが、ビオホテル協会ではリーフを使用し、格付けを行っています。

  • 5リーフ(ビオホテルとして認証)
  • 全ての食品や飲料品が、日本ビオホテル協会が設定しているガイドラインに適合している

  • 4リーフ(ビオホテルとして認証)
  • 食品や飲料品を年間で仕入れており、コストの90%以上が日本ビオホテル協会のガイドラインに適合している

  • 3リーフ(ビオホテルとして認証)
  • 食品や飲料品を年間で仕入れており、コストの75%以上が日本ビオホテル協会のガイドラインに適合している

  • 2リーフ(ビオホテルの認証を目指している、FOBH(フレンズオブビオホテル)とする)
  • 食品や飲料品を年間で仕入れており、コストの50%以上が日本ビオホテル協会のガイドラインに適合している

日本にあるビオホテル

現在、日本では2つの宿泊施設がビオホテルに認証されています。2013年5月に発足した日本ビオホテル協会が、2年後の2015年5月に認証したのが、長野県にある「八寿恵荘」です。その後、2016年4月に福島県の温泉宿「おとぎの宿 米屋(よねや)」が認証されました。

この2つのビオホテルについて、詳しくみていきましょう。

[2]日本初のビオホテルは長野県の「八寿恵荘」

八寿恵荘とは

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日本で初めてビオホテル認証を獲得したのは、長野県にある“カミツレの里”にある癒すの宿「八寿恵荘」です。

『訪れる全ての人が心からリラックスできるような場所となるように』との願いのもと作られた八寿恵荘は、土や木に触れて、大地の恵みを味わって、人間のもつ五感全てを通して自然の力を身体いっぱいに感じることができます。

訪れた人と人が出会い、地域とつながり、まるで“もう一つのふるさと”であるかのような存在感のある宿です。

八寿恵荘の特徴

  • 出会う
  • 八寿恵荘には、人が集い、人と人とがつながる仕組みがたくさんあります。「だいにんぐ」や「らうんじ」で同じ空間で同じ時間を共有することで生まれる出会いは、八寿恵荘ならではのものです。

    薪ストーブを囲んで初対面の人と語らいあうことも可能です。施設内の団欒だけにとどまらず、カツミレの里においてはさまざまなイベントが開催されています。

    農業体験や定植体験、ヨガ教室、料理教室、かまど炊き体験などワクワクするイベントで、多くの人とつながることができます。

     

  • 味わう
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    八寿恵荘では、敷地内にある自社農園で有機野菜を育てています。採れたての野菜を提供することで、豊かな自然の恵みを受け取ることができます。また、八寿恵荘の「だいにんぐ」には共有のミニキッチンもあり、農業体験で収穫した野菜を自分たちで調理することもできます。

    化学調味料や添加物を一切使用しない、素材の味を生かした料理を心ゆくまで楽しむことができます。

  • ふれる
  • 土にふれることは、心を解放する方法の1つです。農業体験や収穫体験を通して、土にふれ、身体いっぱい大地を感じることができます。そして八寿恵荘の中は裸足になります。

    24時間床暖房対応なので自然な温かさを保っており、足の裏から伝わる木のぬくもりは、なかなか体験できるものではありません。

  • ほぐす
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    カミツレの里には、5月中旬から6月にかけて13万本のカモミールが咲き誇ります。小さいながらも太陽に向かって、のびのびと咲き誇るカモミールは見るだけで心を癒してくれます。

    そして、八寿恵荘自慢の1つがカモミールから抽出した“カミツレエキス”を配合し、華密恋薬用入浴剤として大浴場にたっぷり入れた「華密恋の湯」です。浴場の窓からはカミツレ畑を眺めることができ、非日常空間の中心も身体も芯からほぐれてゆくことでしょう。

  • いやす
  • 八寿恵荘は、地元の8種類の自然素材であるアカマツ、ケヤキ、スギ、ナラ、クリ、ヒノキ、サクラ、タモの木を使って作られています。八寿恵荘の扉を開けた瞬間に漂う、天然の木の香りは思わず深呼吸したくなるほどの清々しいものです。

    ふんだんに木を使用した施設内は、まるで森の中に佇んでいるかのような、森の香りやかぜ合い、肌触り全てが五感を癒してくれます。

    【詳細】
    住所:〒399-8604 
    長野県北安曇郡池田町広津4098
    電話番号:0261-62-9119

[3]日本初!温泉宿の「おとぎの宿 米屋(よねや)」

おとぎの宿 米屋(よねや)とは

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2016年4月にビオホテル認証を受けたおとぎ宿 米屋は、本格的な料理とファシリティ設備、そして天然温泉を備えた旅館としては日本で初めてとなります。環境に配慮するのはもちろんのこと、お客様1人1人に健康的で美味しい料理を提供し、居心地の良い空間を提供しています。

おとぎの宿 米屋(よねや)の特徴

  1. フード基準
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    米屋で提供されている食品は、自社農園で栽培している無農薬野菜、無肥料野菜や、近隣の生産者を中心とした無農薬栽培、有機栽培の農産物を始めとし、調味料や加工食品など有機認証を受けたものを使用しています。また、飲料品に置いても各品目ごとにオーガニック認証されたものを用意しています。

  3. コスメティック基準
  4. それぞれに部屋に設置してあるシャンプーやボディーソープ、スキンケア製品を含め、大浴場でのシャンプーやボディソープも、国際的なオーガニック認証を受けたオーガニックコスメを使用しています。

  5. 環境基準
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    米屋では、大浴場や部屋付きの露天風呂の温泉水を、宿泊施設内の給湯や冷暖房のエネルギーに変換し、活用するというシステムを導入しています。また、CO2排出量の削減にも積極的に取り組んでいます。

【詳細】
住所:〒962-0043 
福島県須賀川市岩渕字笠木168-2
電話番号:0248-62-7200

[3]家がビオホテルに?ビオホテルブランドのオーガニック商品

BIO HOTEL ハーバルハミガキ

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無農薬の天然界面活性剤「ムクロジの実エキス」を塩洋した、ビオホテルブランドの歯磨き粉です。天然の洗浄剤として使用でき、歯垢を取り除いたり、口臭を防ぐ効果もあります。歯ぐきへの刺激もなくし、ホワイトニング効果もあります。

BIO HOTEL ハーバルシャンプー

 
自然由来成分を配合したハーバルシャンプーは、エッセンシャルオイルと植物エキスを贅沢にブレンドしたものです。レモングラスとローズマリーのエッセンシャルオイルは、アロマテラピーの効果も体感することができます。

BIO HOTELヘアワックス

 
100%自然由来成分を配合した、セミハードワックスです。無農薬栽培のお米を原料とする“コメヌカオイル”を主成分にしており、ビタミンEを多く含んだ植物油脂オイルとともに、髪の健康をサポートしてくれます。

髪にワックスを付けたあと、手に余ったワックスは手になじませることで、保湿することができます。

[4]ビオホテルで極上のオーガニックを体験しよう

biohotelrupertusさん(@biohotelrupertus)がシェアした投稿

 
最近では、日本でも「オーガニック」というワードをよく目にするようになりました。オーガニックカフェ、オーガニック食品など自ら進んで選ぶという人も多くいるのではないでしょうか?

今回ご紹介したビオホテルは、宿泊施設まるごとオーガニックの空間であり、ありのままの自然の恵みを堪能することができます。忙しい日々を過ごしていると、ゆっくり自然の中にいることも少ないですよね。

そんな時には、時間をみつけてビオホテルで寛いでみてはいかがですか?非日常空間で心も身体もゆっくり癒されましょう。

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